11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
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こんにちは、mickです。
日記に追われている感じがしていた。
このころは、結構しっかり書いてるってのもある。
1日中動きっぱなしだから、日記を書く時間を作るのも大変だったし。
それで、観光とかはほとんどしないで日記を書く日にした。
場所としては、エストニアの国立図書館、マクドナルド、そしてホステル。
頑張ったかいもあって、少し追いつく。
日付:2017年7月5日(水)日記に追われる
日付:2017年7月5日(水)
地域:タリン
天候:曇り
別れの朝
2人で食べたご飯、3人で飲み語った夜。
夢のような昨日。
とても騒がしくて、それが心地よい。
その分のコントラストで喪失感を得てしまう。
それとは別に、今朝は音楽がめちゃうるさくて起こされるレベル。
10:00に出発するSださんに合わせて起きる。
彼女はもうロビーにいた。
準備OKな装いで、ソファに座ってスマホを操作していた。
彼女の荷物、体に似合わず大きい。
「三脚を買ったのを3%くらい後悔してる」
いや、してないよな。
「レインカバー破れてるやん。テープで止めないの?」
「え、それダサい」
女の子らしいことをいう。
彼女の荷物をもたせてもらうと、間違いない、10kg以上はある。
150cmくらいなのにすげえ。
このギャップは、笑顔の男スタップも気にしていた。
「私は強いの」
「確かに」
思わず同意してしまう。
「Sれさんによろしく」
そういって彼女は出発していった。
日記を書く日
この日は、とにかく日記を落ち着かせる必要があった。
そうしないと記憶も薄れてしまっているからだ。
ただでさえも名前を忘れる。
簡単な計算も間違える。
そんなコンプレックスがあるのに。
昔持っていた自信は、どこへ行ったのかね。
日記の滞りに焦りを感じ、とにかくこの日はそれに費やすことにする。
なにせ6日分はたまっているし、日々増えていくからだ。
書くときも思い出すために写真に頼ることが多くなっている。
出かける頃、Sれさんと会った。
姿を見ないと思ったら、キッチンやらトイレやら行っていたようだ。
Sださんと別れが言えなくてよかったのか。
出発のタイミングが一緒で外へ。
近くの修道女跡にいくらしい。
一応ついていく。
ホステルの近くのトンネルをくぐるとあるその建物は、石、木々の緑、そしてしっとりと湿った空間が過去に一気にタイムスリップさせてくれた。
中は有料だったため、自分は入らなかったが、現地の人と英語でコミュニケーションをとるSれさんをみると、本物だと思った。
エストニアの言葉
11:00になりそうだったので、彼女と別れて昨日の夜Sださんといった店、そのお店でSれさんが食べたというランチに行く。
この日は曇りから快晴になって、中央広場に続く道は多くの観光客で賑わっていた。
お店の前には看板がでていて、3つのメニューが載っている。
これ、エストニア語で読めない。
それで、写真に撮ってお店の人にきくことにした。
昨夜みたおばさんがこの時間もいて驚く中きいてみた。
3つのメニューの意味は、上から、メインのみ、スープのみ、両方、という並びだったようだ。
両方にしても4.3ユーロとランチ価格。
スープはきのこスープでめちゃうまい。
パンによく合う。
ピールとこれだけでもいい。
「慣れた人はスープだけ注文するみたい」
Sれさんがそういってたことにも納得する。
メインは、ポーク、じゃがいも、ビーツ。
味はスープのほうが美味。
パンが余ったので、こっそりカバンに忍ばせた。
おばさんにお礼をいって出る。
「いいかい。テレ!はハロー!、アイタ!はありがとう!だよ」
と教えてもらう。
エストニアの国立図書館
エストニアの国立図書館へ行く途中、St.John’s教会に寄ったり、ポストを見つけたり。
エストニアの国立図書館は、一言でいうとカッコいい。
平たくどっしりとしたその佇まいがそう思わせる。
建物がデカイから撮るのが大変。
建物の中に入ると図書館の入口にセキュリティが居る。
きいてみると入館カードが必要だそう。
ロシアで国立図書館へ入るときの経験で、すぐにインフォメーションにいくことを思いつく。
インフォメーションできいたら、ビジターシールをくれた。
これでいけそう。
いまのところ訪れた国立図書館は、すべてトイレ無料。
助かる。
ビジターシールを付けていると、どの人にあっても大丈夫。
中は、PCや電源がそろっている。
そしてプライベートシートみたいなのがあって快適そうだ。
天井が低い分、6、いや8?階まである。
上にはビデオルームやCDの視聴スペースがあった。
ミニコンポが12台くらいならんでいた。
一番下の学習室つき図書室で日記をとりかかる。
プライベートシートにUSBの口はあるが充電できなかった。
12:30過ぎにとりかかる。
途中、姉への頼みごとでわからないとかで、姉と電話した。
ほんと姉には世話になっている。
ここの図書館が閉まる18:00に閉まるまでギリギリまで滞在。
それでも書けたのは、2日半から3日分がせいぜい。
なにか手を考えないとまずい。
1日1時間でもたりない、旅を通じて実感している。
途中、プライベートシートを狙って気を散らしたのは反省。
別のシートでもUSB充電はできなかったし。
利用者は年配の人が多い印象。
聖母マリア教会のコンサート
図書館をでて、またSれさんから教えてもらった教会のコンサートに向かう。
旧市街の丘の上、2つの教会のうち、ロシア正教会でない方だという。
聖母マリア教会。
7ユーロときいていたけれど、このときは5ユーロだった。
おそらく教会の入場料抜きのコンサートチケットのみの価格。
内容を知らずに入ったのでどんな演奏か知らない。
演奏は、パイプオルガン。
背面の上でひくので、最初は録音かと思った。
大丈夫、生演奏でした。
教会とパイプオルガン、そんな中自分は日記の続きを書いていた。
何という贅沢。
約1時間ほどでコンサートは終わり。
白いヒゲを携えたおじさまが最後降りてきて、観客から拍手をもらっていた。
おそらくこの人がパイプオルガンの奏者なんだろう。
マクドナルドでも日記
このあとは、街の散策。
地図アプリの maps.me を使ってビュースポットを歩く。
海が見えるその場所は、遠くにヘルシンキが見えてた。
城壁の階段を下って、沿って歩く。
ドイツの城壁の街、ローゼンベルグとだぶる。
姉と行った自分の初めての海外旅行を思い出してちょっと切なくなる。
大きな教会を通り、ふとっちょマルガレータからホステルへ。
Sれさんの姿は確認できなかった。
荷物を置いて、日本の感覚でマクドナルドで日記の続きを書く。
注文したのは、ハンバーガー1つだけ。
半日分は進めた。
でもぜんぜん落ち着けなかった。
そもそも、海外のマクドナルドで学習に利用している人を見たことはない。
ホステルに戻っても日記
ホステルに戻って、また日勤の続きを書くことにする。
久しぶりにパソコンで家計簿と写真の整理をした。
家計簿については、スマホでなんとかしたいと思う。
スマホのデータ転送に時間がかかるのをなんとかしたい。
そんなことをしていると、Sれさんが明日St.ペテルブルグに移動するという。
明後日だと思っていたので急に寂しくなった。
明日、バスを使ってカルヴァレに城を見に行こうと思っているから、一緒にバスターミナルまでいくことにさえてもらった。
8:00出発だ。
お休み言って、彼女は奥へ。
シャワーを浴びて、続きの日記をとロビーに行くと、0:30過ぎ。
1人の男性が、目が合うと挨拶をしてくれる。
自分とSださんにヘルシンキへの行き方をきいてきた彼。
トルコのイスタンブールから来たという彼は、ヨーロッパを周って明日ラトビアのリガ方面へ。
そしてトルコに戻るそうだ。
日本、オーストラリア、ニュージーランドに行きたいという。
休みが長く取れないから、旅をしている自分のことをいいことだってうらやましがっていた。
トルコからもってきたという、ナッツ系のお菓子、クリュミシュキをくれた。
それと1か月前の母の作ったケーキ。
トルコの人はよく、トルコ紅茶とクリュミシュキで食べるという。
自分がかつて仕事で鉄道のシミュレーター、そしてCやC++、Javaを使っていたことを話した。
「外国で働くのかい?」
「いや、日本で探すだろうね」
と答えた自分。
彼は明日出発する。
仲良くなれたとこなのに寂しいね。
彼は興味を持って日記をみて、
「(日本語で書かれているから)読むの大変だ」
「(日本語を)読めたらすごいよ」
自分は、誰も居なくなったロビーで、2時まで日記。
補足
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