三井住友カード「マイ・ペイすリボ」年会費優遇特典が改悪

三井住友カード「マイ・ペイすリボ」年会費優遇特典が改悪 LIFE STYLE

こんにちは、mickです。

海外を50か国以上を放浪した経験あり。

もしかして「マイ・ペイすリボ」で受けられる年会費優遇特典って改悪した?

そんな疑問に答えます。
私自身、この三井住友カードの利用者だったためにダメージが大きかったです。

実質「マイ・ペイすリボ」年会費優遇特典は無くなった

「マイ・ペイすリボ」年会費優遇特典とは

そもそも「マイ・ペイすリボ」年会費優遇特典とはこれです。

「マイ・ペイすリボ」に登録して、年に1回以上カードを利用すると年会費が半額、または無料になる

三井住友カードは、基本年会費がかかるのでこの特典は非常に助かっていました。

変わったのは年会費優遇特典の適応条件

「マイ・ペイすリボ」年会費優遇特典そのものに変更はありません。

変わったのは、この特典を受けられる条件。

 現在:「マイ・ペイすリボ」を登録のうえ、年1回以上のカード利用がある
改定後:「マイ・ペイすリボ」を登録のうえ、年1回以上のリボ払い手数料のお支払いがある

これまでは、「マイ・ペイすリボ」のリボ払いの手数料を払わなくても特典が適用でした。
これが、「マイ・ペイすリボ」のリボ払いの手数料を払わないと特典が適用になりません。

適用は2021年2月以降の年会費支払いから

「マイ・ペイすリボ」年会費優遇特典の適用条件変更は、2021年2月以降の年会費の支払いより発生します。

つまり、2021年1月の支払いが特典を受けるための「マイ・ペイすリボ」のリボ払いの手数料を支払う最後のチャンスになります。

そのため、「マイ・ペイすリボ」の支払い手数料を発生させる場合、対策はいまから始めていなければなりません。

⇒ 年会費お支払い月・適用期間早見表(三井住友カード公式)

改定の対象は、ほぼすべてのカード

改定の対象カードは、ほぼすべてといってよいでしょう。

  • 三井住友カード(プロパーカード)
  • ANAカード
  • JRカード
  • その他多数

今回、改定の対象にならなかったメジャーなカードがあります。

Amazonカード

このカードが特典の適応から外れてしまうと、Amazon Primeの年会費が、通常年会費の4400円(税込)よりも高くなるのでよかったなと思います。

⇒ 「マイ・ペイすリボ」年会費優遇条件改定対象カード一覧(三井住友カード公式)

マイ・ペイすリボとは

「マイ・ペイすリボ」とは、三井住友カードが提供するリボ払い(リボルビングシステム)の仕組みです。

毎月決まった金額だけカード会社に返済して、毎月の支払いをコントロールするものです。

例えば、ある月に2万円クレジットカードを一括で使った場合を考えます。

通常なら、翌月に2万円が引き落としされます。
これが「マイ・ペイすリボ」では、翌月に1万円が引き落とされます。
(ひと月の支払い金額を1万円に設定の場合)

一見、毎月に返済する金額が少なくてよさそうにみえます。
しかし、トータルのクレジット分(借金)が減るわけではありません。

むしろ、「マイ・ペイすリボ」では、実質年率15%という高い利子が付きます。

つまりトータルでは、借りた以上のお金を返済することになるわけです。

マイ・ペイすリボでちょっと計算してみる

「マイ・ペイすリボ」で2万円をひと月1万円で返済する場合、3回の返済で合計「2万118円」となります。

10万円をひと月1万円で返済する場合、11回の返済で合計「10万5560円」となります。

これだと手数料が合計「5560円」なわけで、年会費優遇特典で受けられる割引よりも高くなります。
(「マイ・ペイすリボのお支払いシミュレーション」より算出)

特典のために支払いをコントロールするのはリスキー

特典を受けるためには、「マイ・ペイすリボ」での返済設定を調整すればいけそうです。

しかし、これはオススメしません。

人間は忘れる生き物

よほど理性的に管理していなければ、「マイ・ペイすリボ」での返済設定を忘れてしまいます。
また、急な支払いにも対応できません。

蛇足ですが、よくある「月額初月無料」はこの「人間は忘れる」という性質を利用(悪用?)したユーザー獲得手法です。

既存ユーザーの選択肢は2つ

いま三井住友カードを使っているユーザーが選べる選択肢は2つです。

  • クレジットカードを解約する
  • クレジットカードのグレードを変更する

一番てっとり早いのは、クレジットカードを解約してしまうことです。
これで年会費から解放されます。

ただし、このクレジットカードが最後の1枚の場合は残しておいた方がいいです。
キャッシュレスの動きや格安SIMの支払いなどにはクレジットカードが必須だからです。

クレジットカードのグレードを変更する方法もあります。
こちらがオススメです。

ただし、クレジットカードの再審査が行われることには注意が必要です。

まとめ。新規の方は特典がないものとみるのが吉

海外で活動する場合、クレジットカードは欠かせません。

海外では、クレジットカードで支払いをするのは基本のこと。
これだけでなく、クレジットカードキャッシングを利用すれば現地ATMで現金を現地通貨で入手できます。

また日本もキャッシュレスの動きでだんだん現金で支払うメリットが減っているのも事実。

そもそも「マイ・ペイすリボ」年会費優遇特典は、年会費が下がってラッキー程度だったんですよね。
その特典が今回(実質)無くなってしまうから「改悪だ」「悪くなった」って思うわけですよ。

なので「最初から年会費優遇特典はなかった」と思っておくのがいいと思います。

クレジットカードは、最低1枚は持っておくべきでしょう。

クレジットカードのサービスでユーザに便利なものは、年々無くなっていく傾向です。
それでもうまく使うことで、よいサービスをうけていきたいですね。

以上、みなさまの助けなれば幸いです。

初稿 2020/08/21