11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
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こんにちは、mickです。
いよいよ北欧からバルト三国に移動です。
このルートを通った理由は、最初ロシアからエストニアに行ってもいいなと思ってたから。
でも、シベリア鉄道で出会ったノルウェーのご夫婦と再会できたら面白いと思って方向転換。
それで北欧弾丸紀行を始めたわけ。
だから、バルト三国のエストニアにいくのは気持ち的には「戻る」だったわけ。
ノルウェーのご夫婦は最後まで親切にしてくれた。
ただ、トラブル?ってなんで忙しい朝にやらかすんだろうね(笑
この日は、旅で初めて飛行機を利用。
ポーランド航空、安かったんだけど機内がすごく狭くてまいった。
あれはちょっと、もう乗りたくないな。
エストニアのタリンでは、いきなり日本人と同じ宿で流石にテンション上がっちゃった。
日付:2017年7月3日(月)別れのとき
日付:2017年7月3日(月)
地域:アスカー,オスロ,タリン
天候:晴れ
ノルウェーを発つ朝
とうとうノルウェー、そしてグナーたちと別れの朝がきた。
今日の夜からは天気がくずれるというが、出発するときには晴れていた。
昨日、スコットランドの天気を調べていたグナー。
「自分たちがノルウェーを離れるからね」
なんて言ってたっけ。
彼らは、長男の結婚式に参加するためにスコットランドへ今日向かう。
今思えば、結婚式で晴れるように、日本のてるてる坊主のことを教えればよかった。
ベッドを整えて、下に降りるとみな起きて準備を進めていた。
今日は平日だからか、各自で朝を食べる。
冷蔵庫から好きなトッピングを選んで食べること。
そういえば、土日は食べ初めも終わりもみな同じタイミング。
待っていた。
「自分たちはタクシーで駅に向かうからな。荷物が多いから一緒に乗せられない。だから先に車で駅まで送るよ」
少し寂しいが、気を使ってもらった結果。
受け入れる。
洗濯物を取り込んで、食事する。
パンにジャム、ビーツをのっけて食べる。
「あまりしない組み合わせだなぁ」
なんてグナーが笑う。
ジャムは家で採れたベリーをルイーズが付けたもの。
食べておきたかった。
ビーツはなんか野菜をと思って取っただけ。
お昼用にサンドイッチを作りたくて、パンを余計に出してもらった。
土曜日にグナーが見せてくれた、オランダ式の包み方をチャレンジする。
初めてにしては上出来でしょう。
グナーにネットで電車の時間を調べるようにいわれたが、昨日で残りの容量調整のつもりで 地図アプリのmaps.meを使ったらリミットに達してしまっていた。
このことを彼には言えずに事前に調べていた知識で。
「20分おきにある」
と答えておいた。
別れの朝なのに言葉が出てこない。
会話ができない。
グナーがこのとき持っている富士フイルムのカメラに興味、というか話題を振ってきた。
レンズ込みの価格を伝えたら驚いていた。
「なんでそんなに高いんだ」
「元々のフィルムメーカーとしてのブランドとプライドかなぁ」
「このあたりでは、キヤノンかニコンだぞ。ノルウェーならニコンをよく見るな」
昔はボディとレンズがどこのメーカーでも、フィルムは富士フイルムを使っていたんだけど。
そんなこと英語では、いや日本語でも説明が難しい。
グナーは出発ギリギリまで気にかけてくれる。
「充電はOKをか。これまで盗られたり、トラブルはなかったか」
ついに出発の時間。
彼らの写真を撮らせてもらう。
このとき、うまくやろうとしすぎて力を出せなかった。
自分のこと考えちゃったよ。
彼らとの記念になるものを願ってトライするべきだったんだ。
「後で送るよ」
といったものの、怖いと思っている。
出来を悪く思われたら、高いカメラなのに、なんて。
これも自分のことを考えている。反省。
ルイーズとピーターにハグをして別れた。
「なんて言ったらいいか言葉にできないよ」
「ふふ、いいのよ」
ルイーズはいつもの調子でいう。
トラブルは忙しい朝に起こる
駅に向かう途中の車の中、ノルウェーでは徴兵訓練が12か月あるという話に。
日本にはない。
「日本で、もしボランティアで行くことになったらいくか?」
自分より若い人がいくよりはマシだと思って。
「行くかな」
そう答えた。
「自分なら行かないなぁ」
グナーはそういう。理由はきかなかったけど、年齢的なものかな。
チケットとプラットホームはわかるかといわれて、どちらもわからないといった。
ここで初めて、SIMカードのデータを使い切ったことを話す。
「だからいったじゃないか」
はい、おっしゃるとおりです。
「助けをなかなか求められなくて。直したいと思っているんだけれど」
「ならどう直したいんだ」
彼の言葉に返事を言えないでいた。
トラブルって、朝の忙しいときに起きるよね(苦笑
彼はチケットが買える所まで車をまわしてくれる。
それには駐車料金がかかってしまうのに。
11:29で3番プラットホーム、だめなら4番プラットホーム。
実際には、11:29に間に合ったわけだけれど、彼に負担をかけて申し訳なかった。
このとき、グナーやルイーズにまたおいで、なんて言ってもらいたかったらしく、それがなくて寂しかった。
そして、なぜ最後は彼とセルフィを撮らなかったのか。
飛行機までの時間でムンク美術館
オスロのセントラルに到着。
まだ少し、飛行機の時間があるのでムンク美術館に行こうとコインロッカーに荷物を預ける。
少し駅構内を散策。
こういうとき、旅行グッズを見るのが楽しい。
軽い洗濯ひもやカラビナが気になるな。
新しく買い必要のあったrouter#を手に入れて向かう。
Toyenで下車してムンク美術館へいく。
「手荷物を預けるのに、硬貨が必要と聞いたんですけど」
「ああ、いらないわ」
入場のチケットを買うときにそういわれた。
地下で荷物を預けて中へ。
いくつか鍵をかけるのに失敗しているロッカーが気になったわ。
荷物を棚に置いているだけになっているから。
入場には、セキュリティチェックも噂通りで厳しい。
ここで大事件が。
目当てのムンクの叫びが展示してなかった。
100NOK(約1300円)もしたのに。
ムンク独特のカオス、初めて知る彼の描く自然画、風景が、顔のない人々、そしてポートレート。
ムンクの叫びがみれなくて、ショックすぎて集中力に欠けていた。
併設のビデオを通じて、彼の知らないことを知ることができた。
外にある併設のカフェのテーブルで作ってきたサンドイッチを食べる。
次は、怒れる像を見にヴィーゲラン彫刻公園へと向かう。
最寄り駅は、Froen。
公園に行く途中、スポーツショップらしきものをみつけて入った。
そこには猟銃らしきものを取り扱っていた。
本物かはきかなかったけど、本物だろう。
地下にはバックパックのセール中。キツネらしきマークのメーカーがかわいい。
怒れる像のヴィーゲラン彫刻公園
ヴィーゲラン彫刻公園は、感覚的に東京の代々木公園みたい。
入口すぐ右手には、ヴィーゲランの像がある。
先に進んだところに橋がある。
その橋の上に怒れる像を含めて、数十体の像がある。
全部裸で、さまざまな感情を身体と顔で表現している。
中には、男女のつながりや、投げ飛ばしているようなアクロバティックものもある。
怒れる像は、ライダーEぞさんに送っておくた。ウケたみたい。
残りのサンドイッチともらったりんごを食べて、移動。
グナーたちと別れたあとノルウェーでやることやった気がして、他に周る気持ちにもなれなかった。
実家に電話
セントラルにまで戻って、実家に電話する。10日ぶりくらいか。
自宅にかけるといつも驚かれる。
携帯にかけるよりも安いんです。
母がでて、皆元気そうでこちらも安心する。
姉には、私用を頼んだ。
次の休みのときにやってみる、となる。
あとポーランドにくる友だちに荷物を受け渡しを依頼するかもしれない件。
親父は相変わらずで、健康ならいい、とそればかり。
旅の中身については口をださないでいる。
深い愛情を感じる。
やばい、ポストカード買って送ってない
空港への電車の時間、16:34が近づくとき、ポストカードを送っていないことに気づく。
書く時間も、ポストカードを買う時間もない。
空港にこの両方があることを願って、空港行きの切符を購入。
隣の人が空港までの切符の買い方を人にきかれていた。
自分、アジア人だからきかれることもないな。
助ける声も出ず。
荷物をコインロッカーからだして、プラットホーム5番へ。
なぜか座れてゆっくりとガーデモエン国際空港に到着。
ここ、オスロ、という名前から連想し難い、Oslo Lufthavnvegen。
自分もここの空港でいいのか、何度も確認したよ。
地図でみると距離はあるが電車で20分でいける。150NOKもするAirport電車を使わなくてもいい。そのかわり、人が多い。
「Welcome to the new Oslo Airport」
ガーデモエン国際空港(オスロ空港)
この旅で初めての空路。楽しみ。
自分が移動が好きだって思う。
ガーデモエン国際空港は、新しい空港みたいで、すごく天井が高くて内装もキレイ。
コンビニも飲食店もたくさんある。
まずは荷物があるからチェックインを済ませたい。
ポーランド航空。
係の人にきいたら自動チェックイン機でやるようにいわれたからやってみる。
すると手続きの最後の最後でエラーになる。
3回やってもダメ。
それで係の人にいうとカウンターに通してくれた。
連携プレーでスムーズ、すぐにやってくれる。
どうも、one wayチケットだからエラーになっていたみたい。
ポーランド航空は、スターアライアンス系なのでANAのマイルが貯められる。
ラッキー。
さて、ポーランド航空LOTは、どんなのか。
無事にチェックインも終わって身体も軽くなったから、さっそくポストカードを探す。
ひとつの店舗だけでみつけられた。
価格は、1.5NOK。
ヴィーゲラン彫刻公園なら1.05NOK、セントラルでは1.2NOKで買えていたから、やってしまった。
ここでは切手も買えるみたいだから、万が一の切手の買い忘れでも安心。
ポストカードの内容もイマイチだったけれどある中からで絵柄を選ぶ。
近くのベンチで書いて、エレベーター近くにあったポストに無事投函。
ガッツポーズ。
搭乗時間までの時間
空港の写真を撮ったり、キオスクに売っていたムーミンタグをみてにんまりしたり。
ラウンジは中にあると思って早めに中へ。
それでも、19:55の飛行機で18:06。
売店でカラビナが会ったから、買うのを悩んだけれど、免税店のほうが安いと思ってゲートをくぐっても値段は一緒。
免税店、普通の旅行できたら家族とかは楽しいだろうな。
うろうろしていると時間が経って、1時間を切る。
温かい食事を食べたかったので途中だらだらで注文が進まない店でハンバーガーを食べる。
レジのお姉さんの笑顔が最高。
それでこの店に決めたようなもの。
値段は、185NOKと最後の晩餐価格。
このとき、カバンの中の水が漏れている事に気づいた。
焦った。
日記や紙は、ケースに入れていて助かった。
100mlくらい減っていたので、充電セットがヤバそうだったが、祈るのみ。
ポテトに味なかったり、そんなんでおちつかなかったりする中で完食。
出発ゲートはすでに人でいっぱいで、席がない。
別のゲートの席で日記を書く。
そしたら15分前であわててゲートにいって通る。
激狭なポーランド航空の飛行機
席はE13。
機体は、とても小さくてびっくりした。
大きくもない機内持ち込み荷物でも、搭乗直前に預けさせられていた。
自分はセーフ。
機内もそれを納得させる狭さ。LCC並。
シートの下にバッグをなんとか置けたレベル。
隣の席の人とは挨拶程度。
離陸してベルトサインが消えるまで、寝落ち。
ドリンクサービスは隣の人が、コーヒーと水の2つを注文していたから
「same」を使った。
わかってもらえて、やったぜ。
おちついて写真をとって、日記を書いていたらもう着陸態勢。
日記進ます。着陸して無愛想な運転手のバスで空港へ。
荷物はプライオリティタグが付いていて、すぐにでてきた。
無事に、バルト三国エストニアの首都タリンに到着。
バルト三国エストニアの首都タリン
まずキオスクでICカードのウヒルカールトを買う。
英語がイマイチ通じないおばさん。
とりあえず2ユーロでカードだけ売ってきた。
ネットで見たとおり、外に出て左に街に行くバスがあるはずが、工事中で右手にあった。
バスが来て乗り、カードをかざすと赤くなる。
やっぱり最初もチャージが必要だった。
チャージのしようがないから、何食わぬ顔で乗った。
大きなお金しかもたない女の子は、おまけしてもらっていた。
やりとりがかわいい。
この2番バスは、市内まではいかないから、途中でトラムの乗り換え停留所でおりる。
今回はトラム分のチャージがないし、街を見てみたかったので歩いてホステルへ向かう。
大体30分くらいかかったかな。
時間はもう23:00近い。
新市街は人通りも少ないし静か。
流石に薄く暗くもあって、さすがに少し怖い。
地下道なんか特にそう。
地図アプリの maps.me をみながら進んでいくと床が石畳に。
ここからが旧市街か。
城壁の入口のようなものをみつけて、さっそくマクドナルドをみつけた。
城壁の側を通ってわくわくする。
小さな路地もかわいい。思わず撮る。
ホステルの近くの落書きが気になったが到着。
今回のホステルは、入口がわかりやすくていい。
タリンでの宿は、16eur オールドタウンミュケンホーフ
5泊で66ユーロ(10人部屋)2段ベッド上
タリンで出会った日本人たち
チェックイン。
「ロッカーは壊れているから明日の朝用意するね、たぶん」
とかいわれるし。
大丈夫か、ここ。
この間、めちゃ大声で日本語で話している声が聞こえる。
マジか。
荷物を置いて、早速共有スペースで話している日本人たちに話しかける。
男女が座ってて、Uださん、Sださん。
Uださんは仕事を辞めて、次までの20日をバルト三国を中心に旅している人。
明日、ヘルシンキに行って、そこから日本に帰るそう。
Sださんは過去に南米やアフリカを含めて中東もいっている達人。
本人は否定するのがウケる。
Sださんはこの旅で、日本人に会えたことでテンション上がっていた。
お酒が入っていたのも関係していると思う。
あまりに大声で話すので自分がドキドキする(笑
彼女は今回、前回いっていないところを中心に周っている。
前回は途中、事情があって途中帰国したらしい。
そこから働いてまたでてきたそうだ。
Uださんからは、オススメのレストランを教えてもらう。
Sださんとは明日の夜、そこに食事に行くことと飲むことが決まる。
本人は南米やアフリカは人について行っただけとはいうけれど、その時点でスキルがあると思う。
彼女もリトアニアのヴィルヌスでベラルーシのトランジットをとるというので、その結果をシェアしてくれるそう。また、来てみて、ヨーロッパよりも東南アジアがいいという。
インドネシアのジョルジャコルタをすすめてもらった。
Uださんのボロボロのバルト三国の地球の歩き方がいい。
キンドルも使いこなしている。
Sださんと2人でこの地球の歩き方をもらおうとした。
いつものクセで2人の荷物の量をきくと、Sださんは重いらしい。
そんな旅の話、これまで、これから、感想、を話していいるうちに2時になった。
シャワーをあびて床につく。
日記を書けず。。。
明日の朝が早いUださんとはこれでお別れ。
Sださんは、お見送りするそう。
2人ともフェイスブックでつながっておいた。
彼女に、図書館、お城、日記、目的もあるし忙しいね、と言われたのが残った。
補足
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