11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
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こんにちは、mickです。
ライプツィヒでやることやったとはいえ、すぐに移動するにはつまらないので、延泊した。
文学に詳しいわけではないけれど、森鴎外やゲーテの名前は知っている。彼らが訪れたというレストランの「アウアーバッハス・ケラー」へ。
タイミングの問題か、自分しかいなかったため、とても不思議な感じだったっけ。
異国で1人でも対応はちゃんとしていたので、さすが歴史あるレストランだと思う。
宿泊先のドミトリーは、部屋がとても広い。ベッド8台でも、その倍は置ける空間が残っている。そこには、テーブルが置いてあって、夜はそこで酒盛り。
とはいえ、こういうドミトリーは珍しいかな。どうしても、部屋は狭いケースが多いので。
移動が迫ってちょっとセンチになってた日。
日付:2017年8月22日(火)ライプツィヒ最後の夜
日付:2017年8月22日(火)
地域:ライプツィヒ
天候:曇り
旅の疲れは寝て治す
早朝、例の女性たちが部屋を出た。
アラームは、7時から鳴るが、気がつけば9時。それでも起きたくなかった。
こんな感じは、この旅で初めてのこと。それだけ心の旅をしたのだろう。
部屋を移る必要があったので、10時には動き出した。
それでも、いつでも出られるとなったら、10:45まで横になった。次の国の目的地を決めないと進めない。
次は、ドレスデン経由でチェコへ
やはり、コソボを目指して南下する、それがいつも頭にあった。
えんぞさんとは、7月頭から連絡をとっていない。元気だろうか。メッセージをいれてみた。
荷物を持ってチェックアウトをしようとしたら「部屋の移動ね」とすぐに手配をしてくれて、すぐに次の8人部屋に移動できた。中にはすでに、2人の男性。あいさつだけでおわる。
少しずつ、寂しさが蘇ってきた。この地を離れるサインだ。次はチェコに向かう。その途中で、ドレスデンに立ち寄るか、迷っていた。12時もまわって、お腹が空いたから外に出る。
静か。広場では市場が出ていた。心が踊る。果物や野菜、パンにチーズ、魚に肉。テレビでみたそれにとても似ていた。お昼は、昨日見て食べてみたいと思ったソーセージをパンに挟んだもので、2.5ユーロ。アツアツで美味しい。おじさんも英語で対応してくれた。
ライプツィヒで感じるドイツの歴史
お腹が膨れたので、このあとは無料の博物館へ。ここは東ドイツ時代の歴史博物館だった。
「荷物は、ロッカーに預けてね」と受付で言われる。
特別展示は、ホロコーストから始まって、対ナチス、終戦、東西の分裂、その抵抗、映画を使った宣伝。その効果と、そしていまへと続く。
テロリストは、スターか否か、その投票ボタンがあるのが面白い。ともに、7000票ほどはいっていて、かなりの接戦。少しだけ、否、が勝っていた。区画の説明以外は、すべてドイツ語で、写真や映像以外はサッパリ。
それでも、ホロコーストの映像は強烈だった。これは数十年前に本当にあったこと。同じ頃、フェイスブック経由で日本が第2次世界大戦で敗戦したときに、満州引き上げで起こった大惨事、中国、韓国、ロシアによる強奪、略奪、殺人の事実。漫画や本はあるが、映像では残っていない。事実をすべて残さないといけないわけではないが、作る、作らないの議論はあってもいいと思う。
いや、すでにして結論が出てしまっているのだろうか。外国なのに、日本に置き換えてみている自分。
最後は、現代のこと。難民の受け入れ、テロ、シリア問題などが、かなり前のめりで写真展示。オバマ前大統領やメルケルさん、ドイツの政治家、難民の状態と政治家のきらびやかさが、みごとな対比だった。風刺画があったが、ドイツ語がわからない。
その下のは、常設展示で東ドイツ時代の話から、ベルリンの壁の建設。冷戦とボリューム満点。ドイツ語での展示なので、とにかく写真と展示物とで推測していく。14時からのガイドツアーは、タイミングが合わないので参加しなかった。やはり東西の分断の象徴、ベルリンの壁は目を引く。写真家のハービー・山口さんが撮影に向かったエピソードを思い出す。
東ドイツ時代の製品には目を引いた。東西統一後、東側は、自分たちがいかに遅れているかを知ったエピソードを思い出した。戦争、軍の遺産による後遺症の本も考えさせられるものがあった。最初の東京オリンピックがあったとき、まだ東ドイツで、そのときのメダルや記念品がみれたのは嬉しかった。
ドミトリーに慣れているということ
14時を過ぎたあたりで切手、そしてコーラを買ってホステルに戻った。休んでると、ドイツ人のリサがきた。彼女から、あいさつをしてきた。ドミトリーでの宿泊に慣れていそう。シーツの使い方を直されて、まるでお姉さんだ。15時近くまで休んでから、森鴎外も訪れたという、有名なレストランに行った。途中で、魚の燻製を挟んだパンをみつけて、思わず買って食べる。4ユーロ。久しぶりの魚で美味しい。
アウアーバッハス・ケラーで感じる偉人の空気
今度こそ、森鴎外がいって、ゲーテのファウストの舞台になったレストランへ。なぜか、人が少ない。入ってよさそうなので、森鴎外の描かれた絵を探して見える場所に席を取る。といっても、彼のことを知らないので、Wikipediaで調べる。
かいつまむと、お医者さんで文学を残した、といったところか。頭はとてもよかったっぽい。コーヒーとチーズケーキを食べながら、森鴎外やゲーテが呼吸した分子を感じながら時を過ごす。至福。ファンだったら、何やってんだ、もっとやれ!みたいなのがありそう。
あがかれた森鴎外だけが、目線が正面を見ていない、そうみえた。70テーブルほどあるのに、自を含めて4テーブル。なぜだろう。ゆっくりと過ごして出る。全部で7ユーロと思ったより高くはならなかった。
海外に慣れる人の行動力
ホステルに戻って日記を書こうとする。部屋には女の子が一人。大学生のリサさん。台湾に留学中に出会ったドイツのことヨーロッパを周っているそう。高校のときに、イタリアに交換留学にいって、イタリア語が話せる。イタリアを縦横無尽に旅行したそうだ。カウチサーフィンや友人のつて、ホストファミリーを渡り歩いて、うまく節約したみたい。
友人が戻ってからは、英語を流れるように話、どれだけの言葉を話せるんだ、と驚かされた。今日から友人の親戚と3人で旅行が始まるとか。素敵だって思う。国を超えた友人と一緒に旅行ができるなんて。
そういえば、イタリアは母親と周ったていっていたので、楽しかっただろう。今日は、プラハから到着して、4時間。疲れているらしく、チケットを取ってはベッドで寝ていた。
ドイツのエコシステム
日記に集中できないとわかると、買い物にいくことにした。ショッピングモールには、EDEKA というスーパーがある。ここでコーラを買って、ボトルを返すと0.25ユーロ返ってくるシステム。試してみたくて利用する。
時間21時とギリギリでセーフ。機会にボトルを入れて、カウント。全部入れたらボタンを押してレシートを出す。これをお店のレジに持っていけば、お金をもらえる、というシステムだ。いい小遣い稼ぎになると思う。
明日のバス移動に備えて、水やお菓子、朝用の野菜ジュースを買っておく。Sすさんは頼んではみてはいたが、寿司PTにはお声がかからず寂しい。が、本当に彼女の役目が終わった、そういうサインだった。
広いドミトリーならではの空間
部屋に戻ると、青島チームが酒盛り。ドイツ音楽を流して盛り上がっていた。曲に乗っていたら、声がかかって、手持ちの水で参加。いい時間で学生に戻ったような瞬間。旅でエストニアが一番と答えたが、理由が田舎だからということした言えない自分に、人のよさとか、過ごしやすさとか、ITがすげーとか、加えるべきだった。
まあ、話のききとれるが、いいたいことをいったり、割り込んだりが次の課題か。ドイツ語のウムラウトの会話には、参加したかった。何かを説明する、ということは言語でもレベルが高くなってくる。リサさんは、さすがにそれができていた。
ドイツ人とウクライナ人の男の子が帰ってきて、さらに盛り上がる。ウクライナからの子は、キエフからでやはりウクライナはつまらないという。自分からの会話も止まりはじめて、22時にもなったので、日記を書くためにキッチンラウンジに移動。
Sすさんとの話はもっと濃く書くと思ったら、要点だけ押さえて書くことになった。そう、それができたことになる。それでも書くことがたまっていて、当日分に追いつくのに午前3時までかかっていた。
近くで、課題をやっていたっぽい女の子が先に戻るくらい続けていた。おやすみ、の言葉が嬉しかった。いつシャワーを浴びたか思い出せないけれど、たしか日記の途中、24時をまわって、酒盛りが終わったあとだった。明日はドレスデンに行く日。どんな街か。寂しさもある中で眠りにつく。
補足
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