【旅の記録】 夜行列車で到着したキエフ初日:ウクライナ【65】

ウクライナ

11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録

2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。

巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…

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こんにちは、mickです。

48時間という弾丸ベラルーシ滞在を終えてついたのが隣国ウクライナ。
ベラルーシの入国に比べてあっさりと終わった。

ウクライナは、そんなに豊かではない国。
そんな中でどこか人の暖かさを感じられずにはいられないところ。

到着した日は、旅人にきいたウクライナ日本センターを訪れる。

ここにいる日本の方に会いにいったのもあるけれど、この日は会えず。
でも、この施設の人たちの優しさにふれることができた。

日付:2017年7月22日(土)ウクライナ日本センター

日付:2017年7月22日(土)
地域:キエフ
天候:晴れ

キエフに到着と入国審査

列車内の朝、車掌さんから起こされる。
7:38にキエフに到着したら早速入国審査だ。

急いで準備して、シーツを生えして座って係の人を待つ。
最初、アジア人の自分に質問がある。

ロシア語かウクライナ語で、周囲の人が英語に訳してくれる。

「ウクライナは初めてか」
「何日滞在するのか」
「出国のチケットはもっているのか」

といった質問。
終わると去っていった。

で、もう一度審査。
通路を通る麻薬犬がいた。
小さくてかわいいやつ。

2度目の質問は、「ウクライナは初めてか?」くらいで終わった。
終わるときにもらえる「Welcome」はありがたい言葉。
それに同じ車両のスペースだった3人が「Bye」と送ってくれた。

ウクライナのSIMカード lifecell

ベラルーシのSIMカードをスマホにさしているわけだけれど、またGPSで位置を取らなくなって困っている。
いわゆる旅のコンパス、方向を失うのと同じ。
駅の北と南がわからずにうろつく。

駅の構内に、lifecell を見つけてSIMカードを買うことにした。

5GBの3G回線で、125フリヴニャ(当時、約625円)。
5GB+5GBらしいが、おそらく動画用の追加容量だろう。

設定は、店員がパパッとやってくれた。
SIMカード代金プラス125フリヴニャだと思っていたが、125フリヴニャだけ。
キャンペーンだろうか。

SIMカードもかったことで、位置情報が明らかになり、銀行を探しながらホステルに向かう。
1か所、窓口が土曜日でもやっていそうで、10:00からと勝手に確認して進む。
このとき、きちんと確認すべきだったとあとでわかる。

荷物の重さを感じて、また暑さで体力も削れるほど、キエフは暑かった。
1か所、人のいる銀行が開いていたが、店内のATMではお金を下ろせずに終わる。
外のむき出しATMでは怖くて使わなかった。

キエフの街並み

とにかくホステルに向かい、チェックイン。

荷物を置いて、シャワーだけ浴びさせてもらって、昼間で共有スペースで休む。
チェックイン前に少し、休みすぎだろうか。

現金が欲しいから、現金をおろせるATMをきいたらさっき行った場所だった。
レセプションでは最初、女性が対応してくれて、そのあとは男性になった。
お金の支払いのことをしきりに気にしていた。
自分は日本人だぞ、なんて思ってしまうのが切なく感じる。

チェックイン時間の13:00まで待たずに外出する。
ウクライナ日本センターにいるナカムラさんを探しに行く。

途中の道で、市場をやっていた。ハチミツいいな。
フルーツや野菜、ハムやチーズ、お菓子など色々売っていた。

最初にみた銀行は、休み。
仕方がなく外にあるATMでお金を下ろす。
扉からは人の姿がみえたので、いざとなったら人を呼んでもらえる気がしたからだ。
約10日分の4500フリヴニャ。

お金の札が大きいので、売店で炭酸水を買ってお金をくずす。
Kばさんとのロシアでのことを思い出しながら。

バスターミナルでは、客引きのエネルギーがすごい
物乞いもいる。子だくさんでまだ身ごもっている。無計画すぎる。

出前で野菜入りの揚げパンを買う。
6号と書かれたお店のおばちゃんがいい感じ。
ただロシア語かウクライナ語でさっぱり。
いくらか値段を尋ねてもさっぱり。
値段の表示がある揚げパンにしたけれど、美味しい。

ケバブ屋をのぞいたら、「こっちこいよ」だって。

「さっき食べたばっかりなんだ」

「じゃあ、次だな」

「そうだね」

そう答えると、笑顔で返してくれた。
彼らはきっと出稼ぎの人だろう。

ウクライナ日本センター

地下鉄に乗って、ウクライナ日本センターの近くまで。
地図アプリの maps.me に頼ってばかり。

何やら撮影をしているらしく、禁止ゾーンでは入ってはいけないよ、と声がかかった。

日本ウクライナセンターの建物は、閉まっていて入れない。
あれ、図書館はやっているはずなんだけどな。

別の入口を探して建物を一周する。
外の警備のおじさんが手伝ってくれて、呼び出しベルがあるのを教えてくれた。
このベルで、5、6回呼んでもだれもでない。

14:00から15:00では、休憩の時間らしいので、15:00まで待つかってことで日記を書き始めた。
すると、警備のおじさんが連絡をとってくれて、入れてくれた。

優しい。
お礼を言って、図書館のある4階に向かう。

1人の女性の係の人がいた。どうやらナカムラさんは休みで、来週は水曜日以外いるそう。
出直しだ。
彼女の日本語は、上手。さすがウクライナ日本センターの人だ。
せっかくなので中を見学させてもらう。

図書館の中は、日本語で溢れていた。
日本の小さな図書館にいるみたい。
望郷でセンチになっちゃう。
ここに居させてもらって、日記をかくことにした。

思わず懐かしい漫画に手が伸びてしまう。
最後の巻が、2002年5月というから、月日の流れに急に襲われる。

日記は、昨日の分と今日の半分をかけた。
日本でやっていることと同じ、旅の先輩の言葉では浮かぶ。

ちょうど日本では、心理学スクールのプロコースの卒業式が行われていた。
当時、2013年から2014年に現役の頃を思い出して、胸が苦しくなる。
あのとき、まさに夢の中だった。

図書館は、比較的安心できる場所なので来ちゃうんだ、と思う。
学校も授業中が一番安心した。
ときどき、自分は変わりたいのかわからなくなっている。
このまま旅を続けていいのか迷いながら、静かでパソコンの音しかしないセンターの図書館で思う。
ここは、18:00まで。17:30すぎまで滞在していた。

日本を出発して、ちょうど2か月。日本が強く恋しくなるころなのだろうか。

他の人の話を聞いてみたい、そんな気にも鳴る。
人と比べているような気もした。

センターの建物の人は、みんな親切にしてくれた。

月曜日、ウクライナの生活を含めてナカムラさんにきければいいな。

夕飯は黒いゴムの手袋で

食事のことを気にしながら、ホステル近くのメトロで下車。
ウクライナの地下鉄も、とても深いところにあって、地上にでるだけでも5から10分はかかった。
Google や maps.me に頼ってスーパーを探すが、パッとしない。

位置は、黄金の門のあたり。
この辺りも坂が多い。
キエフの劇場、赤の大学、公園でのイベント散策。

時間が過ぎていく。

自分をみつめながら、それでいて逃げるようにスマホでスーパーを探しながら。
見かける料理のお店も、メキシコ、イタリア、フランス、日本などさまざま。

スーパーのいちを確認して、ホステル近くのホットドッグとハンバーガーのお店にいく。
セットで500円と安くないが、肉が食べられる。
ホットドッグやハンバーガーを食べるのに、黒いゴムの手袋がついていてウケる。
野菜スティック、ポテト、ホットドッグのセットで注文。
体力の回復には、もう少しはいいところ。
店員もいい印象。

ホステルに戻って、仮眠をとってから、スーパーにいくつもりだった。

ホステルでは、アルゼンチンのマルコフが話しかけてきた。
大学のときに日本を学んだって。日本語を披露してくれた。
すごい。
またあとで。そういってベッドに横になったらよほど疲れていたのか、自分は朝までおきることはなかった。

一度ホステルに戻ったときに、宿泊代金の920フリヴニャを出したら、928フリヴニャっていう。
えっ、って返したら、920フリヴニャになった。
アルトゥいいヤツ。

シーツを受け取ってベッドメイク。

中国系オーストラリア人のスティーブンと英語で会話したら、英語を褒められる。
彼の装い、性格から思うのに嘘は言わないタイプ。
嬉しい人なった。ちょっと気取ったやつだけどな。

Elements Hostel
4泊 920フリヴニャ 6人部屋2段上
延泊1 230フリヴニャ

補足

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