【旅の記録】ラトビアの歴史に触れる:ラトビア【53】

ラトビア

11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録

2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。

巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…

初めての方はコチラから → 11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録と記憶

こんにちは、mickです。

ヨーロッパには、街を無料でガイドしてくれる仕組みがある。
無料とはいっても、実際はガイドにチップを渡すため、完全無料ではない。
つい日本の感覚で、無料ツアーというのにチップを払う仕組みに追いつかない自分。
なかなかチップを出さないという。

シベリア鉄道で出会った旅の先輩。
香港からきたケリーと一緒に過ごした。

無料ツアーに参加したり、リガにある歴史資料館を巡ったり。
一緒にご飯食べたり飲んだり話したり。
めちゃ楽しかった。

ところでラトビアの人、挨拶しても帰ってこないから怖いんだよね。
エストニアの人のフレンドリーさに慣れてたからギャップがやばい。

日付:2017年7月10日(月)

日付:2017年7月10日(月)
地域:リガ
天候:雨のち曇り

朝食の外食は贅沢

昨日遅くに寝たこと、そしてお酒を飲んだことで、疲れを残している。
朝ご飯何も用意してなかったな。

11:00の無料ツアーに参加するために、早々に準備をすすめる。
他のメンバーも起きていた。
イタリアからとスペインからの2人は、今日出発する。

ケリーもツアーに参加するからと、2人で朝食にでかける。
部屋にいるイタリアからの男の人にケリーが別れを告げる。
そして自分も挨拶する。この姿勢、勉強になる。

朝食の場所をネットで探すけれどさっぱり。
double coffee、golden coffee、とパットしない。

路地に入ったところにあるカフェでメニューをみせてもらいここにする。
2人とも一番安いサンドイッチとコーヒーを注文。

サンドイッチは、サンドイッチしていなくて、パンの上にサラダやチーズ、サラミが載っているだけ。でもとてもカラフルで味も良かった。
ただ、コールドミールなのが残念。

たまには小洒落た朝食を
たまには小洒落た朝食を

リガ旧市街の無料?ツアー

無料ツアーの集合場所、聖ペテロ教会前には人が集まっていた。
ガイドがどこから来ているかきく。

ロシア、ドイツ、イギリス、オーストラリア、日本、中国、スペイン、コロンビア、などなど。
まさにインターナショナルなツアーだ。

ツアーガイドは、英語が上手で、頭が丸々でヒゲが特徴。
体つきはいいけれど、小柄に見える。
ツアー客と上手にかけあうガイドだった。

このひとは、ヒゲと頭をよく触る。
彼なりに緊張しているのかもしれない。

最初ツアーは、1時間くらいかと思っていた。

このツアーは、名所を周りながら豆知識を交えながら進んでいく。

聖ペテロ教会
ブレーメンの像
ヤーニスの中庭
リガの名前の由来となった川の跡
ルーズベルト通り
波の広場
ユネスコのモニュメント
リーガ大聖堂に3人兄弟
猫の家
ライオンの門に火薬塔
カフェに入ってカヌーナイトツアーの宣伝

これでおしまい。
ボリューム満点で1時間で終わるわけがなかった。
リガの旧市街は、石畳がかたいので、疲れが来ている。

多くの人はガイドにチップを渡していた。
これがよくわかっていないから自分は渡していない。

「チップは渡したかったら渡せばいい」

ヘルシンキで出会ったYろさんはそう教えてくれた。

フリーフォーキングツアーの始まり始まり
フリーフォーキングツアーの始まり始まり
ドイツ影響下の名残りドイツ名の川の名前 Ridzene(リガの名前の由来)
ドイツ影響下の名残りドイツ名の川の名前 Ridzene(リガの名前の由来)
ワグナー縁の地
ワグナー縁の地
猫の家
猫の家
こういうところもみんなで歩く
こういうところもみんなで歩く
ラトビア旧市街の中心近く
ラトビア旧市街の中心近く
リガの旧市街が世界遺産であることを伝える
リガの旧市街が世界遺産であることを伝える
リガの教会
リガの教会
1時間以上歩きます
1時間以上歩きます
ライオン門
ライオン門
旧市街かつての城壁
旧市街かつての城壁
火薬塔で今は博物館になっている
火薬塔で今は博物館になっている
どこぞでみたことがあるコンビニが
どこぞでみたことがあるコンビニが
ラトビア独立戦争慰霊碑の自由の記念碑
ラトビア独立戦争慰霊の自由の記念碑

地元民おすすめのレストランLIDO

図書館に行くつもりだったが、遠いこととツアーが長かったこと、ケリーと話がしたかったこともあって、彼と行動をともにすることにした。

ホステルの女の子とツアーガイドがおすすめしていたレストランLIDOというお店が近かったので、ラトビアの象徴ともいえる自由の記念碑を通っていく。

LIDOのお昼は、ビュッフェスタイルで取ったものに応じてお金を取られる。
ビールやサラダバー、ソーセージに魚といろいろある。

ソーセージとライス、ケリーにつられてビール。
これで7ユーロと少しでいいお値段。

量は申し分はなくて、味は普通。

お昼も贅沢にビール付きで
お昼も贅沢にビール付きで
店内の様子を少しだけ
店内の様子を少しだけ

ラトビアの歴史に触れる

ここからラトビア占領美術館へ向かう。

ケリーは月曜日だから休みじゃないか?というが、Googleでも地球の歩き方でも開いているというので向かう。
実際、開いていてケリーも驚いていた。

中に入ると、ラトビアがかつてソ連、ドイツ、そしてまたソ連と占領された歴史を中心とした展示だ。
来るつもりはなかったけれど、Nきさんがバルト三国とその歴史は、ロシアという国がしれていいと言うので行ってみた。

展示に赤色のパネルを使っているのがにくい。
英語の解説はあるが、量が多いためやはり読むのがつらい。

感想は、よく独立した、よく耐えた。

過激なこともしようとしたようだった。
おおよそは、心理学で習ったように、情報を止めて、存在を否定、そこに新しくソ連やドイツの価値観を植え付けた洗脳のプロセスが書いてある。

それでもこのラトビアは歴史があるため、洗脳されずなんとかなったのかもしれない。
人間の絆はすごいともう。
そのアイデアが特にそう思わせる。

ソ連に送られる人リスト
ソ連に送られる人リスト
記録の一部
記録の一部
ソ連の占領に対する抵抗が始まる
ソ連の占領に対する抵抗が始まる

繋がったバルト三国
繋がったバルト三国
ソ連の送られ先
ソ連の送られ先
ラトビアの独立のために戦った人たち
ラトビアの独立のために戦った人たち
いつの時代でも暮らしはそこにある
いつの時代でも暮らしはそこにある

ケリーが市場をみるというので向かう。

途中、2人で戦争が続く理由について話し合った。

【先進国が原因】2人の意見は一致する。

武器といった物資を戦っている両方に送っているからだ。

1度ホステルで自分の荷物を置かせてもらってから市場へ。
青空市場と室内市場。

入口では、クヴァス売ってたのでケリーが買う。
彼も気に入っているようだ。
明日のバスに乗る前にも買うらしい。
また、昨日は別の場所で売っていたとか。

写真を撮っていたら、「調子どうだい?」って声をかけられた。
思わず逃げちゃった自分。

青空市場は、緑の野菜を多く売っていた。
室内市場をケリーはロシアみたいだって言っていた。確かに。

市場へ向かう
市場へ向かう
青空市場
青空市場
活気があるのはいい
活気があるのはいい
室内の市場があるのは、元共産圏っぽい
室内の市場があるのは、元共産圏っぽい
見ているだけでも面白い
見ているだけでも面白い
ラトビアにあったかつての領主シンボル
ラトビアにあったかつての領主シンボル

その足でケリーのもう一ついきたいというラトビア軍事博物館へ。
最初、扉が閉まっているんで休みかと思った。
扉を開けたら開館していて、2人で笑った。

ここは、火薬塔の中にある。
自分ら2人は、別々に見て回った。

中はとても広くて大きい。
16:30頃に入って、18:00までみても足りなかった。
中には解説に英語が別紙になっているものがあり、スキップすることがあったのに。

このとき、かなり疲れていてケリーには悪いがホステルで休みたい気持ちに支配されていった。

展示については、ラトビアの戦争の歴史を中心に、時々に開発された兵器、人々の生活、兵士の持ち物。
第1次世界大戦、第2次世界大戦、ラトビアの人々のドイツ兵として、そしてソ連兵として。
全体の見積もりを誤って、最上階までいけなかった。

18:00に近づくと建物から追い出されるように、扉を閉められていった。
スタッフは無表情。怖い。

銃、爆弾、毒ガス、空から鉄の棒を落とす、洗車、鉄道戦車、軍艦、戦闘機など。
良くもこんなに人を殺すためだけのものを開発してきたかと思うと人間が怖くなる。

中には、男の子があこがれをいだくようなデザインも有り、戦略を感じる。
ドイツのナチスの軍服のようだ。

漠然と見るのも頭に残りにくいし、英文も推測が大変で疲れる。
もともと政治に興味があるNきさんは、何を基準に展示を見ていったんだろう。
自分の力不足を感じる

ラトビア軍事博物館
ラトビア軍事博物館
リガそのものが要塞都市だったころ
リガそのものが要塞都市だったころ
リガの市庁舎広場
リガの市庁舎広場
リガの市庁舎
リガの市庁舎

ホステルでも休まず会話

疲れたのでホステルに戻ることをケリーに告げると、彼も戻るという。
リガの旧市街の石畳の道1つ1つが大きくて溝も深い。
タリンよりも歩き疲れる

タリンとリガの違いをケリーに聞かれたので、道のこと、ゴミ箱のこと、景観の統一感のこと。
できる限り彼に伝えた。

ホステルに戻って仮眠をとるつもりだったが、結局は起きていた。
ケリーの前の旅をきいていたからだ。

ハイシーズンは西よりも東ヨーロッパをまわること、東欧のアルバニアやマケドニアの観光スポット、コソボへセルビアから入ったこと。
シリアは本当に美しかったこと。
イランは素晴らしいところ。シリアは今行けない。

ケリーは明日移動する。
自分にとっては、今が大切な時間となった。

工事中だった日本食レストランの「相撲」
工事中だった日本食レストランの「相撲」

最後の晩餐

夕食をどこで食べるか悩んだが、2人がリガ最後の夜として節約しないことにした。

結局は、double coffeeで。

牛と豚、シェアでラトビア料理らしい小魚のフライ。
オリーブをつけて食べる。これはうまい。
お好みで塩をつけるといい。

ビールも2杯で2.5ユーロとお手頃。

彼が香港の来た、ドンジュン、そうウラン・ウデで会った彼と同じ出身ということ。
国に帰ったら彼の家に戻ること。
だから家は大丈夫なこと。

彼に晴れ男や晴れ女の説明をしたが、失敗したっぽい。
もっと会話がしたい、そう思う。

22時に外でビールが替えないと困るので、時間前に店をでる。
お店の女の子は、あいさつをしても返さない子だった。
支払いのときも、割り勘というと露骨に嫌がる。
ラトビアの印象は、下がる一方だった。
カード支払いでことなきをえたが。

肉といえば牛でしょう
肉といえば牛でしょう
ラトビア料理らしい小魚のフライ
ラトビア料理らしい小魚のフライ

ホステルでの酒盛り

スーパーのRimiでビールを買って夜風に当たりながらホステルに戻る。

クロアチアの男性が、もう横になっているから、キッチンで続き。
残っていたアップルワインとビールを1本。

彼の100か国目最後の夜。
彼はどんな気持ちだったんだろうか。
次に会うときは、中国にいったときかも。
そのときは、必ず香港に行こう。

今回もビールは自分の当番といって、ケリーが買ってくれたもの。
1本を残してお開きとなった。

こうして海外に来て、友人となって、夜までお酒を飲める人ができるなんて奇跡だし幸運だ。
気持ちよくお酒を飲んで、このあとはほとんどなにもできなかった。

この2人で飲んでいるとき、女性が2人、同じドミとして帰ってきて、向こうから挨拶をしてきた。
名前はアナ。
明るくて活発な印象。

夜はホステルで酒盛り
夜はホステルで酒盛り

補足

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