こんにちは、mickです。
プログラマ系SEとしてIT企業に11年勤務。
私は、AndroidタブレットのXperia Z4 Tabletを使っています。
また最近になって専用キーボードBKB50も入手して合わせて使い始めました。
実はこのBKB50に記号の「|」のキーがなく、すぐに入力できずに困りました。
ここではキーボードに「|」がなかったときの対処法を紹介します。
また、「|」についても紹介します。
記号の「|」はバーティカルバー
記号の「|」は、バーティカルバーといいます。
バーティカルバー (英: vertical bar)は、約物のひとつで、「|」と書き表される。Unicode名称はバーティカルライン (vertical line)。縦線とも呼ばれる。コンピュータ言語や数学などで主に使用される記号で、自然言語ではほとんど使用されない。
引用:Wikipedia「バーティカルバー」より
Wikipediaが紹介するように、日常の文章で使うことは滅多にないと思います。
また、「バーティカルバー」の他に「バーティカルライン」とも呼ばれます。
ほとんどの場合「¥」や「\」と同じキーにある
「|」は、「¥」や「\」と同じキーと同じにあることがほとんどだと思います。
プログラミングでは必須のキー
プログラミングやコマンドラインで操作するときには必須のキーが「|」です。
実際使うケースというのは大きく3つあるかと思います。
- コマンドラインのパイプ処理する記号
- 条件分岐やビット演算の「OR」を実装する記号
- 正規表現の記号
コマンドラインのパイプ処理する記号
LinuxやMacのターミナル、Windowsのコマンドプロンプトで使います。
パイプ処理というのは、一つのコマンドの結果を次のコマンドの結果に渡す処理をいいます。
例えば、Windowsのコマンドプロンプトでディレクトリの一覧から特定の文字列を検索した結果がこちら。
>dir | find "OneDrive"
2020/07/17 00:49 <DIR> OneDrive
コマンドdirでディレクトリの一覧を出力。これをパイプ処理でコマンドfindに入力。この中から文字列「OneDrive」の行を探して画面に表示しています。
条件分岐やビット演算の「OR」を実装する記号
プログラミングでは、条件分岐やビット演算で追買います。
if (a == 0 || b == 1) // 分岐処理
{
// 処理A
}
C言語を例に記述しています。ここでは、「aが0」または「bが1」なら処理Aが動きます。
result = 0b0001 | 0b0010;
結果:0b0011
C言語を例に記述しています。ここでは、2進数の計算を行っています。結果は、10進数でいう「3」です。
正規表現の記号
こちらもプログラミング関連で、ある規則に従った文字列を探すときに用いる方法の正規表現でも使います。
正規表現は、少しわかりにくい印象があるので多くは割愛しますがーー
(Apple|Google|Microsoft)
こう記述した場合、文字列「Apple」「Google」「Microsoft」のいずれかの文字列を探すことができます。
文字変換で「|」を入力する
使っているタブレットキーボードに「|」キーがないときは、文字変換で入力します。
パソコンのキーボードでは大丈夫だと思います。
たてぼう、で「|」に変換
日本語入力の状態で「たてぼう」と入力して文字変換すれば、「|」がでてきます。
- Atok
- Microsoft IME
- Gboard
- POBox
以上の入力システムでは、変換ができることを確認しています。
まとめ。
バーティカルバー「|」がキーボードにないケースというのは非常に珍しいと思います。
なので、このように日本語入力からの文字変換で入力する機会はとても少ないでしょう。
私は、キーボードに必ずあると思っていたので、いざ「|」がBKB50にないのは焦りました。海外版にはキーがあるんですが、日本版には見当たらないんですね。
豆知識程度に知っておくと便利かと思います。
以上、みなさまの助けなれば幸いです。
初稿 2020/07/30