【旅の記録】心が成長するときも痛みがある話:ポーランド【90】

ポーランド

11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録

2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。

巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…

初めての方はコチラから → 11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録と記憶

こんにちは、mickです。

昨夜に引き続いて、仕事でポーランドに来ていた日本の友だちと遊んだ日。
兄貴みたいな存在であるUださんにめっちゃ刺激をもらって脳を揺さぶられた。
自分が人ととる距離感の癖をいち早く見つけて、指摘してくれたのはありがたかった。
なにせ、自分では全然気づいていなかったから。

ウクライナで出会って、ここポーランドで会う予定にしていた人とは、自分の勘違いで会えなかった。これが結構失敗。
失意の中、次の目的地をドイツのライプツィヒに決めた。

日付:2017年8月16日(月)「友だちと」いう距離

日付:2017年8月16日(月)
地域:ワルシャワ
天候:晴れ

ノックノック

7時にセットした目覚ましが鳴る。
その後にノックがしてUださんが対応する。
どうやらKらさんのようだ。
朝食を8時としていたが、自分が部屋にとどまったことで7:30にするらしい。
そしてUださんの声でベッドから出る。

世界の旅にでてシェラトンみたいなところに泊まれたことが奇跡みたいなものだった。
湯船にも浸かれたし。
2段ベッドでもなかったし。
7:15くらいに飛び起きたので、サクッと準備していく。

高級ホテルのシェラトンの朝食

さすがシェラトンの朝食。美味しい。
オムレツは目の前で焼いてくれる。
チーズがうまい。置いてあるフルーツの数がそこそこ。
パン、スムージー、コーヒー、シャンパン、ソーセージ、フルーツポンチ、ヨーグルトなどなど。
挙げればきりがないもりだくさんなメニュー。
最初にはオムレツをとり、スムージー。
あとはフルーツにした。
フルーツは種類が少ないので、いちぶフルーツポンチにヨーグルトをかけておく。

Uださんが選び方が外国の人みたい、とのコメント。
席はKらさんが先に5人分をとっておいてくれた。
すごいな。まかせっぱなし。
5人で食べる朝食は美味しい。
久しぶりにしっかりとした朝食をとった。
出発は、9:20ということで各自部屋に戻った。

今日の予定

EちゃんはモバイルWi-Fiの電源とケーブルをなくして、Uださんはデジカメの充電器とバッテリーをなくしたらしい。
たまらず、黒はなくしやすいので白がいい、と伝えた。
あとで
ネタにUださんが使ってきて、さすがだと思った。

また誰かがノックする。Kらさん。
観光にはいかずに部屋でやることをやるそう。
チェックアウトが12時。
それを集合時間にした。

Eちゃんにメッセージを送る。
全部の荷物を彼女のところに置いて、観光に出かける。
タイムリミットは12時。
いまから3時間もない。
最初からそう思ってしまって、顔が曇る。

いつでも楽しむという気持ち

ホテルタクシーでショパンの心臓が埋まっているという、聖十字架教会へ。
入場料40ズウォティ(当時、約1200円)は高い。
自分がキャッシュを50ズウォティ出したが、結局はUださんがまとめてカードで支払った。
自分の押しの弱さが出る。

教会で、いやどこに行っても彼ら3人は大撮影大会。
自撮りから、撮り合いから、場所がどこだろうが本当に楽しそうにやってる。
眩しかった。
自分にはまったくないテンション。こんな毎日、楽しいに決まっている。
久しく忘れていた楽しさ、楽しむこと、自分gな好きなこと、を見せてもらった。
そんな大切な時間が過ぎる。

「友だち」という距離

Uださんは自分と自分たちとの距離に気づいており、ガンガン指摘してきた。
「距離とりすぎ!他人、通り過ぎの人か!仲間になりたくないのか!ほらまた離れた!近いのが落ち着かないんだろう!」
あまりの指摘にJこさんがしてきしてくれる。反面かまってくれるのが嬉しかった。

「こうやって自分の居場所を作っていくんだ!」
そういうUださん。そう自分は居場所がほしい、それだけ。

Uださんは、デジカメのバッテリー残量が少ないのにお構いなしに撮る。
それがすごい。自分なら残量を気にして撮影をセーブする。
まさに「今」を楽しんでいる証拠だ。

旧市街の方向に進む。いいと思ったらすぐに撮影。
テクニックはなくても、写真に必要な要素をもっている。
彼らのエネルギーに当てられながら、王宮広場に到着。

ワルシャワで自撮り大会開催

ここで自撮り大会が始まる。
各自の自撮りを見せ合うというもの。めちゃ楽しそう。
もち3人プラス自分での4人。よい背景を探して撮る自分。
みな好きなようにやる。とにかく楽しそう。
自分も楽しいはずだが、なにか引っかかっている。

自分は4パターンしか撮れなかった。
それを見せ合う。「勝つ」というキーワードに突っ込んでくるUださん。
この掛け合いは面白い。
せーので4人はスマホの画面に写った写真を見せ合いっこする。
それをデジカメでとるUださん。

1回だけで終わりかとおもったら、2回目もあった。
油断して、日本からのメッセージを読んで出遅れ、Uださんに「何してたの!」とつっこまれる。
Jこさんがフォローにはいる。
同じ気持ちだったようだ、うける。

1回目は自分、2回目はJこさん、が一番かな、となった。
3回目は失敗作の見せあい。
失敗のはずが、一番Uださんが決めてた。
「あー、楽しい」
そういうUださんが残る。

新世界通りでお土産を

王宮には入らずに聖アンナ教会へ。
入る前にアイスを買う。自分はソフトクリームの大きいのを買う。
それをかじるUださん。サイズとしてはいいが、時間がない中でのチョイスとしては悪かった。
食べるのをUださんに手伝ってもらいながら食べきる。

Uださん、超面白い。
みちゆく人に撮影を手伝ってもらっていた。
ついにデジカメのバッテリーがなくなったとかで、残念がってた。

時間がおしいからとタクシーで新世界通りへ。
かつてはスーパーマーケットがあったという前でおろしてもらった。
そうしたら反対側にスーパーマーケットを発見。
そこでみなお土産を買い始めた。
ジョーさんおすすめのチーズを探すEちゃん。
UださんやJこさんもそのチーズを買う。そのほかにはチョコレートを買っていた。
10ズウォティ(当時、約300円)もいかない安さに驚き。

Kらさんがメイクをしたい、というのでさきに帰ったUださん。
3人でホテルに戻る。
JこさんもEちゃんも自分の帰国を楽しみにしてくれているのが嬉しい。
Kらさんの部屋ではちょうどメイクが終わったところ。
おそらく萌えなのでよりかわいくなっていた。

荷物を運び出して、シェラトンの袋をもらい、皆はタクシーに荷物を入れて、Kらさんがチェックアウトの手続き。
荷物をつめて、全員とハグをする。
「次はバングラデシュね」
というKらさん。
半分本気、半分ジョークだろう。

いよいよ彼らともお別れ。寂しい。
車がみえなくなるまで手を振りあった。
Uださんからは最後に、ドイツに居るSすさんに合うように言われた。

自分のミスリード

ホステルに戻ると、約束をしていたSしの姿がない。

もう1日いる。

勝手にそう解釈していた自分。彼にメッセージを送る。
一気に喪失感が襲ってくる。
そして次の目的が見えなくなって、苦しくなる。
シェンゲンの90日も迫りつつあるので、もうSすさんに会いに行こう、そう思った。
クラクフ、そこからのアウシュビッツへは行かないで。

前のホステルの件もあって不安だったが、ランドリーサービスを利用する。
16ズウォティ(当時、約400円)と高い。

ポーランドの国立図書館

いまのうちに国立図書館へ行っておこうと向かった。
ホステルからは歩いて15分くらいのところで、少し離れたところにある。
便利の良い場所に国立図書館があることなんてなにのが今までのところ。

図書館周りは、公園のような木々で囲まれている。
駐車場に停まっている車の数が多い。そう思った。

中心地から行くと裏手に図書館の一般者用の入り口がある。
中はゲートがあるが誰でも入れそうだった。
透明な袋をもって中に入っていく人がいる。
これまで10以上の海外の図書館に行っていたために、すぐにわかった。
「必要なものはカバンから出して、透明な袋に入れて、残りはロッカーに預ける」

日記を袋に入れて、カバンを預けて中へ。
1階がリーディングルーム。2階がオフィス。
それも貸し出ししているようなオフィスだ。

こういう図書館も見てきた。
大きなホールを中心に、3から5つのリーディングルームがあった。
ある部屋は、テーブルの4分の3はうまっているかのような人の数。
他の図書館にない人数だ。それがここが比較的こじんまりしているとしてもだ。

ここも最低限の書籍しか直接探せない。
あとは係の人に必要な本を出してもらう。
セキュリティーや空間の利用にはいい。
ただ、本との偶然の出会いは減る。

比較的、人の少ない場所を選んで日記を書く。
ワルシャワにいるうちに、1冊目の日記を日本に送りたかった。
他の国よりは、郵便事情がよいからだ。

この国立図書館は、20:30まで開館しているので、20時までたっぷり滞在した。
色々当て溜まっていた日記を書くにはとても助かった。

友だちからの連絡

図書館で日記を書いているとき、Sしから連絡があった。
彼は早朝にベルギーのブリュッセルまで移動していた。昼過ぎには到着したんだという。
そう、すでに彼はポーランドを出ていた。
彼の話をミスリードして、ワルシャワに2泊する、そう思ってしまっていた。

たしかにキエフで16日にはブリュッセル行きの飛行機に乗る、そう話していた。
結構へこんだ。なので隠さずに話したかったトルンで殴られたネタ、そして会えなかった失敗を伝えた。
「また会えるさ」
そういう彼。

あいてはいつもの調子で冗談を言い合った。
南米に偵察いけだの、もっと殴られてこいだの。
彼とは会って時間はたってないが、親友になれる、肌感覚でそう感じた。
20:30終わりのところ、20時まで滞在。最高。

夕食は贅沢にお肉

帰宅中にマックに寄ろうと思ったが、目についたお店で肉を食べる。
日記がまだ残っていたが、ビールを注文。
うまかったが、合計で約61ズウォティ(当時、約1800円)は高くついた。
最初は、おてごろ、と思ったがそういうお店ではなかった。
後悔はしていない。
エネルギーチャージは大事、そう学んだから。

ホステルに戻って1人、日記の続きを書いていた。
ヒゲの手入れをしながら、のんびり。
24時近くになって、部屋には今日は誰も来ないぞ。
6人部屋を一人で独占できる、そう喜んでいると突然にキーの解除音が。
ヒゲの処理をしていたから慌てた。

相手にはごまかすように、夜遅くなので、来た驚きを伝えた。
ウクライナの女の子で、キエフからきて、これからベルリンにいくそうだ。
男女2人のドミトリー。警戒している様子。
状況と事実確認をされて、彼女は眠った。
明かりのこともあったので、テーブルを移動させる。
配慮して、日記を書き続けた。
延泊しようかどうするか。

土曜日泊が入って、宿代がめっちゃ高くなる。
それでいて今の分の日記帳を日本に送っておきたい、とするともう1日必要。
ほぼ延泊の気持ちの中、迷いつつベッドにはいった。

なお、頼んでおいたランドリーは、生乾きで返ってきた。
けれども16ズウォティもしたのに、適当過ぎる、と腹がたった出来事。

補足

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