【旅の記録】シベリア鉄道の終わりとサルサクラブ:ロシア【16】

ロシア

11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録

2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。

巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…

初めての方はコチラから → 11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録と記憶

こんにちは、mickです。

3泊したシベリア鉄道も終わり。
ウラジオストクからの分を合わせると、6泊7日の旅。

シベリア鉄道ののんびり旅と変わって、モスクワの初日は大忙し。

昼過ぎに着いた鉄道から、日本人のおばさま方を宿泊先までエスコート。

自分の宿泊先の入り口がわからず、電話で英語を話すという経験。

行ってみたかったロシアの生サーカスを体験。

夜には、モスクワのサルサクラブに潜入して凹んで帰るという。

記録を振り返ると、その内容が散漫ですが、比較的そのまま載せておくことにしてる。

日付:2017年6月3日(土)ロシアの首都モスクワに到着

日付:2017年6月3日(土)
地域:モスクワ行きシベリア鉄道001M,モスクワ
天候:晴れのち曇り

アイスブレイク

最後の時差。今朝も時間的に早い起きたことになった。

同室の年配ご夫婦の奥さんから、くだものを渡されてから、閉鎖的な空気が変わっていく。

2階から降りて、一緒に朝を食べようというのだった。
特別、断る理由もなかったのでお言葉に甘えることにする。

ロシアのご夫婦

奥さんは、ヴィーラ、旦那さんは、ユーラ。

これからエストニアに住む娘とその孫のところへ遊びに行くところ。

旦那さんは、20年合気道をやっている。
だから旦那さんは、合気道に関わる日本語を知っていた。

ついでに、コインのコレクターだったり警察官だったとか。
奥さんは、英語が気持ちわかるくらい。

この2人は、パンにハムをのせたランチをたくさん分けてくれた。
さらに、夕飯の分と言って、フルーツとパンとスープ。

短い間だったけれど、本当によくしてもらった。

同室だったロシアのご夫婦と
同室だったロシアのご夫婦と
いただいたごちそう
いただいたごちそう

同室の兄さん、日本のおばさま方

同室の兄さんは、相変わらず話もしない。英語は話せるみたい。

この人の印象は、よく食べるってこと。
やたら肉、ソーセージを食べる印象が残ってる。

ガタイがいいから、なにか身体を鍛えてるのかな。
電車の中で、運動をしているそぶりはなかったし、違うかもだけれど。

シベリア鉄道の停車駅では、日本のおばさま方とからむ。
相変わらずのエネルギッシュで元気に動く、はしゃぐ人たち。

シベリア鉄道はモスクワに近づく
シベリア鉄道はモスクワに近づく
ちょっと肌寒い
ちょっと肌寒い

モスクワに近づくにつれて

モスクワに近づくにつれて緊張してきた。

鉄道は、乗れば目的地まで連れて行ってくれるから楽。

でも、モスクワに着いたらまた全て自分でやっていうこと思うとね。
また普段の自分が試される。

モスクワではまず、サーカスに行くことにした。
世界一周のブログを見てたら、自分が行きたいのを思い出したから。

ネットでスケジュールをみてみると、17時開始。
ぎりぎり間に合う、かもしれない。

ここでしかできないことを自分で探していくしかないのだ。

下車の前、車掌がロシア語で何か説明してくれたがさっぱりだった。

ロシア語が通じないと知っているのだろうに。
しっかりと自分の仕事をしているところに真面目を感じた。

内容は、ユーラに助けてもらった。
ホームが工事中だから、出口への行き方について。

彼らと別れの前、世界を回る話をしたらとても驚いていた。
これまでで一番の反応かもしれない。

「世界を回るなんて、自分なら夢の話だね」

なんていって。
写真を送ってれるよう、連絡先を交換。

なんだろう、1つの旅の目的ができた気がした。

「世界へ行けない誰かのために自分が行く」

これを伝えるには、どうするんだろうって。

下車の際、プラットフォームで写真を取ることを承諾してもらう。
そしてモスクワについて、別れのとき写真をとって、2人と握手。

彼らと、そしてシベリア鉄道とお別れだ。

おばさま方をエスコート

日本のおばさまがたのリーダー「時間があるでしょ?」の一言で思わず、うなずいてしまった。
で、彼女たちを宿泊先まで案内することに。

サーカスの時間があったにもかかわらず…
まあ、それでも1食1ゲームの恩返しと思ってやることに。

最初、距離が800mくらいときいていたのに、とんでもない。
1.5から2kmはあったよ、お嬢さん…

このリーダーのおばさまは、英語は話せず東北弁だけで100か国以上旅をしている。
モスクワ駅に着いたときも、すぐに警官にホテルの場所をきいていた。

さすがだった。

止まるくらいなら聞く。

20年前には、モスクワとサンクトペテルブルグにも言っている人。
この人だけでも大丈夫じゃね。

歩きやすい道を選びながらおばさま方を誘導する。
が、サーカスの時間がもあって、急ぎ足になっていたかもしれない。

とりあえず、無事にホテルに到着。

自分が急いでいるとわかると、1人が気を回してくれる。

「自分のために時間を使っていいんだからね」

この言葉が、今回のお駄賃。

タイミングが合えば、夕食を、とロシアの番号を伝えておいた。
機内モードだと使えないなって思いながら。

モスクワ駅に到着
モスクワ駅に到着
ばいばい、シベリア鉄道
ばいばい、シベリア鉄道

おばさま方をエスコート中
おばさま方をエスコート中

雲行きがやべー
雲行きがやべー
安全第一
安全第一

ロシアの地下鉄

モスクワの地下鉄は、赤1番クラスノセーリスカヤ駅からデビュー。

55ルーブル(当時約110円)でチケット買い、手荷物検査をうけて、最寄りの駅まで向かう。
モスクワの地下鉄は、広く、深く、そして白色灯が明るいきれいなものだった。

地下鉄の雰囲気は、悪くない。
入り口で厳しいチェックがあるのもあるのかもしれない。

郊外の駅は、また別の空気になるんだろうな。

公共交通機関のチケット
公共交通機関のチケット
広くてきれいなモスクワの地下鉄駅
広くてきれいなモスクワの地下鉄駅
駅は深くてエスカレーターがめっちゃ長い
駅は深くてエスカレーターがめっちゃ長い

ホステルの入り口はどこ

ホステル近くの駅について、最初に困ったのは出口がわからなかったこと。

10分は迷った。

誰かに聞けって話ですね。

今度は、ホステルそのものを探すのが大変だった。
入り口に何のラベルもない。看板もない。

早速、現地のSIMカードの出番。
ホステルに電話することにした。

最初は男性がでて、途中できられたし。
あまりに英語が通じなくて、諦められた気持ち。

もう一度トライ。

今度は女性がでて、粘り強く説明をしてくれた。
このとき、自分がどうすれば説明をしてもらえるか、考えていた。

自分のいる場所を、なるべくわかるように伝える。
これがポイントかもしれない。

公共交通機関のICカード「トロイカ」
公共交通機関のICカード「トロイカ」

フランス人のパスカル

なんとか入り口にたどり着くと、1人の男が居た。
同じように入り口がどこか迷っていたようだ。

彼の名前は、パスカル。フランスはパリで役者をやっている。
英語があまり話せないが、フランス人らしく表現は豊かだ。

さらに、容赦なくフランス語で話しかけてくる、超マイペース。

「英語で頼む」

と会話の中で何度ツッコミをいれたか。

ロシアのボリショイ・サーカス

チェックインをすぐに済ませて、急いで地下鉄を乗り継いで本場のサーカスを見に行く。

17時開始が、到着16時。まだ当日券が買えた。
席によって金額が違う。600ルーブルが安い席。

結局は、1800ルーブル(当時約3600円)にしてしまう。
前の席が良いと思ったからだけれど。

ここは、ボリショイ・モスクワ国立サーカス。

地球の歩き方によれば、日本でいうボリショイ・サーカスとは違うそうだ。

巨大な会場。周囲はみんな外国人。
そんな中で1人ぽつんと見るロシアのサーカス。

最高か。

空中ブランコが一番好き。ビリビリきた。
とにかく、開く開く。なにがって。足に手に、全部。
目隠しのループ芸。

ライオンとトラが合計12匹登場するラストは圧巻。
この動物の数には、スケールの違いを見た。
まさに「ボリショイ(大きな)」サーカスだったわけ。

ボリショイ・モスクワ国立サーカス
ボリショイ・モスクワ国立サーカス
チケットオフィス「KACCA」が目印
チケットオフィス「KACCA」が目印
座席表と価格表
座席表と価格表
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
休憩時間だよ、というお知らせのパフォーマンス
休憩時間だよ、というお知らせのパフォーマンス
休憩時間に食事やグッズを買える
休憩時間に食事やグッズを買える
会場で1枚
会場で1枚
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
本場ロシアのボリショイ・サーカス
序盤だった空中ブランコは撮ってないんだよね
序盤だった空中ブランコは撮ってないんだよね
ボリショイ・サーカス、満足
ボリショイ・サーカス、満足

サルサクラブで夜遊び

今日に満足して、ホステルに戻ってベットで横になってた。
パスカルが何やら準備をしている。
聞いてみると、サルサクラブに行くという。

「いく?」

というジェスチャーに、思わず速攻で「いく」と返事。

「オレはどこに連れて行かれるんだ」

という不安の中、マイペースなパスカルについて行く。
物乞いや怪しいタクシードライバーをかき分けて、ロシアのサルサクラブに潜入。

なお、入り口で自分の入場を断られたが、パスカルが説得。

人生初めてのナイトクラブがロシアのモスクワという。

なお、入場を断られたのは、ジャケットを預けるのに300ルーブルかかるのに、お金もってんのかっていう話らしい。
もってるわ!

クラブでは、パスカルの友人2人と女性3人がいた。
挨拶したんだけれど、名前は1人も覚えてない。エレナ?エリナ?

モヒートをカウンターで頼んで、アルコールをいれて、張り切るパスカル。
彼には、奥さんと3人の子どもがいるらしいので、単に踊りにきたらしい。
彼の友人2人は、やる気十分。

あれです。3対3のいわゆる合コンみたいなやつ。
予定になかった4人目の男にオレがなったがために、完全に邪魔者でした。
パスカル…

踊れない男

サルサの音楽に合わせてみんな踊る。
クラブの踊り場は、満員でスペースがない。

この日は、ダンスの下手な自分。
そして、ダンスが下手な人は、もてない、というのを肌で感じた。

周囲のマネで頑張って踊るが、理屈がたって、踊れてない。

誰か教えてくれ…

そう思った。
パスカルはマイペースで踊って楽しんでるし。

3人のうち1人の女性とよく踊った、というよりも踊ってもらったというべきか。

自分は、完全なマリオネット状態。カクカク….
リードもなにもない。

もっとも、相手も慣れている感じはなかったけど。
一番年下に見えたし。

パスカルと2人の友人は、さすが。
踊りがうまい。

ルックスもいいし、モテるな。
遊んでいるのがにじみ出てるけど。

今日の簡単な振り返り

2時を過ぎて、女性が次々と帰る中、自分も帰ることにした。
一番の美人さんがタクシーを呼んで、送ってくれることになった。

そんな人がエスコートしてくれるって、どんだけ素敵な人か。

夜のクレムリンのライトアップ。

この日は、本当にいろいろなことがあった。

いまのところメトロに乗るとき、荷物を100%チェックされる。
ひげのせいかと思って、そってみる。

あと夕飯は、丸亀製麺にいってみた。
安めでお茶無料。
外国人用のメニューで、照り焼きうどんとか麺のゆで具合もアレンジされていたと思う。

モスクワには丸亀製麺がある
モスクワには丸亀製麺がある
ロシアでの発音は「マルカメ」
ロシアでの発音は「マルカメ」
一番安い釜揚げうどん
一番安い釜揚げうどん
それなりにお客さんがいる
それなりにお客さんがいる
カウンター
カウンター

補足

ロシアの地下鉄は核シェルター

ロシアの地下鉄は、非常に深いところにある。
深さの理由は、核シェルターを兼ねているからだとか。

モスクワでは、一番深くてパーク・ポベディ駅(勝利公園駅)の地下84m。

なお、日本での一番深い駅は、都営地下鉄大江戸線の六本木駅の地下42.3m。

ボリショイ・サーカスの意味

ロシアのボリショイ・サーカス。
「ボリショイ」というのが「大きな・巨大な」という意味。

つまり「規模の大きなサーカス」
だから「ボリショイ・サーカス」は、数箇所ある。

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