11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
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こんにちは、mickです。
この日は、サンクトペテルブルクを散策。
やたら歩いた日のひとつで、その距離はだいたい15km。
黙々と歩いたせいか、色んな思いが駆け巡った。
幸せな気分になったり、自分の癖に落ち込んだり。
トロイツキー橋の真ん中で感じたあの感覚。
ちょっと忘れていたので、これ書きながら思い出せてよかった。
本場ロシアのバレエを観たいと思ってたから、伝統あるマリインスキー劇場で高いチケットを購入。
そしたら、ホステル近くのアレクサンドリスキー劇場で半額以下で別のチケットが買えちゃったよ。
演目は「白鳥の湖」
ロシア語がわからなくてもストーリーを知っていれば全然みることができた。
最高。
この日のメモに、「怪しい市場」と「ケバブ屋」ってあったけど内容思い出せねぇ。
日付:2017年6月10日(土)本場ロシアの白鳥の湖
日付:2017年6月10日(土)
地域:サンクトペテルブルク
天候:晴れ
宿泊先で部屋を移動
朝起きて、昨日食べたのと同じシリアルが朝食。
ここのホステル、コーヒーが無料でついてはいるが、ぬるくて美味しくない。
保温とはいったい。
これならまだお湯のほうがマシ。
10:00くらいには食べ終え、右足の甲が少し痛むので、ベッドで休憩。
ゆっくりしたいがために、部屋の移動を行っておく。
4人部屋から8人部屋への移動。
11時までにはやってくれ、とホステルからは言われてたので従った。
荷物をまとめて移動完了。

新しいルームメイト
ベッドは上の段。この部屋は、天井が高いのが好き。
そのとき下の段に居た女性、タナが話しかけてきた。
「今日きたの?」
「2日前には来ていて、部屋を移動したんだ」
オランダか北欧系から来たのだと言っていた。
「ここサンクトペテルブルクに友だちがいるから、一緒にでかけるの」
そう話す彼女。
ホステルでは、同室の人と今日の予定を話すことが少なくない。
「罪と罰」の舞台ルート
ゆっくり休んで、13:30に出発。
地球の歩き方に載っている、「罪と罰」の舞台ルート、の逆を歩く。
この日、ルートを変えたり寄り道をしたりで、15kmは歩いたと思う。
ロシア美術館、血の上の救世主教会を通る観光シーズンでたくさんの人であふれていた。




物想う
教会の景観も観光地的フォトジェニック。
マルスの原を抜けて、ネヴァ川にかかるトロイツキー橋を渡る。
このとき、いやそれ以前から心持ちが落ちていて、ぐるぐるしていた。
仕事を辞めて、多くの時間とお金を使ってまで日本を飛び出した。
気持ちが揺るがないように見切り発車だとしても出国した5月20日。
ルートはロシアしか決めていなかった不安。
どうしても他人の旅をうらやんで、自分と比較する無意味さと辛さ。
本当、自分は何をやっているんだって思いながら歩く。
トロイツキー橋の真ん中あたりで、ふと朝に挨拶を交わしたホステルで掃除をしていた女性たちのことを思い出した。
「あなたたちがいるから、キレイなホステルで過ごせるんです」
そんな感謝を思っていると、日本の家族や友人のことを思い出して気持ちが熱くなって涙が溢れ出した。
そのときにとっさにとったメモにはこう書いてある。
「サンクトペテルブルクのネヴァ川を渡る。あなたが居てくれたから、その想いが自分が愛されていたと、そしてたくさんの人が助けの手を差し伸べてくれていると。遠い異国の地でその涙は、川の一部となって溶けていった」
何人か友人たちの顔が浮かぶ。
助けてほしい、そういえば助けてくれる人たち。
それと対比して助けることが苦手な自分を責める。
自分が助けてもらうためには、自分が「行動」するしかない。
こう書きながらこう思う「完璧な自分を求めている、それもとても強く」。
いつからか、望むことは厳しいし甘くないから無意味、真似をすることは責められ、否定される、質問は恥ずべき悪いこと、心のバイアスになったこれらは、いまここで改めてあらわになる。
こういったのを変えるには行動を変えるのが早い。
が、動けないから苦しむし。
「どうすればいい」
本当、叫びたい。
こうして心を動かすために外を歩くのはいいな。
もしかしたら、これも小さな「行動」なのかもしれない。



ロシアの愛の姿
トロイツキー橋を抜けて、砲兵博物館、ペトロパヴロフスク要塞を抜けて歩く。
天気がいいから、今日は博物館や美術館はパス。
天気の良さと初夏という季節もあってか、ウェディングフォトの現場を見かける。
ロシアの愛の姿の一部だね。
ヴァシリエフスキー島の岬を抜けて、ブラゴヴェシチェンスキー橋を渡り、マリインスキー劇場のチケット売り場へ。











マリインスキー劇場とスタローバヤ
マリインスキー劇場で明日の13:00からのチケットを買う。
バレエのジュエルズ。調べると、現代バレエの一つだそうだ。
ネットでみた最安値の価格は、2000ルーブル(当時約4000円)となっていた。
だがこれは、ロシア人用。
ツーリスト価格は、3300ルーブル(当時約6600円)。
高い。
それでも買ったよ、ちくちょう。
ロシアでしかできないことをするために。
劇場をでて、センナヤ広場を通って、途中のスタローバヤへ。
ここの豚肉の卵とじは美味しかった。
ホステルの近くに図書館があるので、近くをのぞく。
モスクワの国立図書館のときとちがって、入口がわからなかった。











本場ロシアのバレエと白鳥の湖
その隣にアレクサンドリスキー劇場があって、上演が近いのか人が次々と入っていく。
ネットでみたら白鳥の湖をやるみたい。
19:40にチケット売り場のカッサに行って、まだ買えるというから当日券を買う。
1300ルーブル(当時約2600円)。
これを観たら明日のはいらないのでは、と思ってしまう。
まあ、比較するのもいいかってことで自分を納得させておく。
チャイコフスキーの地ロシアでその演目が生で観れる幸運は受け取るべきだと思った。
オペラ劇場なんて初めてで、しかもロシア。
座席などのチケットの見方もさっぱり。
人に聞きながら無事に着席。
席の番号は、奇数が前、偶数が後ろみたい。
自分は、偶数。
安いチケットで舞台からは遠かったが、全体とその雰囲気はみれたのでよし。
白鳥の湖の内容も、急いで予習しておいた。
王子が悪魔に騙されていたと気づくシーンがグッときて好き。
王子とオデットの踊りも素敵。
もちろんラストは、呪いが解けてのハッピーエンド。







夜間のアルコール販売は禁止
本場のバレエに満足してホステルに帰る。
23:00前にスーパーでウォッカでも買おうと思ったらーー
「いまは時間外だからウォッカは売れないよ」
あれ、ビールはいいんかいな。
寝る準備をしたあと、日記を書く。
けれど、眠くて力尽きて寝てた。
補足
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