11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
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こんにちは、mickです。
無事に日本からポーランドに仕事できた友だちと会えた昨日。
今日は引き続き一緒に過ごすことに。
ウッチに住むコーディネーターさんが一緒にいてくれたので、めちゃくちゃ効率はいいし、なかなか知り得ないことを教えてもらえた。
一方で、友だちも仕事できているので、ベラルーシのビザを取得するのに苦労していた。
結局は、当日にビザを発行してもらうというすごいことをやってのけてた。
彼らと一緒にいるだけでめっちゃ勉強になった。
日付:2017年8月9日(水)ポーランドの伝説
日付:2017年8月9日(水)
地域:ウッチ
天候:晴れ
全然起きれない
NOVO HOTEL での朝食のことを考えて、7時に起きようとトライするも、あまりの眠たさに何度も目覚ましを止める。
朝のEんちゃんのメッセージで、朝食はないよ、というのがトドメになった。
なので、ギリギリまでまどろむ。
8:50集合となったので、予定より早めに準備をする。
8:30を過ぎて自分の泊まっているホステルを出発。
外は快晴。気持ちのいい朝。
人の往来もある。
ウッチは、特別大きな観光都市でないためか、のんびりしていて、人も悪い感じがしない。
この街が好きになりつつあった。
時間の関係で、少し焦っての移動で、景色みるのをおろそかになる。
少し、もったいないな、なんて思いながら集合場所へ向かう。
ベラルーシのビザ申請中
NOVO HOTEL に到着すると、ロビーにはKらさんやJこさん、そしてEんちゃんが座っていた。
どうも落ち着きがない。
心配している様子がみてとれる。
ベラルーシのビザ申請だもの。そらそうだ。
それに、飛行機のチケットもあるし、先方との約束もある。
Uださんは2つのミッション。
ビザを今日中に発行してもらうこと。
そして正午には受け取れるようにすること。
9時にベラルーシ領事館に到着した時点では、すでに3、4人の人がいて焦り始めていた。
自前の約束では、9時に領事館に入ること、だったからだ。
集合場所に合流したイズミさんに、領事館に連絡してもらって、優先して手続きしてもらえないか手配してもらう。
領事館の人もよく対応してくれている。
Kらさんパワーが火を吹く。
「アイムジャパニーズ!」「アイテレホーン!」「エクスプレスビザ!」
ビザの当日発行なんて、普通はありえない。
でもこの人はできる。
よくわからないが、すごい。
芯のある落ち着きがすごみを生み、何かやらないといけない、そんな気にさせるのだ。
「少し、全員座ってやろう」
ってなり、昨夜に食事したお店でお茶をする。
フルーツジュースが、20ズウォティ(当時、約620円)。
うお、20って高い。
現地コーディネーターの力
9時出発予定の観光も、10時過ぎた。
Kらさんは、観光に行くようにいうが、EんちゃんとJこさんは、首を縦に振らない。
他に、翌日のバスの手配をしたりする。
イズミさんが、慣れたように次々とこれらをこなしていく。
いくら言葉ができるとはいえ、すごい。
Kらさんが頼りのもわかる。
純子さんは、ずっとKらさんをケアして、腰や肩をもんでいる。
すごいサポート。
Uださんもすごい人たちに支えられているのがよく分かる。
それは、Uださんが本気だからか。
自分は、何に本気になれるんだ。
ここには、本気の人しかいない。本当に。
自分を除いて。
自分は本気なのだろうか。
10:30も回って、Uださんの返信もないことから大丈夫だろう。
そう思われ始めた。
Kらさんの強いすすめで、重い腰が上がり始める。
Kらさんは、部屋でやることがあるそうだ。
ウッチの観光スタート、映画博物館
タクシーを呼んで待つ。
10分でも来ないと思ったら、ホテルの反対側にきていたという。
ボタンひとつで呼び出しできるだけでもすごい。
まずは、映画博物館へ。
なにやらゆかりがあってのチョイスらしいが、自分にはさっぱり。
お金持ちの屋敷を改装して、博物館にした建物だということらしい。
キェシロフスキーやワイダという人の名前、残像という映画の名前が出てくる。
ウッチは、もともと映画の街だったらしく、今はワルシャワに押されているが、まだまだアニメーションでがんばっているそう。
通訳のイズミさんは、アニメーターで作品を作っている強者だ。
古い映写機、コピー機、編集気、アニメーション作成の多重ガラスやセット、昔の映像の見せ方、ムーミンといったアニメーション、ミニチュアセット
などなどが、博物館のものとしておいてあった。
セットの1部で車に3人乗ってポーズしたのはいい思い出だ。
屋敷だった部分は、木造。
どうやらこだわりと賢さでおもしろい作りをしていた。
壁紙が革ではなくて、湿気に強い紙であること。
中の構造がシンメトリーなこと。
部屋ごとに素敵な暖炉があること。
ワインを隠す棚やゴミ捨て口、熱い器を置ける陶器の隠れた引き出し、シンメトリーにするためのエプロンクローク。
鍵穴のような電源口(電灯スイッチ)。
こういうのは、イズミさんがいたからこそ知れたこと。
なお、彼女はココの広間で結婚式をあげたそうだ。
本当に映画が好きな人だった。
映画の街のウッチ映画大学
ここから、彼女の通うウッチ映画大学へ。
彼女はココの院生だ。
有名な階段をみせてもらったり、撮影スタジオにいれてもらったり。
生徒の作品発表会場に入ったりと、普通ならできないローカルな体験をすることが出来た。
仮に語学が出来たとしたら、自ら交渉してこれらに入っていっただろうか。
帰るころ、外にロケ車が停まっていた。
みんなで写真を撮っていると、運転手のおじさんがいう。
「ロゴだ。ロゴが大事なんだ」
ロゴには「ROBUR」。
ドイツの車らしい。
おじさんの様子と話し方から、なんとなくもう走っている車がなくてめずらしいものだ、といっている気がしてそういってみた。
すると、イズミさんが驚く。
「まさにそうですよ」
おじさんとの気持ちが伝わって、感じることができた気がして嬉しかった。
何がそうさせたんだろうか。
集中力か。洞察力か。
嬉しくて別れ際におじさんにめっちゃ手を振る。
おじさんもそれに応えてくれた。
天気もいいので歩いて昼食にいくことに。
Kらさんの食事を内心気にしていたが、声に出すことはしなかった。
ポーランドの伝説
道に落ちていた、この国の栗の話で盛り上がる。
この栗は食べられないらしい。
クリスマスのときは、この木の下でキスをすると、結ばれるそうだ。
なお、彼女はいまの旦那さんとはそんなことしてないという。
付き合って8年、結婚2年と付き合いが長いからだとか。
そんなプライベートな話で盛り上がり、15分ほど歩いて食事処へ。
昨日の疲れも会ってか、イズミさん以外疲れが見える。
3人は、チーズバーガーにレモネード。
自分はピザにビール。
備え付けのお砂糖を探すハチに怯えながら食事。
さらに、アンケートの翻訳をしながら時間を過ごす。
映画博物館で、Uださんは、15:00にビザが受け取れることがわかって安心した時間だったと思う。
ビールを飲んで、少し眠くなってしまった。
アンケートは素敵な内容ばかりで、早速美塾の生徒になりたい、そういう人まで現れた。
本当、過ごすぎる。
人って本気になって伝えるとここまでこれるんだって。
彼らの姿を見て学ばせてもらっている。
ピザはこの度一番の辛さだった。
他の人におすそ分けしたが、残してしまうほどに。
ウッチの現代美術館
食後、メイン通りを目指して歩く。
有名なチェーン店でアイスクリームを食べる。
チョコレート美味しい。
メイン通りのタイルには、寄付者の名前が残っていた。
ワイダの作品を見に、博物館へ行くも、別のところに移動していて、また残りはマドリッドに貸出中のこと。
ここまではタクシーだったが、次は歩く。
Eんちゃんに、次は支払いよろしく、といってもらって助かった。
いつ言おうか、戸惑っていたからだ。
コンビニでコーラを買ったあと、Uださんが突然バスの乗り場がわからない、とメッセージ。
焦る一同、残り15分でのメッセージグループチャットが騒がしい。
イズミさんが、インフォメーションに電話して、乗り場を確認。
2人がそれを伝える。
自分は祈るだけ。
突然、Kらさんに「誰に(祈る)?」と聞かれたときにはびっくりした。
「世界の神様」
と答えたが。
なんとか、バスには乗れたそうで安心して美術館に。
昨日きたショッピングモールの隣だった。
現代美術館みたいで、そういった作品が数多く会った。
正直、よくわからんがなにか足を止めたり、心がざわついたら、それでいいのだろうか。
3階から下へ下へと見て、目的の間とストルズミンスキーの作品の前で、3人ははしゃいでた。
黒い紐を引っ張っているだけなのに。
鏡のような錯覚を覚える作品をくぐったら怒られた。
でもなんかよかった。
いままでこんなことなかったし。善し悪しは別だけれども。
ストルズミンスキーの「ベラルーシ」「ウッチ」の作品に一同は感じるものがあって盛り上がる。
此処から先が大丈夫だって、暗示しているようだった。
現地コーディネーターのイズミさん
17時から18時まで伸ばしてもらったイズミさん。
全員でホテルに戻る。
今度のタクシーの支払いは自分。
カードの機械スイッチをOFFにしていたそうで、支払いに時間がかかった。
ロビーには、Kらさんも含めて、3人が座っていた。
夕食は、20時に予約。ポーランドの郷土料理のレストラン。
気がつけば、19時前
本当は誰かの部屋で休ませてほしかったが、Eんちゃんは仕事をするというし、純子さんは、まだそこまでないし、イズミさんが近くのショッピングモールでジュースを買うというので、その誘いから行くことにした。
モールの地下にあって、注文すると作ってくれるフレッシュジュースだ。
イズミさんが、仕事の電話の間に、自分はグダンスクへのバスを手配していた。
席が4つくらいしか残っていなかったのでセーフ。
また、注文するのも、Google翻訳を使って決めておいた。
最初にイズミさんが注文したら、店員が自分のことを忘れる。
声をかけてやっと対応してもらう。
男としては寂しい。
マンゴースムージーにしたんだけど、思ったより甘くもなく、冷たくもなく。
がっかりな味。
ベンチに座って、イズミさんと話をした。
仕事のこと、プログラマーのこと。
日本の気配りに対して、ポーランドでの言うことは言うということ、それも本人の前でらしい。
今年からSIMカードが登録制になったこと、playは他の会社から嫌われていること。
日本に住むこと、ポーランドに住むことなど。
この1時間は、貴重な時間だった。
休まずに話ができてよかった、と心から思う。
彼女も通話はガラケー派で面白い。
全員そろってのポーランド料理
時間になったから、ホテルに戻る。
3人がいて、続いてUださんが降りてきた。
Kらさんの招待で、自分も参加。
歩いて5分ちょっとの Soplicowo というレストラン。
テラス席のいいムード。
蚊はきになるけれど、2本のろうそくがムードを高める。
イズミさんに、料理を選んでもらって、ジュレク、ピエロギ、ビゴス、グジボヴァズバ、サラダ、をオーダー。
ボリュームは満点。ビールが美味い。
楽しくてEんちゃんにツッコまれるくらい飲んだ。
お昼と合わせても、1リットルなのに。
なにやらワルシャワで、Kらさんが何かを手配しているらしく、そのときにウッチーが自分にあうかも、と紹介を考えているドイツに住む劇作家がくるかもしれないこと。
志しについて、KらさんとUださんが真剣に話していること。
自分の意見に「そこまでする必要があるの?」とKらさんが広く考えを持っている人だとわかったことなどなど。
楽しい時間はあっという間。
22時に近づいて、お開き。
イズミさんの旦那さんが迎えに来たのが合図になった。
ここでお腹を壊した自分はトイレに。
戻るところでUださんが支払いをしていた。
言葉が出なかった。
Uださんをトイレに案内して、外へ。
ホステルの方向は、ホテルと違ったのでここでお別れをした。
といっても、慌ててまたトイレで用を足したんだけど。
残り物を手土産に帰る。
Uださんに御礼のメッセージを送ったのが精一杯で、値落ちした。
久しぶりにベッドで24時前に寝たと思う。
本当、今回は個室をとっておいてよかった。
補足
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