こんにちは、mickです。
最近、MacBook Pro 15(2016)のディスプレイ上部に線が入るようになってしまいました。
この記事ではこんな風にMacBook Proの調子が悪いときにできることを紹介します。
調子が悪いMacにはリセット機能や診断ツールを使う
Macには、調子が悪いときに使えるリセット機能や診断ツールが付いてます。
- NVRAM(またはPRAM)リセット
- SMCリセット
- Apple診断(Apple Diagnostics)
NVRAM(またはPRAM)リセット
MacBook Proのスピーカーやディスプレイの調子が悪いときは、NVRAM(またはPRAM)リセットをします。
- スピーカーの音量がおかしい
- ディスプレイの表示が乱れる
- 起動しない
- などなど
NVRAM(またはPRAM)リセットの方法
NVRAM(またはPRAM)リセットをする手順はこちら。
- MacBook Proをシャットダウンする
- MacBook Proの電源を入れる
- 画面が黒いうちに次の4つのキーを同時に押す
- 「option」キー
- 「command」キー
- 「P」キー
- 「R」キー
- MacBook Pro再起動するまで押し続ける
- ログイン画面がでたらキーを離す
NVRAM(またはPRAM)リセットしてもユーザー保存のデータは消えない
NVRAM(またはPRAM)リセットをしても、ユーザーが保存しているデータが消えることはありません。
その点は安心して大丈夫です。
ただし、一部のシステム設定と環境設定が変更されることがあります。
余裕があるときは、システム環境設定を確認するのがいいと思います。
SMCリセット
MacBook Proの電源系が不調のときは、SMCリセットをします。
- スリープができない
- スリープ解除できない
- 電源が入らない
- バッテリーの充電ができない
- などなど
SMCリセットの方法
SMCのリセットの方法です。
SMCのリセットはMacのモデルで大きく2通りあります。
- T2チップ搭載のMac
- T2チップを搭載してないMac
T2チップ搭載のMac
対象のMacはこちら。
- MacBook Air (2018 年以降に発売されたモデル)
- MacBook Pro (2018 年以降に発売されたモデル)
SMCリセットをする手順はこちら。
- MacBook Proをシャットダウン
- 次のキーを全部押す
- キーボードの左側の「control 」キー
- キーボードの左側の「option」キー
- キーボードの右側の「shift 」キー
- 上記 3 つのすべてのキーを 7 秒間押し続ける。このとき電源ボタンも長押しする
- 7 秒後にすべてのキーを離して電源を入れる
T2チップを搭載してないMac
対象のMacはこちら。
- MacBook Pro(2009 年中期から 2017 年に発売されたモデル)
- ただし、MacBook (13-inch, Mid 2009) は除く。
- MacBook Air(2017 年以前に発売されたモデル)
- MacBook (全モデル)
SMCリセットをする手順はこちら。
- MacBook Proをシャットダウン
- 次のキーを全部押す
- キーボードの左側の「shift 」キー
- キーボードの左側の「control 」キー
- キーボードの左側の「option」キー
- 上記 3 つのすべてのキーを押し続ける。このとき電源ボタンも長押しする
- 10 秒後にすべてのキーを離して電源を入れる
SMCリセットしてもユーザー保存のデータは消えない
SMCリセットをしても、ユーザーが保存しているデータが消えることはありません。
その点は安心して大丈夫です。
MacBook Proの一部の設定はリセットされます。
SMCについて
SMC(System Management Contorller)であるシステム管理コントローラは、電源系の動作に関する管理ができてます。
具体的には以下の機能を管理してます。
・電源 (電源ボタンや、USB ポートへの電源供給も含む)
アップルサポート「Mac の SMC をリセットする方法」
・バッテリーと充電
・ファンやその他の熱管理機能
・ステータスインジケータランプ (スリープ状況、バッテリーの充電状況など)、緊急モーションセンサー、環境光センサー、キーボードバックライトなどのインジケータやセンサー
・ノートブックコンピュータの蓋を開閉した際の動作
アップル診断(Apple Diagnostics)
キーボードやトラックパッド、ディスプレイなどハードウェアに問題があるかどうか診断するツール、アップル診断(Apple Diagnositcs)がMacにはついてます。
Apple サポートへの問い合わせ方法も案内してくれる
Apple Diagnostics は問題に対する解決策を提案してくれます。
そして、Apple サポートへの問い合わせ方法も案内してくれます。
Apple Diagnostics の使い方
アップル診断(Apple Diagnositcs)の使い方はこちら。
- 作業ができる落ち着いた場所にMacBook Proを設置
- MacBook Proに接続している機器を全部外す
- MacBook Proをシャットダウン
- MacBook Proの電源をいれ、すぐに「D」キーを押したままにする
- MacBook Proの診断中であることを示す進行状況バーが画面にでてくる
- 2から3分ほど診断を待つ
- 問題が見つかると、推奨する解決策とリファレンスコードが画面にでてくる。リファレンスコードはここでメモをとる
- 次にできること
- テストを繰り返す(command + R キーを押す)
- 修理サービスやサポートのオプションなど詳しい情報を確認する(command + G キーを押す)
- 再起動する(R キーを押す)
- システム終了する(S キーを押す)
8のbで詳しい情報を確認すると、Safariを通じてAppleのサポートに状況を伝えることになります。
またApple Diagnostics で生成されるコードから、エラーの内容がわかります。
⇒ Apple Diagnostics:リファレンスコード(Apple公式サイト)
まとめ。
MacBook Proの調子が悪いときにできることを紹介しました。
ここまでやっても改善しない場合は、アップルサポートに連絡するしかありません。
過去の経験では、Appleのサポートは丁寧に対応してくれる印象です。
Apple Storeのgenius barに持っていけば、対面での対応なのでなお安心。
⇒ Apple サポートへのお問い合わせ(Apple公式サイト)
以上、みなさまの助けなれば幸いです。
初稿 2020/10/08