こんにちは、mickです。
Webサイトの表示速度について数値によるわかりやすい説明の材料にするため、インターネット速度とファイルサイズについて考えていました。
メモ代わりもかねて、インターネットの速度の見方について考えて簡単にまとめました。
インターネットの速度の見方
普段パソコンやスマホで扱うファイルの単位とインターネット速度の単位にはちょっとした違いがります。
この違いのせいでインターネットの速度で使われている数字が体感と合わないと思います。
インターネットの速度には「bps」という単位を使う
インターネットで通信の速度をいうには「bps」という単位を使っています。
この「bps」とは、「ビットパーセカンド」つまり「ビット毎秒」。
「1秒間に何ビットのデータを転送することができるか」を表しています。
ファイルの単位で使う1バイトは8ビット
写真や動画、テキストファイルなどパソコンで扱うファイルの大きさ、サイズには「バイト」という単位を使います。
ここで疑問が生まれますよね。
なぜ「バイト」ではなくて「ビット」を使っているのかと。
ファイルのサイズは「バイト」なのになぜ「ビット」か
1バイトが必ずしも8ビットでできてないから
通常は、1バイトが8ビットでできているとみなされています。
「1バイトは8ビット」というのは、パソコンが普及した当初に覇権をとったIBMのパソコンの処理が1バイトを8ビットで処理していたからです。
1ビットがコンピューターの世界で最小単位
インターネットなど通信の世界では、1バイトを8ビットで使うときは「オクテット」という語を使います。
「オクテット」を使えば、必ず「1バイトは8ビット」とわかるようになります。
具体的な計算の仕方
具体的に計算をしてみます。
私たちが普段使っている携帯電話。
いまではほとんどがLTE(4G、厳密には3.9Gという)と呼ばれる規格を使っています。
そのLTEの理論上のファイルダウンロード速度は「326Mbps」。
これを基準にしていきます。
単位についてはここでは次のようにしています。
- 単位「ビット」は小文字の「b」
- 単位「バイト」は大文字の「B」
単位を「ビット」から「バイト」にするだけ
単位が「Mbps」と「ビット」なのでこれを8で割って「バイト」に変換します。
326Mb ÷ 8 = 40.75MB
LTE回線では理論上、1秒間に「40.75MB」だけファイルをダウンロードできる結果になりました。
理論値通りにはいかない現実
LTE回線の携帯電話を使って、1秒で40.75MBのファイルをダウンロードできたら、体感ではかなり早く感じるはずです。
ところが現実はそこまで早くダウンロードできない
- ダウンロードする手続きの時間
- ダウンロードするサーバーの性能
- インターネット回線の性能
- インターネット回線の混雑具合
- インターネット機器の性能
- インターネット機器の混雑具合
- ダウンロードする経路
- etc…
普段の生活の中(光回線、公共Wi-Fi、LTE回線)でファイルをダウンロードして通信の速度をみていると、1秒に300KB前後と安定しないことが多いです。
1秒間に1MBならかなりいい方だと受け取っています。
経験上では1秒間に1MBダウンロードできればいいほう
いまなら携帯電話の回線や公共のWi-Fiを使って、ファイルを1秒間に1MBダウンロードできればいいと思っています。
32kbpsというモデム通信を使った時代から最大1Gbpsといわれる光通信を使っている経験の上での考えです。
まとめ。
メモ代わりもかねて、インターネットの速度の見方について考えて簡単にまとめました。
記事を書いている年代では、5Gという通信回線が話題になっています。
理論値が10Gbpsとかなり高速な印象がありますよね。
バイトに直すと1.25GBps
1秒間に1GB以上ダウンロードできる性能なわけですが、理論値は理論値。
実際はどれくらいの速度が体験できるか楽しみにしています。
記事を読んでくれて嬉しいです。
今日もありがとうございました。
初稿 2020/12/09