【旅の記録】ロシア帝国の象徴エルミタージュ美術館:ロシア【22】

ロシア

11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録

2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。

巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…

初めての方はコチラから → 11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録と記憶

こんにちは、mickです。

この日は、朝から雨だったので屋内で楽しめるエルミタージュ美術館へ。
美術品をみるなら一度は行ってみたかったエルミタージュ美術館。

ここで丸1日を費やすことができるのは、一人旅の醍醐味。

エルミタージュ美術館の中だけでの移動だったけれどもどれだけ歩いたことか。
ちょっとだけ嫌いなこともあったけれど、一日中美術品で過ごせる幸せを味わったぞ。

エルミタージュ美術館は、自分の中で美術品ナンバーワン。

日付:2017年6月9日(金)エルミタージュ美術館

日付:2017年6月9日(金)
地域:サンクトペテルブルク
天候:雨

現代の旅人は物持ちすぎ

朝から雨。

次の目的地を決めるためホステルにとどまる事も考えた。
結局は、室内での観光ができるエルミタージュ美術館に行くことに決定。

朝食は、昨日買っておいたシリアルをもくもくと食べる。
他の宿泊者との交流もないまま。

この日は、カバンなしの身軽な格好で行動する。
美術品を身軽に見て回りたかったんです。
まあ、美術館に大きめカバンを持ち込めないっていうのもある。

雨具カッパ
スマホ
地球の歩き方

これだけ。
なんと身の軽いことか。

昔の旅人は、本当に身軽だったんだろう。

モーニングシリアル
モーニングシリアル

雨の日の洗礼

ロシアの道路の舗装状況が良くないため、水が溜まりやすい。
おかげで途中、車に水をかけられた。

こればっかりは、自分で気をつけるしかない。

日本国旗がある建物の前を通ったので、何かと思ったら日本の領事館。
あと5分もすればエルミタージュ美術館だから、立地いいな、領事館。

あいにくの天候
あいにくの天候
電線の張り方がなんかすごい
電線の張り方がなんかすごい
日本国総領事館
日本国総領事館
ジャパーン
ジャパーン

ちょっとがっかり宮殿広場

公園の前、そして川沿いに歩き、橋を渡る。

広大な宮殿広場にでたその奥にエルミタージュ美術館が現れた。
この広場、イベントの準備で工事をしてて景観はよくない。無念。

エルミタージュ美術館のチケットは、チケットの自動販売機がある。
開館前ですでに行列。

到着エルミタージュ美術館
到着エルミタージュ美術館

がっかり日本人にっこり中国人

そこで日本語を話し、日本語のガイドブックを持った日本人集団を発見。
どうしようかと思いつつ、話しかけたら塩対応。

はい、日本人。

聞き耳を立てていると、イギリスとロシアを視察中らしい。
仕事できているらしいが、公務できていて後ろめたい様子も見受けられたな。

それに、4台あるチケット自動販売機。
彼らが使っている機械が停止したとたん、その1人の女性が割り込んでくるし。

「すみませーん(ニヤニヤ」

じゃねぇし。
さらに、1回の手続きで5枚まで買えるのだけれど、一度に12枚も買う始末。

同じ日本人として恥ずかしいすぎる。
指摘できなかった自分も恥ずかしいとか、余計に腹が立つ。

「まじめねー」

なんて去っていくから、まじでーーーー( ゚д゚)、ペッ

4台並ぶチケットの自動販売機
4台並ぶチケットの自動販売機

気さくな中国のおばさん

自分がチケットを買い終わると、中国人のおばさんが話しかけてきた。

「ちょっとわからないから、買うの手伝ってよ」

中国人のこんな気さくな感じがホッとする。

なお、チケットは700ルーブル(当時約1400円)。
地球の歩き方に書いてあった金額から100ルーブル値上がり。
これはロシアのどこの施設もたいてい同じ値上がりっぷり。

入口の列がわからず、人が並んでいるところに一緒にならんだ。

おばさんの友だちが並んでいたところに一緒に入らせてもらう。

待っている間、中国人はロシアに14日間ビザ無しで入国できる、とか、おばさんたちはその計算を間違って航空券を取り直す羽目になった、とか、自分も世界をまわったことがある、とか、色々話してくれた。

おばさんの友人は、英語が話せないみたい。

なかなか列が進まない。
もう一方で人の並びが少ない列があったので、自分が様子を見に行った。

そしたらこっちが入場ゲートだった。

おばさんらを呼ぶと、感謝された。
いえいえ、こちらこそ。

一緒に写真を撮ったあと、クロックルームでお別れした。

エルミタージュ美術館のチケット
4台並ぶチケットの自動販売機
裏側
裏側

いよいよエルミタージュ美術館

10:30にチケット売り場に到着して、エルミタージュ美術館に入場後は11:30前。

結構かかったな。

この美術館は、外観もそうだけれど、その内装が刻のロシアの象徴を表しているかのようだった。
空間の広さが物語るスケールとその豪華さが物語る。

通常オーディオガイドは、節約のために借りないことが多いのだけれど、必要性を感じてレンタル。

これは大正解。

さすがエルミタージュ美術館、日本語の音声ガイド。

この日、18:00までかと思っていた営業時間は、金曜日のため21:00まで。
これも地球の歩き方に載っていたのと違ったっけ。
やっぱり、現地や公式Webサイトでもう一度確認しておくことは大事だね。

あと、オーディオガイドを借りるときは、自前でイヤホンを持っていたほうがいい。
そうしないと、オーディオガイドをずっと耳に当ててないといけないから腕が疲れる。

エルミタージュ美術館へ潜入
エルミタージュ美術館へ潜入
エルミタージュ美術館の最初のホール
エルミタージュ美術館の最初のホール
エルミタージュ美術館にて
エルミタージュ美術館にて
ピョートル大帝の間
ピョートル大帝の間
中庭
中庭
豪華なシャンデリア
豪華なシャンデリア

1万7千点以上もの収蔵数

エルミタージュ美術館の収蔵数は、とてつもない。

いま日本では「大エルミタージュ美術館展 オールドマスター 西洋絵画の巨匠たち」なんてのをやっているが、エルミタージュ美術館そのものには、全く影響がない。

それもそうで、1万7千点以上もの絵画作品を所蔵するエルミタージュ美術館。

そのうちの85点だけが日本に貸し出されているわけだから、影響があるわけがない。

レオナルド・ダ・ヴィンチ
ラファエロ
レンブラント
ルーベンス
エル・グレコ

巨匠の絵画がエルミタージュ美術館に並ぶ。

エルミタージュ美術館内に食べるところがあるので、お茶したり歩き疲れて昼寝したり。
閉館前の20:30まで過ごした。

ここ、エルミタージュ美術館にある隠者の隠れ家。

この名を持つ部屋のヴァイオリンの間に、テレビでみたことがあった「孔雀の時計」というからくり時計があった。

テレビで日本に修復を依頼したもの。
なんか嬉しい。

数々の本物がみれる喜び。

中でも、レンブラントの栄枯盛衰が垣間見るのがいい。

オーディオガイドのおかげでいくつか学ぶ。

作品の中の要素には、意味があることが基本らしい。
火・水・土・風といったエレメント。

人物が誰かを示すため、矢や短剣などシンボルが決まっているということ。
基本的には、宗教画はこういうことらしい。

ピカソとかまた別の絵には、別の見方があるのだろうか。

中世のフランス
オランダ
スペイン
イタリア
ドイツ
日本
中東
古代ローマ
エジプト
敦煌石窟の壁画

足が棒になるまで滞在。

満足。

いや、もっと居たい、そんな場所だった。

ラファエロの間
ラファエロの間
天井にも絵画が
天井にも絵画が
ラファエロの間
ラファエロの間
高い天井が居心地の良さを演出
高い天井が居心地の良さを演出
ある通路
ある通路
ブドゥアール
ブドゥアール
ニコライ二世の書斎
ニコライ二世の書斎
天井も注意してみておかないといけない
天井も注意してみておかないといけない
休憩!
休憩!
サーベルかっこいい
サーベルかっこいい

夕食はロシア定番食堂のスタローバヤ

帰りにロシアの食堂スタローバヤに立ち寄る。
場にある料理を指差せば、注文できるので結構簡単。
味も外れが少ない。

ビールを買って、夜ホステルのオープンスペースで飲もうと思った。

そしたら、夜はロシア人たちがウォッカを飲んで大盛りあがり。
日記を書いていたけれど、場のリズムが合わなくて適当なところで切り上げ。

部屋でビールを飲んだ。
ちょっと1人で行動するところに、外国に来てまで何やってんだかなって思うことも。

同室のフランス女子2人とも、明日でお別れか。
明日、自分は部屋を移動しないといけない。

めんどい。

ロシア定番の食堂、スタローバヤ
ロシア定番の食堂、スタローバヤ
料金表はーーよくわからん
料金表はーーよくわからん
300ルーブルなり
300ルーブルなり
エルミタージュ美術館を別の角度から
エルミタージュ美術館を別の角度から

補足

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