こんにちは、mickです。
Excel など表計算ソフトのセルの中に簡単なグラフを入れるスパークライン。
これ、ずっと Excel だけの機能だと思ってました。
ちょうど、Excel のスパークラインを調べていたらたまたまヒット。
Googleスプレッドシートにもスパークラインがありました。
昔に調べたときには出てこなかったんだけどなぁ( ´ー`)y-~~
スパークラインの Googleスプレッドシート と Excel との大きな違いは、これ。
Googleスプレッドシートは、関数でのみスパークラインが使える
だから、中から上級者向けのやり方になります。
Googleスプレッドシートでスパークラインを使う
SPARKLINE | ドキュメント エディタ ヘルプ | Google
関数でのみ使えるスパークライン
Googleスプレッドシートでは、関数でのみスパークラインが使えるようになっていました。
関数は、次のような書式(構文)になっています。
SPARKLINE(データ, [オプション])
「データ」は、スパークラインを作る対象のデータを含む範囲または配列を指定します
「オプション」は、スパークラインのカスタマイズに使用するオプション設定とそれに関連付られた値の範囲または配列で指定します(省略すると折れ線グラフになる)
ここでは、よく使いそうな縦棒のスパークラインで設定してみます。
これは次の指定方法で実現しています。
=SPARKLINE(B3:E3, {"charttype","column"; "color", "#0000cc";"ymin",0; "ymax", 200})
“charttype” でスパークラインの種類を決定してます。
ここでは、縦棒グラフになる “column” を設定しています。
“line” | 折れ線グラフ(デフォルト) |
“bar” | 積み重ね棒グラフ |
“column” | 縦棒グラフ |
“winloss” | 正と負(コイン投げの表と裏など)の 2 つの結果を表す縦棒グラフ |
“color” から先に、色や表示などいろいろな指定をします。
ここでは、グラフに色を設定して、最小値を0、最大値を200に指定しています。
最小値や最大値については残念ながら、Excel のように最大値を自動で調整する機能はありません。
“color” | 縦棒の色 |
“lowcolor” | グラフ内の最小値の色 |
“highcolor” | グラフ内の最大値の色 |
“firstcolor” | 最初の縦棒の色 |
“lastcolor” | 最後の縦棒の色 |
“negcolor” | すべての負の縦棒の色 |
“empty” | 空のセルの処理方法を指定します。指定できる値には “zero” や “ignore” などがある |
“nan” | 非数値データを含むセルの処理方法を指定します。指定できる値は “convert” と “ignore”の2つ |
“axis” | 軸を表示するかどうかを指定します(true または false) |
“axiscolor” | 軸の色です(該当する場合) |
“ymin” | 縦棒の高さを指定するカスタムデータの最小値です(勝敗スパークラインを除く) |
“ymax” | 縦棒の高さを指定するカスタムデータの最大値です(勝敗スパークラインを除く) |
“rtl” | グラフを右から左に描写するかどうかを指定します。指定できる値は true または false の2つ |
どうも、”ymax” を指定すると、”highcolor” が効かないようです(2021年9月22日現在)。
まとめ。
Googleスプレッドシートにもスパークラインがあることを紹介。
そのサンプルとして、縦棒グラフを使いました。
ちょっと使ってみましたが、うーん。
あくまで「使える」という程度という印象ですね。
Excel でスパークラインを使ったことがあるなら、あっちのほうが使いやすいことがわかります。
もっとも、Googleスプレッドシートのいいところは軽量なことだと思う。
だから動作が遅くなるくらいなら、この程度で十分かなぁ。
SPARKLINE Google Sheets Function: How You Can Create Miniature Charts in a Cell | COUPLER.IO
記事を読んでくれて嬉しいです。
今日もありがとうございました。
初稿 2021/09/21