11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
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こんにちは、mickです。
【この日の内容は、記録が長かったので2回に分けています(後半)】
図書館巡りをしようと思った日。事前に調べてなかったので、知らなかったけれど、ブダペストにある、エルヴィン・サーボ図書館は有名だったみたい。
知らないでいったから、感動の度合いは違ったと思う。ここは、いまでも一番好きな図書館。
ほか、ブダ城の中にある国立図書館にも向かうけれど、この時期はワインフェス中で大変だった。なにせ、会場がブダ城そのもので、ワインフェスのための料金を払わないと入れない。予定外のことが続いて、結局この日は、行けなかった。
日付:2017年9月8日(金)開かれた図書館
日付:2017年9月8日(金)
地域:ブダペスト
天候:晴れ
無事に友だちの見送りに成功した
メトロ駅に到着。だが、Hの姿はみえない。また焦る。彼からのメッセージ、そしてフェイスブックのメッセージと電話がきた。自分は、焦りがいらだちになりかけていて、抑えるのに必死だった。彼の指示で手を振る。見つけてくれた!よかった!
間に合ったことをお互いに喜んだ。彼も自分も身軽な旅人。昨日、一昨日と同じ格好。彼の情報の適当さを隠さず、不満を伝えた。彼を信じているからだ。きっと、お互い悪い気はしていなかったと思う。彼の写真が撮りたくて、録らせてもらった。セルフィーも。彼桃アタ、10年来の友人みたい、そういってくれる。日本だと、大分の人、北海道の人でどこか距離をつくる。それが海外にでると日本人として関わり出す。そう彼はいう。確かに。だから相手を全く知らなくても声をかけた。そして今みたいに友人になった。日本でも同じなのかも知れない。環境によって、やりやすいかどうかの違いってだけだ。
「ダブリンにぜひ来てくれ」
彼はそういってくれた。来年の6月まではいる予定らしい。チケット売りの人が来て、彼は空港行きのバスのチケット買う。そして、バスがきた。握手、そしてハグをして、そしてバスに乗った彼の姿が見えなくなるまで手を振った。行ってしまった。たった、2泊3日の付き合いなのにも濃いなんて。
旅は、自分の旅は彼や彼らに会うためにきた、そう思わせてくれた。ロバートさんの言葉。彼だけが自分が旅に出ることを周囲に伝えたときに旅の楽しさを語ってくれた。それが形となってでてきてくれている。「たくさん新しい物が見れて、世界中に友だちができる。楽しいことがいっぱいだ」と。迷いそうなとき、なんどもこの言葉に救われた。
ブダペストの温泉ルカーチでの出来事
Tくんから連絡があって、誘いのにってくれて一緒に温泉にいくことになった。Googleマップでルートを調べて、今回は昨日より早くいくためにメトロとトラムを乗り継いで温泉ルカーチへ向かった。切符を買うときに、小銭をみせてきて、小銭をくれ、という考えの足りない男。でもすぐに引き下がってくれるのが助かる。でも、怖い物は怖い。メトロからトラムへの乗り換えた、同一の切符でいけるかはわからなかったが、もう検札もきにせずに乗り継ぎをした。うそです。ドキドキしていました。
19時以降は少し安くなる温泉ルカーチ。温泉プールやハーブサウナもあって、キラーイ温泉に比べると規模がかなり違う。ロッカーと温かい湯船をみつけるのにくろうした。係の人に尋ねたら、お温度を教えてくれたという。Tくんは、すでに温泉に入っていた。無事に合流できてよかった。ここは学割が使えなかったと残念がっていた彼。
温泉ルカーチには、40度近いお湯があって、日本人も好きかもしれない。ただ、狭いのに人が多くて落ち着かない。キラーイ温泉の方が好き。同じく、硫黄のにおいがした。Tくんと今日の出来事を中心に会話。彼は今日、ブダ城に行ってワインフェスのフェンスを越えていくという強者。地下の迷宮探検を楽しんできていて、オススメしてくれた。彼は、1人では怖くて、ドイツ人と一緒にまわって、驚かされて遊ばれたと笑っていた。
熱めの温泉につかっているとき、1人のおじさんが自分たち、特にTくんな気がするが話しかけてきた。
「そこのお湯は飲めるからオススメだ」
ということで、早速飲んでみた温泉水。硫黄の味。でもしつこくはない。そのあと、彼は歴史の話しを長々としてきた。自分たちが日本人だとわかったからだ。彼は,歴史の先生をしているそうだ。
かつて、数千年前ハンガリーは大帝国で、その領土をウクライナまの一部にまで広げていた。彼はその頃に戻したいと行っている。日本の鎖国政策は、国と文化を守るのに素晴らしい方法だといっていた。この考えを理解して欲しいらしくて、同意を求めてくる。癖で同意してしまった。今思えば、過去より今をどうしていくか、未来のために、をやっていくのがいいと思う。英語で意思を伝えるのは簡単ではないが。
このあと、何度かお風呂の中で会った。
「明日の10:30に自分の本屋に来てくれ。大学を案内するよ」
とTくんのためにいってくれた。本屋の名前はいわなかったが、通りの名前と番号を何度も確認させられた。「Baross通り48」。彼と彼の彼女の邪魔をしてはいけないと別れた。明日の朝の余地絵が決まった。そのあと、ここルカーチにも閉店までくつろいだ。
トカイワインとワインの女神
TくんがトカイワインをスーパーのSPARで手に入れた。それで一緒に飲ませてもらうことにした。国会議事堂が見える近くのベンチに2人で座る。Tくんが怖がって、人の多いところを探したからここになった。自分は少し過剰かと思ったが、いまならいい行動だと思える。自分もきをつけないといけない、そう思えた。このためにワインオープナーをかった彼。スゴイ。
夜景をバックにワインを撮っていると、ランニング中の1人の女性がワインをのぞき込んでひと言。
「Uh, it’s good.」
そういってニコッとして去って行った。この出来事は、ワインの女神の祝福かと思わせるほど一瞬で、そして神秘的だった。グラスがないので、ラッパ飲み。貴腐ワインの王といわれるその味は、口あたり最高で、美味しかった。香りはあまりない。Tくんは目を輝かせて
「いっぱい買って帰る」
そう意気込むほど気に入って居いた。そんな彼も明日の夜が最後。明日も一緒に温泉、そしてビュッフェにいこうと話しをした。美しい夜景、その夜景と同じ色のトカイワイン、金髪の女神。いい夜だ。
途中、酔っ払いのロシア系のおっさんが、「カチューシャ」を流しながらよろよろと歩く。少し警戒したがなにもなかった。むしろ酔ったTくんの「ハラショー」のひと言に喜んでいた。ラストはお互い敬礼し合っていた。
深夜の食事はやっぱり?マクドナルド
23時になり、夕食をとるところがなくなり、マクドナルドまで歩く。トカイワインのお礼に、ダブルチーズバーガーをごちそう。ポテトはシェア。気持ち、不満そうな彼。「君と出会えて良かった」というタイミングをミスる。「トカイワインが飲めたからですか」だって。うーん。自分もよっていて、気になったことを彼に伝えてみた。
「気がきかないっていわれないかい」
どうやら図星で、少し気にしていた様子。自分はただーー
「扉の開けしめや、物を持つ、持たないとかで、外からそうみえるよ」
とだけ伝えた。白黒つけるつもりはまったくなかったし。
明日は、朝の10時に中央市場で落ち合う約束をして別れた。彼のホステルまで、少し距離が合って心配した物の、自分もこれ以上歩きたくはなかった。マクドナルドの前に、ガールズバーがあって、客引きに誘われたが昨日と同じ対応する。
「もっとお金を持っている年寄りを誘いなよ」
「今からご飯なんであとでね」
とか言ってみた。なので、帰りにまたその前を通ったら笑顔でいてくれた客引き。
今日もたくさんいろいろあったし、たくさん歩いた。ヘトヘトでベッドに爆睡した。
補足
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