MVNO=格安SIMと考えていい【プチ解説】

MVNO=格安SIMと考えていい【プチ解説】 SmartPhone

こんにちは、mickです。

プログラマ系SEとしてIT企業に11年勤務。

以前、携帯電話を使うとしたら契約する通信会社にはau、docomo、SoftBankと非常に限られていました。
いまはCMで見かけるUQ MobileやY!Mobileを初め、たくさんの選択肢があります。
そして後発の通信会社は料金が安い傾向があります。

それは、MVNOという仕組みを使っているからです。

MVNOで実現できる格安SIM

MVNOいわゆる格安SIMの会社は、自分の会社では通話や通信をするための回線網をもたないで、大手通信会社からこの回線網をレンタル。そして独自の通信サービスを提供しています。

仮想移動体通信事業者(かそういどうたいつうしんじぎょうしゃ、英語: Mobile Virtual Network Operator, MVNO、モバイル・バーチャル・ネットワーク・オペレーター)とは、無線通信回線設備を開設・運用せずに、自社ブランドで携帯電話やPHSなどの移動体通信サービスを行う事業者のことである。

引用:Wikipedia「MVNO」より

基地局の増設やメンテナンスなどのコスト削減の結果、安く通信サービスを提供できるというわけです。

格安SIMの安定性は大手通信会社と大差ない

格安SIMの会社は、大手通信会社から回線網を借りています。そのため、安定性もほぼ同等と考えていいと思います。

だって格安SIMの回線網に故障があったのなら、それは借りているおおもとの大手通信会社の回線網が故障しているわけなのです。

格安SIMは大きく分けて3タイプ

格安SIMのタイプは大きく分けて3つになります。

  1. au系(7種類)
  2. docomo系(33種類)
  3. SoftBank系(5種類)

理由は単純で、貸し出している大手通信会社の回線網が3社だからです。
(カッコの数字は、Wikipediaより引用)

Y!Mobileは、自社回線とSoftBank回線の両方を持っているのでハイブリッド格安SIMと読んでもいいかもしれませんね。

そういう意味では格安SIMではないですが、大手通信会社としてスタートした楽天モバイルもハイブリッド大手通信会社でしょうか。
楽天モバイルは、自社回線の他にパートナー回線としてauの回線を使っていますね。

格安SIMの通話アプリで通話料も節約

格安SIMの特徴といっていいと思います。格安SIMには通話アプリが用意されていることがあります。それを使うと通話料が安くなるように設定されています。

例えに代表3社を見てみます。

通常通話アプリから通話
mineo 20円 / 30秒10円 / 30秒
イオンモバイル20円 / 30秒10円 / 30秒
BIGLOBEモバイル20円 / 30秒9円 / 30秒

2020/07/12時点(税抜き)

仕事で通話を使う際も節約ができるということですね。

いまなら、LINEやFaceBookメッセンジャー、Skypeなど代替手段があるので人によってはプライオリティは低いかもしれませんね。

格安SIM選びは料金の安さ、次に手持ちのスマホから

格安SIMを選ぶ際は、とにかく料金の安さから選んでいいと思います。
格安SIMはコスト削減のために窓口がなかったりサポートが有料だったりします。

すぐにわかる差別化は、事務手数料と通信料金です。
せっかくのMVNOで格安SIMなのに、料金体系が大手通信会社と似たような格安SIMの会社もあります。

テレビでよく見かける通信会社はオススメしない

もし節約で格安SIMにするのなら、ちょっと考えてみてください。

広告をどんどん出している格安SIMの会社が安くしていると思いますか。

料金体系でまずオススメしているのは3社

格安SIMの会社は数が多いです。
料金体系がわかりやすい会社を3社選んでおきました。

イオンモバイル

BIGLOBEモバイル

mineo

手持ちのスマホから選ぶタイプ

格安SIMには「タイプ」というのが存在します。
これは手持ちのスマホに合わせればよいです。

多くの場合は、次の中から選ぶはずです。

auタイプ(Aタイプ)

docomoタイプ(Dタイプ)

SoftBankタイプ(Sタイプ)

例えば、手持ちのスマホがauで買ったスマホだったら、auタイプ(Aタイプ)を選びます。

もしSIMフリーだったら、docomoタイプ(Dタイプ)を選ぶのが無難です。

まとめ。MVNOなら料金体系が明確な格安SIMへ

ざっとMVNO=格安SIMとしてまとめてみました。
格安SIMなのに、料金体系が大手通信会社と同じようにわかりにくい通信会社があります。

そういう会社に限って勧誘がすごい印象を勝手にもっています。

MVNOを使う格安SIMはもっと一般的になってくると思います。
格安SIMなら高校生のお年玉でも維持できるくらいだと思います。

スマホがもっと身近になっていくこの先、格安SIMを使って上手に通信費をコントロールしていきたいと思います。

以上、みなさまの助けなれば幸いです。

初稿 2020/07/12