11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
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こんにちは、mickです。
この日は、少し遠出。
タリンの東にある街、ラクヴェレへ。
ここの小高い山にあるラクヴェレ城が目的。
結構ボロボロだけど、雰囲気があって結構好き。
いまでは、テーマパークみたいになって時間ごとに催しが開かれていた。
タリンに戻る前には、たまたま見つけたラクヴェレの図書館を散策。
係の人も親切にしてくれてエストニアがまた好きになる。
日付:2017年7月6日(木)タリンの東ラクヴェレへ
日付:2017年7月6日(木)
地域:タリン
天候:曇り
よくわからないコミュニケーション
8:30出発のため、7:30起き。
急いで準備をすすめる。Sれさんはまだ起きてこない。
大丈夫か心配していたら起きてきた。
「8:30でも大丈夫でした」
「朝食食べないの?」
「食べますよ」
「それは失礼しました」
「はい」
なんなんだ、この会話。
早めに準備が終わって8:30の出発に備えて横になっていると、自分を置いて出かけようとするSれさん。
最初、自己中心的なのかと思ったが違う。
単に天然。
ここに書くまで気が付かなかった。
彼女は、自分のことならひとつひとつを確認することを大事にしているようにみえる。
チェックアウトのとき、スタッフにトラムの番号と降りる駅を確認していた。
タリンのバスターミナル
彼女は、キオスクで乗車券を買おうとして、車内で買うように言われたみたい。
自分に興味ないことは、基本スルー。
昨夜のパイプオルガンの演奏の話をしても、へぇ、って感じ。
日記を書いてたって話をしたら苦笑い。
自分は、ICカードにネットでチャージしてあるのですぐに乗車できる。
実際に使うまでは不安だったけどね。
トラムは4番。
ViruからAutobussijamへ。
タリン東にあるラクヴェレまではバスが良くでているらしいので、自分は時間を気にしていなかった。
逆に彼女には心配された。
バスターミナルに到着して、自動販売機を操作、発券する。
これだけで、窓口よりも5ユーロ安くなる。
現在9:30。
バスターミナルにあるトイレは有料だけれど、機械が壊れたらしくて無料で使えた。
売店で水を買うか考えていた。
いつものペットボトルを忘れちゃったんだよね。
Sれさんも水を探している。
0.9ユーロで高いという彼女。
前に0.8ユーロを見たことがあるから、それで悩んでいた。
で、結局ふたりとも買わなかったという。
「地方の方が絶対に安い」
そう彼女に勧められたから、素直にそうすることにした。
彼女のバスは、10:15。
自分のバスが先に出発するので、別れを告げる。
出会いと別れの繰り返し。
だからこそ、ひとつひとつの出会いを大切にしたい。
タリンの西の街ラクヴェレ
プチ遠出。
ラクヴェレ城を見に行く。
このお城があるのはタリンの西。
街ラクヴェレへは、バスで約1時間半。
11:00時前には到着。
車窓から見る景色は、アニメで観た世界があると感じさせるに十分に美しかった。
広い高原、ポツポツ、それでいてあるときはまとまっている木々。
まるで中世の自然そのまま。
ラクヴェレのバスターミナルの近く、スーパーminiRemiで買い物。
水のつもりが飲んでみたら炭酸水。
Sださんのこと言えないわ。
この前、普通の水と思って間違って炭酸水を買った彼女をディスったのに。
ただし、0.33ユーロと格安。
「アイタ」
そういうつ笑顔を見せてくれたレジの女の子、可愛かった。
昨日習った、アイタ、は笑顔を引き出す言葉やね。
ラクヴェレの町並みを楽しみながら歩く。
途中に何かの碑があった。
なんだろうか。
日本への電話
ラクヴェレ城に近づいたとき、日本のカメラ屋へ電話することを思い出せたので、さっそく電話。
少し遅延は感じたものの、間違いなく通話できる。
頼んだのは、カメラにつける小型のフラッシュ。
納期に2から3週間。
料金は3900円+税、キャンセルは不可とのこと。
コンパクトなカメラを買うことも頭にあるが、このフラッシュをオーダーした。
到着の連絡は実家に行くので、後で伝えておかないといけない。
小高い山の古城ラクヴェレ城
キレイな家がある通りを過ぎて丘へのボルト、ラクヴェレ城が見えてきた。
小高い山上にあるラクヴェレ城は、かつて戦いなどなかったかのように、草原の緑の上に佇んでいた。
すごくフォトジェニックで、写真を撮るのが楽しい。
カメラの液晶の明るさを変えたりして、気分が変わった気がしている。
暗い液晶は、暗い気持ちにさせるのかと思った。
写真ばかり撮っていると、なかなかお城にたどり着けない。
それほど楽しんでいたんだと思う。
途中、下の教会と街を見下ろせる秘密っぽい場所も見つけた。
お城に近づくと、車という近代的なものが一緒にあって少し残念に思う。
近くに牛の像が見える。
ここには後で行くことにして、先にチケットを買う。
とても重たい扉を開けてお城敷地内へ。
チケット売り場のおばさんが対応してくれた。
同時に何やらタイムスケジュールみたいなのをくれる。
これには、大砲の模擬とか祈りの儀式とか、大体30分おきに書いてある。
エンターテイメントパーク
わざわざ中世風に作ってあるトイレにいってから、入城。
扉のところにいたスタッフに、すぐに大砲のパフォーマンスが始まるから、急ぐようにいわれた。
中には、中世の姿をしたスタッフ、そして20人ちかくの客が中に居る。
安全な方向へと誘導されて、リーダーみたいな人が何かを叫ぶ。
若者が、棒でゲートを作る。
「ドドーン!」
と想像を遥かに超えた大きな音が鳴った。
あまりの音の大きさに思わず声が出る。
そしてテルミット溶接後の切断試験時の音よりも大きい。
これが中世の戦いでは普通だったのかと思うと恐ろしい。
終わると、スタッフが集合。
チップ帽を置いて記念撮影会。
1人は恥ずかしくて一緒に撮らなかった。
だから遠くからパシャリ。
ときどきいきなり叫びだすスタッフにビビる。
ここは完全にエンターテイメントパーク、そう思った。
中央平場は遊ぶための小道具が。
木馬、大砲の弾、木でできたアスレチック、囚人の拘束具など。
景観を壊さないようにしているが、少々雰囲気が壊れている。
博物館なものは、1つか2つの部屋しかない。
城壁に登れるのは楽しい。
併設のカフェは、イケメン、イケジョ。
中世といえば剣
一室では、実物であろう剣が並べられている。
その剣の説明を若い男性にしてもらう。
夏のアルバイト感がある。
クルセイダーは、突き立てることで十字架になる。
十字軍が使っていた。
ツーハンドソードは本当重たい。
硬い鎧を叩くための造り。
レイピアは突く(スタブ)の用途。
一般の人でも手軽に使える。
カタールは、本来利き腕でない方、左手で使うためのもの。
手の甲にあたる部分には、小さなガードが付いてある。
日本刀も置いてあった。
彼のお気に入りは、グラディエーターソード。
剣先までが短い剣だ。
ウリは拷問室のアトラクション
他のイベント。
スタッフの女の子は寒そう。
バイトっぽい子の演技はグダグダ。
これでここの入場料9ユーロは高いよ、チップもちょっとあげる気になれない。
本で見た拷問室のアトラクションは、流れで参加することになった。
エストニア語バージョンで、さっぱりだが明かりが殆どない部屋。
しかも鍵を閉められるため、そこそこ怖い。
拷問具もそんな部屋でみると怖い。
2つの部屋を抜けたあとは、完全にお化け屋敷でウケる。
あとは、地下牢のアトラクション。
牢屋に閉じ込められて、死神が登場。
手に持っている鎌でガンガン牢屋の格子を叩く。
これも、暗さと牢の鍵を締めるので少し怖い。
城壁で食事をしたり、城壁の上からラクヴェレの街を撮ったり。
アトラクションを横目でみたり。
売春宿の再現は面白い。
鍛冶屋では、お土産コインを作れる。
このときに使うハンマーがかなり重い。
満足して外へ。
ポストカードを買って、牛の像のところへ。
とても大きくて、近くではスマホのカメラにもおさまらない。
来るときとは反対の城壁側を通って、青空になったので写真を撮る。
楽しんだ。
ラクヴェレの図書館
時間も気になり始めたので、来た道とは逆にある階段を降りて街へ。
Picaという通りの家々はかわいい。
教会もある。
教会の塔を登るのは2ユーロでやめた。
教会の内装はシンプル、遠くにはロシア教会らしき建物が見える。
少し、どうルートをとるかうろついてしまう。
ガラスの通路をガウンをきたおじさんが通るのを観たら、スパかと思ったら正解だ。
看板に、Hotel&Spaだと。
お金持ち。
そうしてたら、この街の図書館を見つけた。
やった。
中はシンプル。1階部のみ。
絵画をかざってたのが印象に残る。
入るときに声をかけられた。
「何かご用?」
「ただここをみたいだけなんです。入っていいですか?」
「もちろん。インターネットは必要?」
「いえ、必要ないです」
外国人である自分にも親切にしてくれることが単純に嬉しい。
一番奥のテーブルで、本棚に囲まれている男性がキマってた。
ロシア語のスペースもある。
タリンに戻る
バスの時間も近づいてきたので、バスターミナルへ行き、バスのチケットを頼む。
「2分後にあのバスが出るから!」
と教えてもらう。
運転手からチケットを買ってタリンに戻る。
17:00過ぎたくらいにはタリンに戻れた。
歩きまわっていたから、移動中は完全にお休み。
19:00までやっている市立図書館に移動して、閉館時間まで日記を書く。
受付の人に
「テレ!」
で挨拶したら
「テレ!」
と笑顔で返してくれる。
おかげで気持ちよく滞在できた。
少しタリンの街を歩いてから帰ることにした。
まだみていなかったリンダの像、そしてトームペア城。
この日に知ったのだが、トームペア城は、水曜日か金曜日の12時から英語ガイド、ほかは10時から35人が入れるのだそうだ。
初日に2人から入れない話をそのままにしすぎたことを反省。
ダブルチェック大切。
夕飯はスーパーで惣菜とパン
美術館の壁で、エストニアと自転車やバイクといった2輪車との関係写真展を観た。
記録と日常的な写真だけれど、100枚ほど集まると、価値があるね。
夕食をどうするか考えたら、Sれさんのフェイスブックの投稿で、惣菜とチキンを買って食べていたのを思い出して真似することにする。
ストックホルムで出会ったCきさんも同じことしていたっけ。
確かに安くて、鶏肉1ユーロくらい。
あとは初めて小さい黄色いフルーツを買ってみた。
店員に食べ方をきくと、皮をむかないでそのまま食べていいみたい。
ホステルで夕食。
チキンは味付けがもう少し欲しかった。
塩を足して、美味しいくらい。
黄色いフルーツは、甘くなくて、プラムのほうが断然好き。
もう買わない。
3つでも多いくらい。
夜は日記の続き。
寝る前に、アマゾンプライムで映画を観ながら、旅のブログをみたり、リキュールを飲む。
このリキュールは、ストレートで飲むものではないと思う。
甘いので気にはならないが、アルコール度数が高い。クセはある。
ジュースや他のお酒と混ぜると美味しいはず。
5ユーロと安めで、リトアニアの名物。
この国の味を感じて満足。
ワインは見つけられていない。
ロシアで出会ったケリーに、ラトビアのリガで会えそう。楽しみ。
タイミングが合うといいのだけれど。
補足
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