11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
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こんにちは、mickです。
夜行列車は1時間遅れでロヴァニエミに到着。
車内を散策したときにコンパートメントをみたけど、やっぱりベッドで寝たかったな。
ロヴァニエミで泊まったホステル自体は悪くなかった。
ただ、働いていた人が曲者でやりにくかった。
この日のハイライトは、サンタクロース村でのこと。
タイミングよくサンタクロースに会った。
サンタクロースに会うのは無料だけれど、写真などが有料。
よくできてる。
日付:2017年6月20日(火)ラップランド玄関口、ロヴァニエミ
日付:2017年6月20日(火)
地域:InterCity車内、ロヴァニエミ
天候:晴れ
遅れの原因は動物でした
電車がロヴァニエミに着く1時間前に起きようと思って目覚ましをセットしておいた。
座席には余裕があったので、朝まで2つの座席を使うことができた。
ぼーっとしながら、隣に来た人のテーブルを出してあげると、お礼を言われた。
電車の進みがえらいゆっくりなんで、2度寝した。
どうも電車は1時間の遅れだそう。ちょっとショック。
サンタクロースエクスプレスのベッドの誘惑
ホステルの連絡に一抹の不安を覚えつつ、そのままにして車内を探検。
コンパートメントの基本は2階建て、ペットOK。
ドアはカードキーになっていた。
食堂車だけは1階のみ。
人が居なくなっていたところに、目の前に空いたベッドがあると、思わず寝たくなる。
カフェテラスはオシャレ。次来たときに誰かと過ごしたいと思えるほどに。
結局、車内でMまくんとは会うことはなかった。
外は雨も降ったりはしていたけれど、ロヴァニエミに着く頃には晴れていた。
Mまくんと一緒にホステルへ向かう。
途中、写真を撮りたいが、こういうとき、誰かとっていうのは困る。
重い荷物を持ちながらホステルまで15分ほど。
ホステルまでは、地図通りでわかりやすかった。
建物がここでいいのかちょっと考えている間に、Mまくんがどんどん建物の中に入っていくのがすごい。
最悪な第一印象
入るとアラブ系の1人の男がいた。オーナーの返信では、友人が居るといっていたがその人かと思った。
人が来ることを知っていると思っていたので、話をするけれど噛み合わない。
「君の英語の発音がわからん」とかいい出すし。
さらに「オーナーに電話してろ」とかいいだすから「電話を持ってないからね」と嘘を言って相手に電話させることに成功。
オーナーからの返信メールを見せて、とりあえず荷物を置かせてもらう。
部屋のセッティング中で忙しいとかなんとか。
しらんがな。
ここまでで、ファーストインプレッションは最悪。
ホステルの施設の説明の間にいちいち「Do you understand?」が着くのがうざかった。
○○ジョかよ。
今思えば、彼自身英語に自信がなかったんじゃないだろうかね。
Mまくんは、いきなりシャワーを浴びだす自由。
すげえ。ココだけは、こいつと一緒に笑ったわ。
ホステルのスタッフに「your friend」
と言われるのが少し嫌だった。一緒にするな、みたいな感じ。
Mまくんはランドリーとレンタサイクルのことを確認してたようだ。
それぞれ、5ユーロと7.5ユーロ。
彼は自分だけ先に借りようとしてて、相手にお釣りがないということで断られたらしい。
10.5をわたしたら、0.5とすごく細かく2.5をお釣りをくれた。
最初は理解できなかったが、10ユーロに対して2.5だから合っている。
「男が日本人だろ、計算できないのか」といちいち煽ってくる。
こちらが期待したのは、3ユーロのお釣りだったんだがな。
お前こそ計算できないのかよ。言わんかったが。
Mまくんと2人分でレンタサイクルすることで帳尻を合わせたわけ。
背負っていたカバンも重いだろうから置いておけばいいのに、と男がいってくれた。
カメラがあるからな、というと理解したようだ。
「Thank you for your kindness.」
というと親指を立てて男は反応を返してくれた。
ロヴァニエミ散策
Mまくんと2人、チャリで散策へ。
彼は自前にいくつか調べておいたようで、白夜のナイトツアーや大きなショッピングモールが街の中心にあることを知っていた。
野生の動物に会ったり、カヌーに乗りたいと話してた。
GoogleMapで調べたツアーガイドのお店で価格を調べる。
流石に90から150ユーロと高い。
とりあえず保留にして昼食を取ることにした。
ショッピングモールの中にあったフィンランドのバーガーショップ、HESBURGERに行く。
次に行くトゥルクに本社があるお店。
つまりご当地バーガーショップ。
まあマクドナルドに似ている。
自分は、ケバブバーガーを注文した。
パンにや焼き色がついたケバブのパンっぽいだけ。
Mまくんがセットで頼んだ、スプライトが残されたまま捨てられていくのが悲しかった。
年上の自分がもったいないからくれ、とはさすがに言えず。
お腹も満たしたし、次の目的地は2人ともサンタクロース村。
心が叫びたがっていた
サンタクロース村までの距離は約8km。これくらいならチャリなんで問題ない。
自分は、写真を撮りながらいくので、別行動にした。
kemijokiという川のほとり。なぜかここに惹かれてた。
草の上でバックパッカーらしき人がくつろいでいる。
興味はあるけれど声はかけない。
それが今の自分。
ロシアでもそうだったけれど、日本の川に比べるとドロっとしているように見えた。
硬水だからだろうか。
透明感もなく、茶色い。
その水にふれて、気持ち、心を清める。
この川と合流するOunasjokiという川にかかる橋をわたるとき、無性に叫びたくなって、2度声を上げて叫んだ。
1回目は恥ずかしさとともに。
2回目は思い切り。
周囲には誰もいない。車の音だけ。
これだけで自分なこの地に来たかいがあったと思う。
北極圏の入口サンタクロース村
ハンバーガーを食べたショッピングモールから、1時間30分ほど、写真、森、坂、を繰り返す。
途中でフィンランドの戦闘機が頭上を飛んで、心躍らせる。
ギアチェンジがついてないチャリだったので苦労したけれど、無事サンタクロース村に到着。
ここでの目的は、2つ。
サンタクロースに会うことと。
実家にクリスマスカードを贈ること。
村の全体像は調べてなかったけれど、投函ポストやサンタの家などはわかる。
あとはもうお土産屋かレストランだけだ。
忘れてはいけないのが、北極圏の境界線。66°32’35’’。
これを越えて初めて北極圏に入ることになる
セルフィー記念撮影をしながらうろうろ。
サンタの家に行ってその入口まできた。
【サンタクロースは、4時まで休憩】
と看板を出していたから後で来ようかと思ったが、スタッフの人が。
「サンタに会いに来たの?ならどうぞ!」
なんていうのでそのままノリと勢いで入った。
途中、写真を買う人の姿を見て、30、35、そして40ユーロとその高さに最初は買うつもりはなかった。
4時までサンタは休んでいる。
そう思って、施設の見学気分で進んでいったら、サンタがそこに座っていたのだった。
サンタクロースとの会話
「荷物を置いてこちらへどうぞ」
突然のことでそんなのも聞こえないくらい頭が真っ白に鳴ってた。
日本語で挨拶をして隣りに座って記念撮影。
サンタクロースは、日本語を含めたくさんの言語を操るときいていた。
自分のときは、英語での会話になった。
どこから来たのか。
何をしているのか。
どこへ行くのか。
会話の上手なサンタさんは質問をすることで話を進めていった。
大分から来たこと。
世界を回っていること。
ノルウェーの友人に会いに行くことを話した。
薄い水色の瞳で僕に何をみていたのだろうか。
正直、自分のイメージ、空想の中の瞳とは違った。
曇っているわけではないんだけれど。
あっという間の面会時間で別れを告げて、写真を買う説明をされる。
A4で1枚30ユーロ、スモールサイズ5枚で35ユーロ、デジタルデータと動画で40ユーロ。
このムービーは、完全にサプライズで予想してなかった。
そしてその映った自分の挙動があまりにも素だったので、買わねばと思い、40ユーロ払いましたよ。
この商売システムに完全にノックアウト。
デジタルデータは、有効期限1年、ダウンロード回数は無制限。
サンタからの手紙は、8.5ユーロ。
少し迷ったけれど、自分のリアルサンタは1人だと思ったら頼まなかった。
サンタクロース村を散策
ポストカードと切手をかって、実家にクリスマスシーズンに届くように赤いポストに投函した。
北極圏に来た証明書を買うとパスポートにスタンプしてもらえる。
前の人を見て勘違いした自分は、4.5ユーロと05ユーロを支払う。
あとに続いたMまくんは、スタンプのみにきづいて0.5ユーロで済ましてた。
またしてもやられた気分。
彼は、サンタの写真もスモール1枚20ユーロをみつけていたのだ。
目がいいと思った。賢い子。
近くのナイフ屋では、火起こし道具とカラビナを買った。
なんでここでサバイバルグッズを買う自分。
なんとなく、火はいつでも起こせる状態にしておきたかった。
サンタクロース村の中に、郵便局があってここでも投函できる。
最初自分は知らなかったので、INFORMATION前で投函した。
写真を外で撮ってたら、ドイツから来たご夫婦の写真を撮ってあげることになった。
時間は18:00。サンタクロース村の閉館時間。
名残惜しさのある中、ホステルへ戻ることにした。
帰りの方が楽だった気がする。下りが多かったからかな。
ホステルの男性はイラクの人
スーパーで滞在の2泊分の夕食材料を買って帰宅。
アルコールは高くてのまなかった。ビール1缶500円くらいする。
レジの女の子が素敵だと思ったのは、フィンランドにきて初めてだったかも。
ホステルでは、スタッフと1組の男女が食事をしていた。
ファーストコンタクトにつまづいて、大した挨拶なしに食事を作り始める。
イスラエルの話をしていると思って、スタッフの人にどこから来たのかきいたら、イラクからだという。
予想もしてない答えに、俺は驚いたふりを見せた。
彼は「ほらね」みたいな会話をしてた。
「イラクの人に会ったなんて初めただ」
思わずそういうと、彼はますます話がノッたみたい。
自分の癖、「罪悪感」という言葉を思い出す。
だからか、それから目を合わしてないことに気づいた。
自分の夕飯を作る。
ひき肉200g、じゃがいも2こ、玉ねぎ1個、キャベツ4分の1、卵2個で作ったスペイン風の野菜炒め。
ぶっちゃけ、作りすぎて食べるのに苦労した。
なお、Mまくんはレトルト食べていた。
彼は基本自炊しないらしい。
新しい日本人との遭遇
ロヴァニエミでのことや、トゥルクの行き方のことを調べていると一人の男性が返ってきた。
日本人のSごさん他の人達とはすでに中が良いようで、笑顔で会話していた。
空気がいい人で、誰とでも仲良くなる感じを持っていた。
休暇できていて、ボーナスを使いに来たそうだ。
近くのレストランでたらふく食べてきたらしく、満足して返ってきた。
鹿の肉を食べたのだとか。
次の日、一緒にどうかと誘ってくれたものの、安く済まなそうなので断ってしまった。
彼は、薬を飲んで苦しそうに寝た。
彼は昨日の他のメンバーと川まで白夜の夜を楽しんで、昼はサンタクロース村まで一緒にいったらしい。
それは楽しいと思う。
うらやましさで一杯だった。
彼から学べるものがある、そう感じた。
今後の予定と白夜
彼が持っていた地球の歩き方で、ロヴァニエミからノールカップ岬までいける事を知る。
ただ、往復で300ユーロ近くかかる。
退治時間も3時間程度。悩む。
ノールカップ岬、トゥルク、ノルウェー、コペンハーゲンを調べつつ、スマホでゲームして休憩。
Mまくんは一人、白夜の野生動物探しに出かけていった。
自分も0時過ぎにでてみるが、曇り空と寒さで30分程度で返ってきた。
例の叫んだ橋のところまでで限界。
すでに戻っていたMまくんは、「うさぎしかみられなかった」と残念そうにしていた。
彼は宿を1泊だけする。やりたいこともできそうにないからと、明日にはコペンハーゲンへ向かうそうだ。
生意気だったけれど、別れるとなると寂しいもの。
そう思いながらベッドに入った。
補足
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