【Android11対応版】OnePlus7ProのVolte化で楽天モバイルを快適にする【OxygenOS11】

【Android11対応版】OnePlus7ProのVolte化で楽天モバイルを快適にする【OxygenOS11】 SmartPhone

こんにちは、mickです。

・Android11 の OnePlus7Pro(Oxygen OS11) をVoLTE化したい
・Android11 の OnePlus7Pro(Oxygen OS11) を楽天モバイルで使えるようにしたい

こんな要望に応えます。

さらに、この記事を見ていただいた方からdocomo系やau系でも VoLTE化できた報告から次の要望にも応えます(今日追記)。

・Android11 の OnePlus7Pro(Oxygen OS11) を docomo(ahamo)で使えるようにしたい
・Android11 の OnePlus7Pro(Oxygen OS11) を au(povo)で使えるようにしたい

私は楽天モバイルを契約しています。

Android10(Oxygen OS10) までなら、前回の方法でOKです。

Android11 の OnePlus7Pro で楽天モバイルを使う

OnePlus7Pro が Oxygen OS11にアップデートできるようになりました。

楽天モバイルを利用できるスマホは、VoLTEに対応している必要あり。

海外のAndroid端末の中には、VoLTEの機能を有効にすることができるものがあります。

ここで紹介するOnePlus7Proもそのひとつ。
ところが、これまでできていた VoLTE化のやり方が Oxygen OS 11、Android11 になってできなくなりました。

OnePlusシリーズは、Android11 になってできなくなっているみたいですね。

いろいろやってみて、調べてみて、またやってみて…

最終的に、うまくいったので記事にしていきます。

VoLTE化の作業は自己責任で行うこと

動作環境と作業の流れ

動作環境を紹介します。

  • OnePlus7Pro(Androidバージョン11)
  • Windows10
  • 楽天モバイル
  • OnePlus Log Kit
  • Engineer mode apk
  • QuickShortcutMaker(ダイヤルが効かないとき用)
  • Qualcomm USB driver(OnePlus7/7Pro向け用)

作業の流れは大きく3つあります。

  1. スマホでやること。
  2. PCでやること。
  3. PCとスマホでやること。

以下に順をおって説明していきます。

スマホでやること

最初にスマホ(OnePlus7Pro)で作業をします。

OnePlus7Pro に必要なソフトをインストール

この2つをOnePlus7Proにインストールします。

  • OnePlus Log Kit apk
  • Engineer Mode apk

⇒ OnePlus Log Kitをダウンロード(ダウンロードが始まります)

⇒ Engineer Mode apkをダウンロード(ダウンロードサイトへ)

この2つをインストールするときには、警告がでます。
これはアプリをGoogle Playからダウンロードしていないからです。

警告を承認してインストールを続けます。

電話アプリから「*#800#」をダイヤル

電話アプリから「*#800#」をダイヤルします。

ダイヤルするとすぐに「FactoryMode」か「EngineerMode」かの選択がでてきます。

FactoryModeを選ぶ
FactoryModeを選ぶ

まずは、「FactoryMode」を選択します。

ENTERを選択
ENTERを選択

警告がでますが、「Enter」でそのまま進みます。

VoLTE の設定スイッチを表示させる

OnePlus7Proに隠れているVoLTEへの切替スイッチを表示するようにしていきます。

「oneplus logkit」>「Function Switch」

oneplus Logkitを選択
oneplus Logkitを選択

「Log_test」で「oneplus Logki」をタップ。

Function Switchを選択
Function Switchを選択

「OnePlusLogKit」で「Function Switch」をタップ。

VoLTE switchにチェックする
VoLTE switchにチェックする

「VoLTE Switch」にチェックを入れて「ON」にします。

OnePlus7Proを再起動するように求められるので、再起動します。

「reboot」です。

モバイルネットワークで VoLTE を「ON」にする

OnePlus7Proの設定のモバイルネットワークに、VoLTEの項目が増えています。

VoLTEにチェックする
VoLTEにチェックする

「VoLTE」にチェックを入れて「ON」にします。

SIM2をVoLTEにする場合は、「デュアル4Gネットワーク」を「ON」にします。

そしてSIM2の項目「VoLTE」を「ON」にします。

開発者向けオプションを表示させる

「設定」>「デバイス情報」>「ビルド番号」

ビルド番号を数回タップ
ビルド番号を数回タップ

この「ビルド番号」を連続でタップして、「開発者向けオプション」を「ON」にする。

開発者向けオプションで USBデバッグを「ON」にする

「設定」>「システム」>「開発者向けオプション」

USBデバッグをONにする
USBデバッグをONにする

ここに「USBデバッグ」があるので「ON」にします。

ダイアログで許可を求められるので「許可」します。

電話アプリから「*#801#」をダイヤル

電話アプリから「*#801#」をダイヤルします。

ダイヤルするとすぐに「FactoryMode」か「EngineerMode」かの選択がでてきます。

EngineerModeを選択
EngineerModeを選択

今度は「EngineerMode」を選択します。

Full-port SwitchのみONにする

ONにしたFull-port Switch

ここで「Enginner Mode Toglle」を「ON」にします。

他のスイッチングは触らないように気をつけてください。

「*#800#」や「*#801#」でアプリがでないときの対処法

自分の環境では、この2つ「*#800#」や「*#801#」でアプリがでてこなくなりました。
同じようなことになったときのために、解決策をおいておきます。

次のアプリを使うことで、「FactoryMode」や「EngineerMode」を使うことができるようになります。

QuickShortcutMaker(ショートカットツール)

QuickShortcutMaker(ショートカットツール)

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アプリを起動して、Engineer Mode を実行する

QuickShortcutMaker アプリを起動します。

検索で、「Enginner」として、Enginner Mode アプリを探します。

「Enginner」として、Enginner Mode アプリを探す
「Enginner」として、Enginner Mode アプリを探す

これをタップして、さらに「起動」をタップしてアプリを実行します。

「起動」をタップしてアプリを実行
「起動」をタップしてアプリを実行

Commonly Used Commands をタップする

リストにある、「Commonly Used Commands」をタップします。

「Commonly Used Commands」をタップ
「Commonly Used Commands」をタップ

「*#800#」や「*#801#」を選ぶ

リストに、「*#800#」や「*#801#」があるので、それぞれタップすると、動かすことができます。

「*#800#」や「*#801#」があるので、それぞれタップすると、動かすことができる
#800#」や「#801#」があるので、それぞれタップすると、動かすことができる

PC でやること

次にパソコンでする作業に入ります。

QualcommのUSBドライバーをインストール

Free Download OnePlus 7 Qualcomm Driver
Free Download OnePlus 7 Qualcomm Driver

QualcommのUSBドライバーをインストールします。
(Free Download OnePlus 7 Qualcomm Driver)

このとき「Wwwan-dhcp」か「Ethernet-dhcp」かの設定を迫られます。

私は「Wwwan-dhcp」を選んでやりました。

失敗する場合、改めて「Ethernet-dhcp」をインストールすることを述べています。

また、ここはハマったポイントの1つです。

私のスマホは「OnePlus7Pro」。

この OnePlus7Pro に用意された Qualcomm の USBドライバーをインストールして解決しています。

そうしないと、PDCでスマホの設定を変えるときに失敗してしまいました。

⇒ OnePlus7/7Pro用QualcommのUSBドライバー設置サイト

ドライバーのインストールがうまくいかないとき

2021/05/05追記

QualcommのUSBドライバーをインストールがうまく行かないとき、Windowsのテストモードを試すのがいいかも。

EFS ツールを準備する

ここからが、これまでと違う方法です。

Android 11 からは、EFS ツールを使っていきます。
(Android 10 までは、PDC ツールを使っていた)

まず、3つのファイルをダウンロードします。
本体は、最初の EfsTools です。

⇨ EfsTools をダウンロード(すぐにダウンロードが始まります)

⇨ EFS 情報をダウンロード(Google Drive)

⇨ キャリア別の MBNS をダウンロード(Google Drive)

EfsTools を解凍して任意のフォルダに置く

ダウンロードした EfsTools「EfsTools-0.10-modded-1.2-win32.zip」を解凍して、自分のわかりやすいフォルダに置きます。

自分の場合は、「C:\Tools\EfsTools」としています。

EFS 情報を EfsTools 内に置く

ダウンロードした EFS情報「efs.zip」を解凍して、EfsTools の中に置きます。

自分の場合は、「C:\Tools\EfsTools」に置きます。

キャリア別の MBNS を EfsTools 内に置く

ダウンロードしたキャリア別の MBNS「dotup.org2425917.zip」を解凍して、EfsTools の中に置きます。

自分の場合は、「C:\Tools\EfsTools」に置きます。

楽天モバイルの MBNS を EfsTools 内に置く

回答して EfsTools の中に楽天モバイルの MBNS(mcfg_sw.mbn) が入っています。

自分の場合は、「C:\Tools\EfsTools\Pixel_mcfg_sw\APAC\Rakuten\pixel_Commercial」の中。

これを、EfsTools の中に置きます。

自分の場合は、「C:\Tools\EfsTools」に置きます。

設置したファイルをまとめた画像がこちら

設置したファイルをまとめた画像がこちら
設置したファイルをまとめた画像がこちら

PC とスマホでやること

最後は、スマホとパソコンを使った作業です。
前提として、楽天モバイルの SIM は、SIM1 に入れていることにしています。

SIM2 でのやり方は、その次に補足で入れておきました。

PC と OnePlus7Pro を接続

PC と OnePlus7Pro を USB で接続します。

このときは USBハブを介することなく、直接接続することをお勧めします。

これは、失敗の要因を減らすためです。
失敗の要因を減らすことで、実際に失敗したときに状況を整理しやすくできます。

Windows のコマンドプロンプトで作業する

ここから、Windows のアプリ「コマンドプロンプト」を使います。

そしていよいよ、本番です。
ゆっくり落ち着いてやれば大丈夫でした。

EfsTools.exe を置いてあるフォルダに移動する

プログラムを動かすために、 EfsTools.exe があるフォルダに「cdコマンド」で移動します。

自分の場合は、「C:\Tools\EfsTools」にあるので、次のようになります。

cd C:\Tools\EfsTools

EfsTools の準備をする

次を実行して、EfsTools の準備をします。

EfsTools.exe efsInfo
EfsTools を準備したところ
EfsTools を準備したところ

OnePlus7Pro の SIM1 の準備をする

次を実行して、OnePlus7Pro の SIM1 の準備をします。

EfsTools.exe writeFile -i mcfg_autoselect_by_uim -o /nv/item_files/mcfg/mcfg_autoselect_by_uim
OnePlus7Pro の SIM1 の準備したところ
OnePlus7Pro の SIM1 の準備したところ

OnePlus7Pro の SIM1 の MBNS を楽天モバイルにする

次を実行して、OnePlus7Pro の SIM1 の MBNS を楽天モバイルにします。

EfsTools.exe uploadDirectory -i mcfg_sw.mbn -o / -v
OnePlus7Pro の SIM1 の MBNS を楽天モバイルにしたところ(1/2)
OnePlus7Pro の SIM1 の MBNS を楽天モバイルにしたところ(1/2)
OnePlus7Pro の SIM1 の MBNS を楽天モバイルにしたところ(2/2)
OnePlus7Pro の SIM1 の MBNS を楽天モバイルにしたところ(2/2)

OnePlus7Pro を再起動する

設定を反映させるため、OnePlus7Pro を再起動します。
これでOKです。

お疲れ様でした。

楽天モバイル を SIM2 に入れている場合

楽天モバイルの SIM を SIM2 に入れている場合は、次のようにします。
EfsTools を準備したあとに…

OnePlus7Pro の SIM2 の準備をする

次を実行して、OnePlus7Pro の SIM2 の準備をします。

EfsTools.exe writeFile -i mcfg_autoselect_by_uim -o /nv/item_files/mcfg/mcfg_autoselect_by_uim -s 1

OnePlus7Pro の SIM2 の MBNS を楽天モバイルにする

次を実行して、OnePlus7Pro の SIM2 の MBNS を楽天モバイルにします。

EfsTools.exe uploadDirectory -i mcfg_sw.mbn -o / -s 1

OnePlus7Pro を再起動する

設定を反映させるため、OnePlus7Pro を再起動します。
これでOKです。

お疲れ様でした。

作業でハマった2つのエラー

OnePlus7Pro にコマンドが効かない

OnePlus7Pro に EfsTools が効かないときは、OnePlus7Pro のEngineer Mode Toggle スイッチを確認してください。

このツールは、EMT(Engineer Mode Toggle)を使う

だから、ここのスイッチがONになっていないと動かなかったわけです。

PDCでスマホに接続するときに起きたエラー

OnePlus 8Tを非rootでVoLTE有効化する方法。Android 11のFactory Test Modeを使用
この方法で、すべての準備が整い、OnePlus7Proの通信設定をPDCで変更したときにエラーが発生しました。

QMI connection not ready, please use USB driver version 1.00.32 or later and fix the connection before using PDC tool.

PDCでOnePlus7Proの接続エラーメッセージ

いろいろとドライバーを試しました。

しかし、解決できず

だから、今回のように EFSツールを使う方法で解決したわけです。

ahamo 利用者様からのご報告

2021/05/05追記

Twitter から ahamo で利用するためこの記事で VoLTE化できたというありがたい報告をいただきました。
ありがとうございます!

ahamo でやるときは、docomo なのでキャリア別の MBNS に「Pixel_mcfg_sw\APAC\DCM」の中のを使えばOK。

au SIM 利用者様からのご報告

2021/08/03追加

Twitter から au SIM で利用するためこの記事で VoLTE化できたというありがたい報告をいただきました。
ありがとうございます!
(ご報告の追記が遅くなって大変申し訳ありません!)

ahamo でやるときは、au なのでキャリア別の MBNS に「Pixel_mcfg_sw\APAC\KDDI」の中のを使えばOK。

まとめ。おまたせしてすみませんでした

Android11 での VoLTE化の紹介が遅くなってすみませんでした。
同じようにお悩みで、この oneuro に来てくれている方々がいたみたい。

これまでは、ご期待に応える記事でなかったと思います。
少しでもお役に立ちますように。

cd C:\Tools\EfsTools

EfsTools.exe efsInfo

EfsTools.exe writeFile -i mcfg_autoselect_by_uim -o /nv/item_files/mcfg/mcfg_autoselect_by_uim

EfsTools.exe uploadDirectory -i mcfg_sw.mbn -o / -v
cd C:\Tools\EfsTools

EfsTools.exe efsInfo

EfsTools.exe writeFile -i mcfg_autoselect_by_uim -o /nv/item_files/mcfg/mcfg_autoselect_by_uim -s 1

EfsTools.exe uploadDirectory -i mcfg_sw.mbn -o / -s 1

⇨ 参考「[Guide]Activate VoLTE/VoWiFi OOS 11(OB1&OB2)」

すべて作業が終わったら、OnePlus7Pro の再起動、お忘れのないように。

記事を読んでくれて嬉しいです。
今日もありがとうございました。

初稿 2021/04/29

追加情報

2021/07/30のOxygen OSのアップデート

2021/08/03追記

OnePlus7ProにOSのアップデートがありました。
最新バージョンにしたわけです。

OnePlus7Pro では VoLTE はそのままだった

自分の持っている端末は、上の作業をしなくてもそのままでOKでした。
ただ、以前Twitterで OnePlus7T 利用者様が、アップデートしたら上の作業をもう一度する必要があることを報告してくれています。

感謝!

2021/08/31のOxygen OSのアップデート

2021/09/01追記

OnePlus7ProにOSのアップデートがありました。
早速最新版に更新。

OnePlus7Pro では VoLTE はそのままだった

自分の持っている端末は、上の作業をしなくてもそのままでOKでした。
以上報告終わり!

2022/01/01のOxygen OSのアップデート

2021/01/02追記

OnePlus7ProにOSのアップデートがありました。
早速最新版に更新(11.0.5.1.GM21AA)。

OnePlus7Pro では VoLTE はそのままだった

自分の持っている端末は、上の作業をしなくてもそのままでOKでした。
以上報告終わり!