【旅の記録】ウッチからポーランド北のグダンスクへ移動:ポーランド【84】

ポーランド

11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録

2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。

巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…

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こんにちは、mickです。

2泊と短い滞在だったけれど、温かいウッチの人たちのおかげで好きになったこの街。
名残惜しいけれど、次の街に移動開始。

一応、友だちがベラルーシからまたポーランドのワルシャワに戻ってくるらしいので、その間に行きたいところにいきました。

お城好きな自分としては、マルボルク城にいきたかったので、その拠点となる街に移動です。
ポーランド北のグダンスク。
実はここ、あの戦争が始まったきっかけとなった街でした。

日付:2017年8月10日(木)グダンスクまでバスで6.5時間

日付:2017年8月10日(木)
地域:ウッチ、グダンスク
天候:雨のち晴れ

迷いすぎ考えすぎ

何度寝したかわからない中、目を覚ます。
が、またそのまま眠りにつく。
気持ちがいいのでまどろむ。

昨日、いい時間を過ごしたのだろう。
また、しばらく彼女たちに会えないというのは寂しい。

9時頃に目を覚まして、日本に送り返す荷物の最終選考を始める。
最後まで迷ったのは、長袖、グレーかブルーかのどちらを返すかだ。
コレを決めるの大変だった。
理屈で決めた。

手持ちの服の色と生地による重さ。
グレーが多くてまたブルーはポリエステルが入っているので軽い。
それで、ブルーを手元に置いて、グレーを送り返すことにした。

ホステル停電

朝、シャワーを浴びようとするも、電気がつかない。
トイレに行ったときもそうだったが、どうも他のフロアもだめみたい。
係の人らしき人がいたから、ジェスチャーできいてみると、やっぱり停電のようだ。

まずいな、スマホの充電が出来ない、そう思った。
結局、チェックアウトの12時まで電気が復旧することはなかった。
荷物の整理と、決まっていないグダンスクの宿を見てると、時間をたくさん使った。

昨夜の夕食の残りを食べて、片付け。
日本に送り返すものを決めて、ギリギリ12時にチェックアウト。
停電について伝える時間も惜しかった。

ロビーでしばらく考える。
それは、みんなからもらったカッパをどうするか、ということだった。
ここまで雨と寒さから守ってもらったが、レインウェアを入手したのでいよいよ手放すことにした。

荷物を日本に送るミッション開始

近くて箱が買えそうな郵便局を探す。
中央通りに行く途中に見つけたので、底に向かう。
返却分は、バックパックに入りきらないため、手で持ち運んだ。

重たい。
2kgは超えている。
12時を回って、お昼を食べに行く人がロビーを通ってでていく。

郵便局では、英語が通じないだろうと思って不安になる。
Google翻訳でトライする。
「EMS」はそのままで通じた。
Webで書き方をみながら用紙に記入。

郵便局のおばさんも気にしてくれている。
箱のPudelko、テープのtafmaをお願いして追加で買う。
相手は、ポーランド語でしか話してこないが、お互いやることが決まっているのでなんとなく通じる。

めちゃ親切な郵便局のおばさん

荷物を箱に詰めると少しボコボコに。
あっちで入れるよ、そう伝えたつもりが「大丈夫、大丈夫」的なことを言って、おばさん無理矢理に箱に詰めていく。
そして、テープでグルグル巻。

みるみるデコボコはなくなって、きれいな正方形になった。
ぐるぐるも、ぐるぐるで、四方八方を各2から3週まいてる。
すごすぎる。
どことなく、満足げなおばさん。

カウンターで支払って、住所の「t」、Tをアルファベットのそれに書き換えられ、そしてまた何か話しかけてくる。
紙を使って伝えてきて、500ズヴォティか、1000ズヴォティと書いてある。
まったく検討がつかない。なんのことやらさっぱり。

困り果てた自分とおばさん。
おばさんが近くの兄さんにヘルプをだした。
英語で通訳をしてもらい、どやら保険をいくらにするかってことだった。
それぞれ、掛け金が3ズヴォティと4.5ズヴォティ。
おばさんが勧めてきた、1000ズヴォティを選ぶ(L2)。
お兄さんにもお礼を言う。

全部でお支払い、300.42ズヴォティ(当時、約9000円)。
約3.9kgの荷物を日本に送り返した。

Webで調べて、嫌な顔しないで一生懸命に手続きをしてくれたおばさんに伝える。
「セルデチニェ、ジェンクイエ(心より感謝を)」
手を胸にあてて、心を込めて。

初めて海外から日本に荷物を送った。
その初めてがここでよかった。
そう思える。
またウッチが好きになる。

好きになったウッチとお別れ

駅方面の街の中心地、メインストリートへ行く。
2日前、とにかくここウッチに来てから、銀行、SIMカード購入、美塾と、やったことが夢のようだった。
感傷にひたりながら、20cmほどのでかいソフトクリームをほおばる。
バニラとチョコのミックスで、5ズヴォティ(当時、約150円)。
安い。

落ち着いたころに、実家に電話。
日本からの荷物を受け取ったこと、そして国を移動したことを伝えるためだ。
親父が最初に出て、次に姉に代わってもらった。
親父は、あいかわらず食事のことを心配してくれる。

ここ2日はしっかり食べたので安心だ。
姉にはお礼と返送で住所の記載「2丁目」を抜かしてしまった不安を話した。

向こうは、甥っ子が手足口病で39度くらいの熱がでて大変だったそうだ。
今は、落ち着いているようで、安心。
後ろから声も聞こえる。かわいい。
友人のことを話して、ルートとしてドイツ方面を示唆しておいた。
Uださんに話をもらったドイツに住む劇作家の方。

ウッチからグダンスクへはバスで6.5時間

14時をを回って15:15発のバスまで迫ってきた。
セールで見たズボンに心を惹かれながら、結局バス停に向かうことにした。
移動にレンタルバイクを設定する気持ちもなかった。

ウッチ駅併設のバスターミナルは、一見わかりにくい。
停止しているエスカレーターを降りて、バスターミナルを見つけた。
まだ人が、利用客が少ない駅。

赤が目印のPolskiバス。
ネットのサイトがフィンランドでヘルシンキからトゥルクにいったときと同じバスだったので、車内の狭さを覚悟していた。
実際に、バスはそっくりでシートは狭かった。

サブバッグは足元にも置けないので、膝の上に抱えるしかなかった。
窓側をとったので、先にトイレにいっておく。
詰まりかけで汚かったが、まあなんとかなるね。

移動中は、寝たり日記を書いたりしてすごす。
車窓の景色もキレイで、平坦な土地が広がる。
家々、牛、また何かの作物が植えられていた。

荷物で膝がいたくなる。
途中、トルンで一時停車。
知っている人は体を伸ばしに出てた。
自分はゆれないバスの中で、日記。

グダンスクでマクドナルドミッション

6時間30分にも及ぶバスの旅も終わり、グダンスクに到着。
中央駅とバスターミナルの間には、鉄道が走るが、地下道を撮ることで中央駅にいける。
暗さと汚さから、あまりいい気がしない駅にマクドナルドがあって、恒例のビッグマックをセットで購入。味は、普通。

駅の前で写真を撮っているとおっさんが目の前にきて何か言ってきた。
多分何かくれってことなんだろう。
言葉がわからない風、というかわからないから黙って首をかしげて無視した。
油断してたな。
相手がゆるい人でよかった。

気を引き締めて、ホステルに向かう。
幸い、街灯がたくさん、そして人も居るためよかった。
水路がいいムードを作る。

世界で世界のホステルに泊まる

HOSTEL の文字が見えた。
チェックイン。「World Hostel」。
各国の首都が名前の部屋たち。
広くて清潔。飲める水も設置してあってありがたい。

寝る準備までして日記をプレイルームで書く。
しかし、蚊が多くて5匹は殺ったな。

日記を書いている間、1人の男性が入ってきた。
挨拶程度で終わった。
正直、話をしてみたかったが、日記がたまり始めているのでこちらを優先した。

彼が去ったあとは、1人の女性。
家族で来ているらしく、その相手をしなきゃいけない、なんて笑っていた。
彼女も日記をつけているそうで、親近感が湧いた様子。
スマホの写真をみながら書いているとーー
「日記のため、思い出すために写真を使うとかクレバーね」
彼女もそうしているそう。

面白い話で、酒と薬に酔った人が倒れて救急車で運ばれたとか。
だからキャンセルが出て泊まれたのかな。

きりのいいところまで日記を書いて、なんとか2時にはベッドに戻れた。
明日は、マルボルク城へ行く。楽しみ。

World Hostel
2泊 132ズヴォティ(当時、約3960円)2段ベッド上(6人)
お茶、朝食付き。

補足

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