こんにちは、mickです。
macOSの最新バージョン「Big Sur」がリリース。
早速インストールしたら気になる表示がでることに気づきます。
あれ、バッテリーが劣化してる?
具体的にどれくらいバッテリーが劣化しているか調べることにしました。
ここではMacbook Pro 15の2016を例にしています。
ほかのMacbook Pro、Macbook AirそしてMacbookでも同じことができます。
バッテリーの状態はMacのシステム情報から
Macのバッテリーの状態はMacのシステム情報から確認できます。
「Appleメニュー」>「このMacについて」
「システムレポート」をクリックするとバッテリー情報を含めた詳しい情報がでてきます。
「ハードウェア」>「電源」
みるところは「バッテリー情報」。
バッテリーの寿命に関する部分は次の4つ。
- 残りの充放電量(mAh)
- 完全充電時の容量(mAh)
- 充放電回数
- 状態
残りの充放電量(mAh)は「現在のバッテリー容量」。
完全充電時の容量(mAh)は「満充電したときのバッテリー容量」。
充放電回数は「充電と放電を繰り返した回数(充電した回数ではない)」。
機種にもよるけれど、おおむね1000回が限度の目安。
状態は「バッテリーの状態」で表示は「正常」か「修理サービス推奨」。
「修理サービス推奨」ならAppleはバッテリー交換をオススメしてくる。
搭載している元々のバッテリー容量を確認する
ターミナルを使うとMacBook Proの元々(買ったとき)のバッテリー容量を知ることができます。
ターミナルで次のコマンドを入力(コピペOK)。
ioreg -c AppleSmartBattery | grep -i Capacity
上の画像の例だとこうなります。
完全充電時の容量(MaxCapacity):4932(mAh)
残りの充放電量(CurrentCapacity):4752(mAh)
充放電回数(Cycle Count):139(回)
買ったときの容量(DesignCapasity):6669(mAh)
ここで注目するのは「完全充電時の容量(MaxCapacity)」と「買ったときの容量(DesignCapasity)」。
バッテリーの劣化を計算する
バッテリーの劣化は、よく買ったときの容量(DesignCapasity)と現在の完全充電時の容量(MaxCapacity)との割合で出します。
計算してみるとーー
4932 ÷ 6669 = 約74%
これで「バッテリーの性能が74%まで劣化している」ことがわかります。
約3年使って74%です。
(2016年に買って、1年使わない時期があって、現在2020年。)
充放電回数139回から考えると、あまり上手にバッテリーを使えていない気がします。
保証対象外でのMacbook Proバッテリー交換の費用
最初の1年間の保証やAppleCare+未加入の場合の費用はこちら。
(税込みで2020/11/14現在)
19,800円:MacBook Pro 13, 15, 16のRetinaディスプレイ
12,800円:MacBook Pro 13, 15
12,800円:Macbook Air 11, 13
19,800円:Macbook 12
安くないですね。
まとめ。
MacBook Proのバッテリーの劣化を調べる方法を紹介しました。
macOSをアップデートしてバッテリーの警告を知りました。
調べてみるとバッテリーの劣化は74%。
充放電回数ばかりに気を取られていて買ったときからこんなに容量が減っているとは思ってもみませんでした。
このMacBook Proが壊れるとかなり困るので、まだまだ頑張って欲しい(祈。
初稿 2020/11/14