11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
初めての方はコチラから → 11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録と記憶
こんにちは、mickです。
【この日の内容は、記録が長かったので2回に分けています(後半)】
前の日に出会った大学の先生らしい人と、Tくんを交えて朝から会った。
彼の本屋から大学までの道中、そして大学周辺でブダペストやハンガリーに関係する歴史を教えてもらった。
お城が好きなので、昔のころの城壁跡の情報は面白かった。いまだにこのおじさんが何者なのかははっきりわかってない(笑
今日は、念願のブダ城にある図書館にいけた。ワインフェスのおかげで入るのに一苦労だったけれど、この過程が自分にとっては面白い。思いがけずに、ハンガリー映画のポスターとか、超マニアックなものがみれて満足。
夜は、セーチェーニ温泉にTくんと行った。他の温泉に比べて、完全にアミューズメント施設。温泉らしくない。最初に入ったキラーイ温泉が一番好き。
日付:2017年9月9日(土)大学の先生から学ぶブダペストの歴史
日付:2017年9月9日(土)
地域:ブダペスト
天候:晴れ
セーチェーニ図書館とハンガリー映画
やっとこさ図書館につくと、係の人が何で来るんだ的な。つまり、環境客が好きな物はない、そういう話しだ。自分は図書館そのものに興味があるから十分価値がある。
「2つの展示がある。それをみないなら、400フォリント。みるなら展示毎に1200フォリントよ。ひとつは、偉人のことについてのもの。もうひとつはハンガリー映画のポスターについてよ」
「じゃあ、400フォリントで」
「本当にないもないよ。建物自体も第二次世界大戦で壊されて新しいし」
ふと、自分は映画というキーワードにひっぱられてーー
「あ、1200フォリントのハンガリー映画のポスター展示にする」
そういえば、ハンガリーの映画なんて考えたこともなかった。
荷物を預けて中に入る。すぐ上の階にポスター展示があって、最初そこだけかと思った。それでそこをずっとみてまわっていた。説明は、受付の女性がいっていたとおり、ハンガリー語のみ。日本で言うと時代劇、そして戦争もの。たいてい、美女と美男が載っている。オリジナルらしいので、歴史的には大切なものだ。映画会社のマークがいくつかあった。
2周くらいしたあとで、図書館そのものを散策した。さらに上の階、いわゆる3階が図書館。本やリーディングルーム、そしてセーチェニについての資料があった。建て直したわりに見た目は古い。木製の家具が多い。利用者は歳の行った人が目立つ。ワインフェスなのにどうやって入ったんだろう。
結構場違い感がある、というか落ち着かない。中心に机。周りに本。1フロアが広い。上の段もある。そこも机と本がある。その部屋が両サイド。4階もあって、5階は工事中。昨日行った図書館の方が好き。
2階に戻ってみると「入口」とハンガリー語で書かれた扉が。で、係委の人にチケットを見せたら入れた。薄暗い部屋。中心にカメラ。壁にポスターが並んでいた。2つの部屋でポスターを展示してあって、ハンガリーの名だたるスターであろう人たちの写真があった。美女が森の中でタル風呂に入っているシーンは面白い。それに、スチールだけでストーリーを想像できるのってすごいと思った。アラブの国に迷い込んだ金髪美女が王子かお金持ちに惚れられる、みたいな。受付の子が好きだというポスターは、忘れたのもあって、見つけられたなかった。
ブダペストの国立美術館
でるときに、撮影禁止と気づいた。建物で行けそうなところは散策。探検気分。Tくんにブダ城の周囲は水も高いということで、図書館の中でコーラを買った。水ならもっと安かった。これは、図書館をまわった者の知恵。外に出ると係の人はいない。勝手にフェスの中をうろついて、国立美術館へ戻った。入り口から入ってすぐにピカソのパネルが。それに惹かれて入ったが、ピカソはなかった。ワインフェスで入り口が限られていたので、会場まで5から10分ほど歩いて行った。
目をひくのは、ハンガリーの絵画だ。他の国では見ることが難しい。でもおかげでここにくれば見ることができる。ここでもセーチェニのことが載ってあった。ポートレイトの絵画が目をひく。中には、日本の女性について描いた者もあった。また、チケットにのっている坂の野原のピクニックの風景は、どうやって色をだしたんだろう。そう思わせるピンク色のドレスの女性が描かれていた。
18時で閉まるこの美術館。17:30過ぎまでいた。Tくんとは6PM。これには遅れそうだ。ブダペストやハンガリーの歴史の展示をしていた。光と影というタイトル。教師のおっさんがいっていたのよりは新しい。オスマントルコの大東で、温泉が入ってきたこと。ドナウ川の氾濫、オーストリアのこと、かなりの情報量で大変。地下には、イコン。また、パンフレットの絵は聖書の一節を背がいたもの、と係の人が教えてくれた。係の人は、絵の場所を尋ねると、大抵快く対応してくれる。きっとそのために居てくれるんだと思った。
おばちゃん、かたことの英語でめちゃかわいい。貴重な昔の線もある。とにかく広くてあまくみてた。来て良かったと思える場所だ。18時にせまり、セーチェーニ温泉に向かう。Googleマップで行き方を調べて、バスで向かった。工事で少し迂回して、英雄広場に着く。そこから公園を抜けると着く。
セーチェーニ温泉に急ぐ
Tくんのわがままで、買い忘れたトカイワインを買うように頼まれたが、時間もお店もなくてやらなかった。公園には、ブロックでできた川渡りがあって、面白い。あるカップルは男性が怖じ気づいてわたれてなかった。自分はアスレチック気分ですらすらと。ただ、足元を見ないで渡るようなことはできなかった。
入り口が何カ所かあるセーチェーニ。Tくんが事前に教えてくれたのでよかった。19時から安くなったが、もう中に入った。ここが一番高い。人も一番の多い。日本人も見かけた。女性2組。中に入って着替えて入る。もう外は肌寒い。中心にある温泉プールにすぐ入る。が、ぬるい。抜けて建物の中に入る。ましな暖かさの浴槽があった。が、しろくなてておそらくキタナイ。
でもそこでTくんを見つけた。よかった。彼と二人、キラーイ温泉が一番良くて、だんだん悪くなったね、と意気投合した。日本人らしきグループがきていたのに、声をかけることができない、チキンっぷり。この挙動不審の初期行動が、アプローチしたときにマイナスに運びやすい。なんかもんもんとしてしまった。
セーチェーニ温泉は、アミューズメント施設
ここは温泉と言うよりは、健康ランド。温泉気分の自分たちはつまらなかった。どうやら撮影OKらしく、スマホを持ち込んでいる人が女性を中心にいた。トルコ系の3人の男が、日本人女性3人にナンパをしている。割っては入れないチキン。結局、二人組にも声をかけられず、間違って中国人2人に声をかけそうになった。子どもも入れるみたいだが、家族連れは、1、2組くらいしかみなかった。
最後の晩餐
サウナに入ったり、プールに入ったりしたが、Tくんともうご飯に行こう、となってでことにした。メトロ1本で、初日に食べたビュッフェのお店に行ける。トカイワインを飲みたい彼は、SPARに立ち寄って、トカイワインを探した。昨日と同じ銘柄はなかったが、無事に買えた。いよいよ食事。前にHを含めて3人できたところだ。自分はビール、彼はワインをオーダーして、2人の最後の晩餐が始まった。料理を取ってTくんの。
「さあ、たくさん食べるぞ〜」ってのが本当の嬉しそうで、いい。2人とも満足いくまで食べた。今日の焼き人は、気合いも入っていて、上手にやってくれた。前よりも早く来店したから、子ども連れの家族もちらほら。家族にお構いなくイラストを描き続ける女の子(上手)。母親に説教される男の子(なぜか母親がでていって、親父がフォローに入る)。ノーブラの女の子、若者グループ、パーティーなどなど。4人テーブルなのに1人で食べる自由に食べるおっさんもいたな。
Tくんのこの先の旅、これまでの思い出を話し合った。ワイン数口で満足した彼は、いい感じになっていた。いよいよ会計をして、家路に就く。ウィーンが懐かしい。お互いの無事を祈って別れた。この前はHとあるいた道。今日は1人。少し気をつけながら帰る。この日もホステルに戻ってからは何もできず、また1日、日記がたまった。
補足
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