11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
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こんにちは、mickです。
個室でのんびり過ごしたシギショアラを離れて、一旦ブラショフに戻る。
実は、どういうルートで進むか少し考えた結果だった。
行ける国にはとにかく行ってみる。
ということで、ルーマニアから隣国のモルドバに行くことに決めた。
運良くブラショフからは、モルドバの首都キシナウ行きのバスが出ていた。
1点の不安はあったが。
ここブラショフの宿では、気の合う日本人と会うことができて、旅の話で盛り上がった。
こういう瞬間が旅の醍醐味の一つだよね。
日付:2017年9月21日(木)
日付:2017年9月21日(水)
地域:シギショアラ、ブラショフ
天候:曇り
交渉ごとはオーナーに
夢の終わりの朝がきた。チェックアウトは、12時。だが電車は15:30。それでオーナーにお願いしてみる。
「電車の出発まで滞在していいかな」
「いいよ」
あっさりOKがでた。
「本当はまだ居たいんだけどね」
「え、空いているからいいよ」
これまたあっさりな答え。
少し日本的な言葉過ぎたか。でも彼は来週、両親が来て、そしてシビウに親戚の子の結婚式に参加するそうだ。シギショアラでは、まずやることやったので、準備を整えたあとは、時間まで日記を書くことにした。
自分のことを気に入ってくれたのか、オーナーはルーマニアのお菓子をくれた。ジャガイモをこねて丸め、まわりを揚げたもの。中には、フルーツのプラムかなにか入っている。美味しいけれど、自分には中のフルーツが余計だった。
出発まで日記の時間
お昼まで部屋に引きこもり、日記だ。でも出発前にもう1度、街並みを見ようと外に出た。ポストカードを投函したかったので、オーナーに場所を聞いた。このときの絵柄は、ブラン城。オーナーもしっかり確認。失敗した。
ポストカードの内容は、昨夜に書いておいた。見つけたポストはボロボロなので、多少心配ではあるが、投函完了。これでひと安心。旧市街を散策する。同じ景色に見えないところが不思議。写真を撮り歩き、楽しんだ。
ドラキュラのモデルの生家、レストランだけでなくて、お土産屋もやっている。それで覗いていくことにした。清楚な感じの女性店員さん。民芸品の紹介をしてくれた。ククテ(ココテ、クとコの間の発音)という磁器。このあたりで作っているそうだ。申し訳ないが荷物を増やしたくないので写真だけ撮らせてもらった。
出発の時間になり、いよいよオーナーともお別れ。実は名前を知らなくて、「ニク」というのを初めて確認した。
「もっと日本人を連れてきてくれよ。それに中国人たちはここに泊まらずに、どこに泊まっているんだ。また戻ってきてくれよ」
などなど。
シギショアラとお別れ
自分もまた彼に、シギショアラに会いたい。そしてまた一緒にサスキスの修復された要塞に行こうと約束した。自分のパートナーとここに来れたら最高だな、そう思った。ニクとしっかり握手、そしてハグをして別れた。
彼のお別れはあっさりしていた。きっと寂しさを隠していたんだ、とポジティブ解釈。あの子どもは誰の子だったんだろうか。てくてくと駅へ歩いて向かう。途中の白い教会に行くことはなかったな。道中、若者がすれ違うときになにか行って、挨拶をしてきた。なんだったんだろう。ちょっとどきどきした。
シギショアラの駅前で見つけた電話ボックスを撮る。駅の中の窓口で切符を買う。1番ホーム、30分前だったが始発らしくて、すでに列車は停車していた。窓口のおばさんに、あれ?とジェスチャーすると、最初は、違うよ、と否定していたものの、すぐに、その列車、と肯定してきた。
帰りは鈍行列車でゆっくり移動
帰りの電車では、Rに乗るため、席は自由。車両を撮ったあとで、少し焦り気味で乗車。2両編成。ロマの人への抵抗があり、離れるように座る。車内は、個室とそうでない空間に分かれていて、変に凝った内装。
テーブルのある向かい合う2つの席を陣取って座った。ロマの人々は乗っているが、物乞いをしてくることはなかった。移動時間は、3時間。日記を書く、スマホを見る、ウトウトする、が基本だ。ロマの人たちは、気がついたら降りていた。
途中で、イタリア人チームらしき集団が。すんごく騒がしいが、そのテンションが素敵に見えた。都市はそこそこいっていそうな、5、6人の人たち。また、1人のルーマニア人っぽい人が、スマホのスピーカーで映像を観ている。こっちの人は、なぜイヤホンを使わないのかとイラつくことがある。
でもきっと向こうの人からすると、何でイヤホンがいるんだ、スピーガ−が付いているのに、ってなるんじゃないかな。そんな気がする。
ブラショフにだいぶ近づいた辺りで、遠くにお城が見えた。なんのお城かはわからずじまいだった。やっとブラショフの駅に到着。にぎやかなチームイタリアとも、スピーカーおじさんともお別れ。
慣れたもので、バスに乗って旧市街方面、ホステルへ戻った。シギショアラから戻ったので、ブラショフがとても都会に見えた。ベッドバグの被害には遭ったものの、価格と立地、そして人で戻ってきたホステルのプロムナード。シギショアラのニクも知っているくらいの名前だ。
Receptionも、自分のことを覚えておいてくれた。同じベッドになることを期待したが、残念。今度は上の段でした。チェックインのとき、共有スペースでお金を広げてい数えているアジア人がいた。長い髪とひげ。日本人ぽかった。が、このときは声をかけなかった。そして、いつもの食堂に夕食に出かけた。
いつものファミレスと気になるカフェで日記を
鶏のスープ、黄色いなにかのペースト、そして鶏肉。これらが、いや黄色いペーストを覗いたのがメチャウマイ。田舎で観てきたが、やはり庭を走り回っている鶏肉なんだろう。美味しんぼの話がよく分かる。
この日、お店のおじちゃんが、料理名を教えてくれた。覚えるのに不安だったが、ペーパーナプキンに書いて渡してくれた。
「PULPA pui ou MAMALIGA」
このあとどうしよう。とても悩む。ブログで見つけたカフェに行って、のんびりコーヒー飲みながら日記を書くのもありだ。でもそうすると夜が遅くなる。が、日記の遅れも気になる。それでお店の方に行ってから決めることにした。夜は、Barになっている可能性があって、騒がしいのも嫌だった。
薄暗い道を歩く。広場から2ブロックほど離れている、Cafe & Bar。中を覗くと、2階はうるさそうだが、1階は平気そうだった。それで、中にはいって適当に座り、メニューもみないでカプチーノをオーダーした。
ムーディーな店内。内装は、一見ガラクタみたいなもので飾られていた。コカ・コーラの広告板がとても目に写った。少し暗いか、そう思いながらも必要な灯りは会ったので、日記を書き始めた。
久しぶりに宿で日本人と出会う
カプチーノの味は、普通かな。2階で、中国だのとアジア人を嫌う声が聞こえてきて怖い。22時くらいまで滞在して、ササッとホステルに戻る。チェックインのときにいた男性がいる。スマホを覗くと、ジョジョを読んでいた。日本人だ。
少し迷ってから声をかけた。まだ少し、日本人かどうかを心配していたからだ。カッレは、日本人のKくん。彼は、ニュージーランドでワーホリをしたあと、ネパールやインドを長く旅して、スペインなども周り、ベオグラード、スコピエ、ソフィア、ブカレスト、そしていまブラショフにいる。旅の先輩だ。
どうも「ハンドパン」という近代の楽器でバスキングをしているそうだ。今日は調子がよかったらしく、それでお金を広げて数えていたわけだ。彼は、ルーマニアの黒海の街トルチェにいって、ドナウデルタにいくことを考えているという。
モルドバのキシナウから行けるそう。それで、2人で行こうか、と話が盛り上がる。こういうのが旅だ。そうしていると、別に一人の女の子が。その子も日本人で、カナダでワーホリ。南米を長く旅してスペインの巡礼を終えて、ブカレストから今日ついたようだ。
彼女も旅の達人。ここで日本人が3人が揃った。嬉しい。彼女が、Rさん。グアテマラでスペイン語をマスターしている。南米は、そうとう楽しかったそうだ。友人が物取りに会うのをみても、やはり物さえ渡せば命は大丈夫という。それが怖いのだが。
偶然の共通点
2人ともフェイスブックを交換する。なんと彼女と自分は同じ写真教室の出。先生が知ったら喜ぶだろうか。セルフィでもしてあとでメッセージしよう。彼女は先生とも仲が良さそう。
彼らは明日、ブラン城に行くという。羨ましい。自分はファルガスという石関さんに進めてもらった所に。ついでにルシュノフも進めておいた。明日は、夜食事して飲もう、そんな素敵な約束をして解散。自分はシャワーを浴びて、ようやく眠りについた。
補足
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