【旅の記録】夏にウィーン・フィルハーモニー管弦楽団はやってない:オーストリア【106】

オーストリア

11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録

2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。

巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…

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こんにちは、mickです。

ウィーンといえば、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団。
どこかで勝手に年中やっているんだろうと思ったら、ちゃんとシーズンってあるんですね。
自分が訪れた季節には、オフで観光客向けのモーツァルトオーケストラやってた。
当時は色々勘違いして自己嫌悪だったけれど、いつもテレビで見るウィーンフィルの会場でみることができるというのは、価値があったと思う。

部屋の数が1000以上あるという、シェーンブルン宮殿もよかった。
実際にみてまわれるのは、40部屋というから、規模の大きさがわかる。
ここも歴史の勉強みたいなものかな。

夜は、チェコで出会った韓国人と乾杯。いい夜だった。

日付:2017年9月1日(木)久しぶりの雨

日付:2017年8月31日(木)
地域:ウィーン
天候:曇りのち雨

ウィーンフィルのために延泊決定

ウィーンフィルでの会場で演奏が聴ける。自分にとっては、母と姉が行った会場にいける。そう思ったら延泊していた。強、コンサートにいくこともできたが、ジョンとの約束を守れない。人に会うことは、何よりも大事にしたい。いいところを取った結果の選択だった。

ホステルの人に延泊のためにまたサインを書けっていわれたな。手続きのとき、声が小さくて「何が望み?」なんて言われるしまつ。くそう。

まずはシェーンブルン宮殿へ

ホステルから歩いて、シェーンブルン宮殿に行けそうだ。昨日の朝、地図を使って質問してきたやつがいたが、ここのことをきいてきたようだ。自分でルートを調べていて気がついた。

ホステルを出発。少しの寒さ、天気があまり良くなかった。中心地とは逆の方向に歩いていく。鉄道の橋を渡っていると、ロシアでのことを思い出した。運良く、ロシアではよいことしか起こっていないな。ありがたい。シェーンブルン宮殿までの道中は、裏道を行くようで楽しかった。

ふと、「KEIN SEX FUR GTRACHB」の文字が目に入る。なんとなく写真におさめてみた。○○のないSEXなんて、という意味だと思うが、、、

目の前に現れたシェーンブルン宮殿。でかい。そして中心から離れているにもかかわらず、観光客で溢れていた。ここでもフェイスブック配信をしてみたくなって、やってみた。SIMカード買っているからね。スマホを横にしてやってみると、見る人は横向きに映像が映るので大変だったみたい。手ブレ補正もきかないみたいで、少し困るな。少しずつ向上させようと思う。いきなり完璧を目指す、その癖を少しでも変えていく。1組の親子に撮影を頼まれて応じた。

ハプスブルク家夏の離宮のシェーンブルン宮殿

ここシェーンブルン宮殿は、1400(1800だったかな)くらいある部屋のうち、40だけみることができる。それでも、時間はたっぷりと使いそうなここは、ハプスブルク家の夏の離宮。オスマン・トルコ帝国が、ここまで攻めてきたことがあるというから、驚きだ。ここも日本語のオーディオガイドが会って助かる。

マリア・テレジア、フランツ・ヨーゼフ1世、シシィ皇后、といった名前で惹きつけた展示が中心。フランツ・ヨーゼフ1世の肉声が聴ける。旧王宮い続いてここでも聴けた「世満足である」のセリフ。ここでも、彼の職務ぶり、そして週に何度か行われていた謁見のことが解説にあった。

ここで1人1技術の話を聞いたんだろうか。ハプスブルク家は、他の国々の王族、皇族との血縁関係を築くことで、その力と平和を維持してきたという。日本でも主に戦国時代にやってたと思う。ただ、ハプスブルク家は、自分たちの国は近しい関係で婚姻を結んでいたので、早くに亡くなる子供がおおかったそうだ。この家の女性たちは、そのために利用されていたという。

マリア・テレジアの有名なポートレート、モーツァルトは6歳で、彼女の前で演奏した。「モーツァルトは、彼女の膝の上に乗り、やさしくキスをした」そう彼の父は誇らしげに記録していたそうだ。ザルツブルグにいったあとのことだったので、このつながりが面白かった。

たっぷる見て回ったあと、外に出て裏側にある庭へ。無料で入れる範囲で楽しんだ。とてつもなく広い庭。坂状になっていて、上にはグロリエッテがある。そこまで登って、また降りて。同じ道は通らない、そんな癖のために、体力が減るなら止めたほうがいい変なこだわりを変えた。

ウィーンフィルのチケットを買ってしまった

一番下に降りたあたりから雨が降り始めた。レインウェアは持っていたが、急いでメトロまで移動することに。「Schonbrunn」、ここからウィーンフィルのところまで1本でいける。「Karlsplatz」だ。雨はさらにひどくなったのでレインウェアを着て、ウィーンフィルのところまでいく。

チケットカウンターで明日の夜のチケットを購入。一番安くて50ユーロ。立ち見かと思ったら勘違いだったようだ。そして冷静になると、ウィーンフィルの会場でやるモーツァルトオーケストラの演奏なのだ。どこかでウィーンフィルオーケストラだと思いこんでいた。焦りという縛り、早くして!の呪縛。またやっちまった案件といっていい。自分の何を確かめたかったのか。知る必要がありそうだ。

マクドナルドで日記を書く

小腹も空いたので近くのマクドナルドへ移動。注文するとき、自動販売機のレシートがでなかった。ロシアのときの悪夢が蘇る。ただ今回は、注文の送信があったは画面にでたからいくらかマシだった。店員に言ったら、注文内容からオーダー番号を教えてくれて一安心。

食後、雨も降っているからと日記を書き始めた。本当は、国立図書館にいこうと思っていたが、延泊したのもあって、明日にしてジョンとの待ち合わせまで日記を書くことにした。彼とのメッセージのやりとりで雨止むといいね、なんてチャットしながら。時間が近づいてきたから、トイレに行って待ち合わせ場所の市庁舎前にいくことに。

韓国人のジョンと乾杯

ジョンは、タバコを吸いながら待っていた。屋外でFILM FESTIVAL をやっていて、フードトラックもでていた。ただ、それだと高くつくからと、近くのスーパーで買い出しをしようと決めた。彼はこのフェスティバルがきにいったらしくて、昨日も着たらしい。
「最後まで居たわけじゃないから、何時に終わるかは知らないんだ」
このあありのお土産屋でよくみる絵、クリムトの美術品をみにいったんだとか。美術史美術館には、ほぼ1日居たとか。そんな話をしながら歩いた。スーパーで買い出しをすませて会場へ。

ただし、会場のコップは共通らしく、買ったものを持ち込めるような様子ではなかったらしい。それで少し離れた場所でビールとお菓子を開けて語り合った。彼は、彼女に自分のことを話したらしい。
「なに?女?」
と嫉妬されたとか。笑える。
韓国では、男は家族を支えるものだから、そして再就職は厳しいから、仕事を辞めて旅にでているのは勇敢、と褒められた。自分でもよくやったなとは思っている。日本でもほとんど同じだから。あとは、仕事を辞めた理由。仕事がつまらなくなった、世界を見たかった、旅に出たかった、と3つほど彼に伝えた。

自分たちは公園のベンチに座っていたんだけれど、ときどき通るセキュリティや警察官に2人ともビビってたのが面白かった。なんでここでお酒飲んでいるんだ!みたいな。2人も同じ反応で、それがまた面白かった。彼にはザルツブルグにいくことをオススメしておいた。2人で食べようと思って買ったチーズが、まずい。それに彼はチーズをそのまま食べるのは嫌いだという。言ってよ、買うときに!と思ったが、先にこっちから確認すべきだったな。2ユーロのチーズ、、、

ひととおりビールも飲み終わって、フェスティバル会場へ。映画では、劇のカルメンをやっていた。ジョンが、このストーリー知っているそうだ。授業でやったとか。彼は、村上春樹さんもしっていた。3人前の彼女が読んでいたから、何冊か読んだことがあるとか。「3人前」という情報はいらない、笑。この映画を2人でしばらくみてた。

自分はお酒でウトウトしはじめた。今日は寒い。22時に近づいたので彼の知っているルート、トラムとバスを使って西駅の南側へ。自分は彼と話せるならと遠回りでの移動でもかまわなかった。バスの待ち時間に久しぶりに、タバコを吸った。海外に出てからは初めてだな。

それぞれの道

目的地について、ついにジョンとのお別れ。寂しいな。彼は、Airbnbを使って韓国人がホストをやっているところに泊まっているそうだ。やはりホステルは盗難が心配だという。それに同じくにの人がホストなので安心して決めたそう。オーナーの息子がコックらしくて、料理をならうなど、楽しい滞在だそうだ。そんな彼も明日の早朝には移動する。

ホステルに戻って、フリーフードコーナーを物色。ヨーグルトをみつけて2つほどいただく。日記がたまっているから書くんだけど、眠くて書きながら寝てる。しかたなくベッドに戻って寝ることにした。

補足

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