11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
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こんにちは、mickです。
この日は、前日よりもさらに遠くの街ナルヴァにお城を見にいった。
ロシアの国境にあるナルヴァは、ロシア系の人たちが多く住む。
エストニア側には、ナルヴァ城。
ロシア側には、イヴァンゴロド城。
ナルヴァ川を挟んで対峙する2つの城は、なかなか見ごたえがあった。
だから結構気に入っている場所。
ヴィクトリア稜堡砲郭のツアーも親切にしてもらえてよかった。
壕の中があんなに寒いとは思ってなかったよ。
日付:2017年7月7日(金)ロシアとの国境の町ナルヴァ
日付:2017年7月7日(金)
地域:タリン,ナルヴァ
天候:晴れ
トームペア城かナルヴァ城か
2つの選択で悩んだ朝。
タリンのトームペア城のツアーに賭けるか、ロシアとの国境の町ナルヴァに向かうか。
どうしてもナルヴァへの気持ちを捨てきれず、そこに向かうことを決める。
外は快晴。
自分の選択の結果を認めてくれている気持ちになった。
昨日行ったラクヴェレよりも遠いので、早く出るつもりだったが、どうもきのうと同じ時間にホステルをでることになった。
朝食には、パンにコーラ、プラムとトマト。
終える頃にはそこそこ時間がすぎる。
イマイチだと感じている黄色いフルーツの最後のひとつを食べて処理完了。
準備をして、慣れた4番トラムでバスターミナルへ。
ナルヴァまでバスで2時間30分
昨日のラクヴェレに行ったバスと同じ9:30で出発。
車窓からはエストニアの夏の景色が美しく見える。
羊の放牧を見つけたとき、またアニメの世界がここにあると感じさせるには十分だった。
自分はあの世界観が、怖いが好きなんだ。
移動中は時間があったので、景色を見たり、寝たり、日記を揺れるバスの中で書いたりした。
タリンに帰る方法を確保しておく
時間通りの12:50に到着して驚く。
ナルヴァの市街地に入ると、そこそこ停車していて人が降りていたのに、地図アプリの maps.me と違う場所が降車場だったので少し不安に。
来たバスの運転手にーー
「タリンに戻るには?」
「すぐそこだよ」
それで、バス停をみつけたのでーー
「ここ?」とジェスチャーする。
「そうだ」と。
よし、完璧。
プレハブ小屋があって、そこにチケット売り場があるので、工事でもしているのかと思った。
地図アプリの maps.me の示す場所は捨てられたように、あれた建物、バスターミナル跡があるだけだった。
ここにくるとき、窓口でチケットを買ったが、券売機で買うよりも0.2ユーロ高かった。
その代わり、帰りのバスの時間を、16:45と17:30と教えてもらった。
変えられる安心を確保してから、ナルヴァ城へ向かう。
対イヴァンゴロド城のナルヴァ城
途中、アレクサンドル教会という正面白壁の建物が。
青い空によく映えていた。
目的はお城なので中には入らず、プラムをかじりながら進む。
国境の川、ナルヴァ川のロシア側には、イヴァンゴロド城が。
対岸から見ることができるので、一面全体を見渡せて、青い空と石壁、川のコラボレーションは最高。
かっこいい。
障害物がない分、ナルヴァ城よりよく見えた。
ここで初めて、かつて国同士が対峙した姿をナルヴァ城とイヴァンゴロド城が対峙している姿をみることを通じて感じることができた。
時間をかけてここまで来たかいがあった。
すごいフォトジェニック。
本に乗っていた、ヴィクトリア稜堡砲郭のツアー14:00に間に合いそうなので、ナルヴァ城よりも先にそっちに向かう。
リンゴをかじりながら歩いていたら、アジア人が珍しいのか、子どもたちがみてきた。
すれ違うとき距離をとってからーー
「ハロー、パー」
と声をかけてきた。
「ハイ!」
返すと、笑顔が。
何かロシア語で聞かれたが、わからなかったのでーー
「ニェ パニマーユ(わかんないよ)」
と言ったら
「バリショーイ」なんて笑いながら去っていった。
エストニアとロシアを1本の橋がつなぐ。
税関を待つ車や出入国する人々が通る。
ナルヴァの街は、稜郭内にある。
道を間違えると、遠回りしないと壁を通れない。
地図アプリ maps.me を確認して、階段を登り、木々の緑を抜けて、ヴィクトリアへ。
ヴィクトリア稜堡砲郭のツアー
ヴィクトリアの入口は小さくて、少し分かりづらい。
チケット売り場の矢印に導かれる。
受付では、2人の女性が。
「アジーン ビリエート パジャールスタ(チケット1枚ください)」
そういったら、ロシア語で返ってきた。当たり前か(笑
わかってない顔をすると、別の大きな女性が英語で話してきた。
「14:00からツアーよ。4ユーロ。ロシア語で解説をするから、英語のオーディオガイドを貸し出すわ。スタートはここ。とにかく説明はロシア語だから頑張ってね」
面白い。
パネル展示を見ながら時間まで待つ。
デンマーク人が作ったこの街。
そしてお城と稜郭の歴史が載っていた。
そばには、サーベルやマスケット銃、軍服などの展示がある。
時間が近づき、親子連れを含めて、20人近くが集まった。
係の人がやってきて、ツアーが始まった。
そう、ロシア語で。ここはエストニアなのに。
どこから来ました?的な質問に、一番多かったのは、St.ペテルブルグだった。
結局、JAPAN!、言えてない。
おそらく、ナルヴァ城、そして稜郭の成り立ちを話していた。
今いる部分は「ヴィクトリア」だが、それぞれの稜郭に名前がついているようだった。
外国のツアーは、ガイドが話をするだけでなく、参加者に質問を投げかける。
日本ではあまりみないと思う。
マスケット銃の弾の装填の解説があった。
おそらく、狭い地下の中でその作業をするのが大変だったという話だろう。
30分近くの解説の跡、ついに地下に降りる。
一度地上に上がってから、別の入口で稜郭の地下に入る。
ここからオーディオガイドを使う。
でも、話し手の方が解説が早くてオーディオガイドはまったく追いつかなかった。
地下は暗くて寒い。
ブランケットの貸し出しを遠慮なく利用してよかった。
脇には水はけの水路がある。
中はまるで鍾乳洞のようになっている。
人形と解説をまじえたやり方で6か所。
途中のコウモリを触るのはなんだったんだろうか。
稜郭の建設、戦争での利用、非戦闘員を含めて沢山の人が働いていたこと。
避難所としての利用。
隠れ家、戦後すぐの利用といったところか。
詳細はさっぱり。
外への攻撃の穴は、地上よりも低い位置にあって、攻め手は大変だっただろう。
また、マスケット銃は1発しか打てないので、2名以上の交代でやっていたとか。
帰り、中階層の扉に入ったが、一番奥まで行かなかったのが引っかかった。
全体で1時間ちょっとのツアーは終わり。
ブランケットとオーディオガイドを返す。
英語が話せる女性との会話。
「楽しかった?」
「楽しかったよ。ダスヴィダーニャ(さよなら)」
久しぶりに使ったな、ロシア語。
最後はナルヴァ城
ガイドの人にも挨拶をしてから、やっとナルヴァ城へ。
イヴァンゴロド城を撮ったり、結婚カップルの撮影をみたり、ロシア人を見たり、とロシア色が強い。
国境があるため、ナルヴァ城へはまわり道をする。
出入国ゲートでクラクション鳴らして、こっちにあいさつをしてきた人々はなんだったんだ。
返事はしたけど。
バイカーの集まりがあるらしく、手段が城へと入っていった。
横幅が広すぎて、ゲートを取れなかった人はどうしたんだろうか。
何やら、ナルヴァ城の城内で結婚イベントをやっていたらしく、正装した男女、大きな花束、花婿と花嫁、高級車。
お城の景観は台無し。
ナルヴァ城内からみるイヴァンゴロド城がまたいい。
さらに建物の中に入ってチケットを買う。
お土産にコインプレートをもらった。
第2次世界大戦でソ連軍に半壊されたナルヴァ城は、復元されて博物館になっていた。
再建して博物館なんて、日本のいまのお城みたい。
時間の関係もあって、駆け足で見て回る。
お城では、バイトっぽいロシア系の人がたくさんいた。
何やら見守り、売店、案内、物作りなどなど。
物作りの陶芸では、ピンホールカメラを作る若者がいた。
英語は通じなかったが、短い時間ながら楽しめた。
建物の中から、対岸のイヴァンゴロド城は見づらい。
それもそのはずで、見えたら逆にコチラも見えてしまう。
まさに防衛のためのお城。
このとき、少し焦ってスマホからタリンの宿を2日とった。
タリンへの帰路
ナルヴァ城からバスターミナルに戻る。
タリン行きのLUX Expressバスが来ていたので、このバスが17:30なのか気になった。
そうしていると、1人の男の人が手を貸してくれて、通訳になってくれて運転手と話をしてくれた。
どうやらダメそう。
それでチケットオフィスにいって17:30のチケットを買う。
さっきの黒ではなくて、紫のバスだという。
時間が近づくと、紫のLUX Express が来た
それまで、15分くらい鉄道の写真を撮って時間をつぶす。
近くにあった塔は何だったんだろう。
すれ違う老人に笑みをもらって。
同じ時間をかけてタリンに戻る。
車内で少し、日記を進める。
タリンに着いて買い出し。
ついでに上の階にある映画の時間を確認。
トランスフォーマーが21:30か。よさそう。明日こよう。
旅の先輩からの連絡
ケリーから入れ違いで連絡が来て、9日にラトビアのリガに入るそう。
でも自分は10日まで宿を取ってしまったんだよな。
少し焦り過ぎた。
明日、ホステルに言って変更できないかきいてみよう。
ホステルで食事をして、日記を書く。
まだ追いつかないがだいぶマシになった。
明日は、また地方都市のハープサルに行こうと思う。
目的あはやっぱりお城。
タリンのバスステーションに戻ったときに時間を確認しておいた。
今日、ヴィクトリアをでたとき、Eぞさんから連絡があって、仕事がコソボで決まったそうだ。
首都、好立地、広い部屋、安い物価、近隣諸国への格安ツアー、ビーチ。
とても魅力的なことをたくさん言ってきた。
バスタブでのお風呂もいい。
早く行って休みたい。
プランを考えよう。
補足
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