11年務めていた会社をやめて35歳から始めた旅の記録
2017年5月出発した旅のことを、記憶と記録を頼りにつづってみようと始めました。
書き方などはだんだん良くなるはず(笑)なので、見守っていただけると嬉しいです。
※途中、記憶違いや文章の構成的にフィクションが入るかもしれません。ご容赦ください。
巡った順序 → 日本 → (韓国) → ロシア → フィンランド → スウェーデン → デンマーク → ノルウェー → エストニア → ラトビア → リトアニア → ベラルーシ → ウクライナ → ポーランド → ドイツ → チェコ → オーストリア → スロバキア → ハンガリー → ルーマニア → モルドバ → (沿ドニエストル共和国) → モルドバ → 続く…
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こんにちは、mickです。
めっちゃ移動したこの日。
弾丸ツアーで2つの都市、4つの古城を見て周った。
いま思ってもよく予定していたすべての古城4つをみて、リガに戻ってこれたと思う。
特に、スィグルダで3つの城がにらみ合っていたことをイメージ、見て取れるのが歴史を感じて心躍った。
夜には、偶然にもストックホルムで出会ったRまくんと会うことができたのがかなり嬉しかった。
旅の途中での再開は、ほんと奇跡を感じる瞬間だから。
彼が海外の人と関わる姿勢は本当に学びだった。
日付:2017年7月12日(水)ラトビア地方都市古城巡り
日付:2017年7月12日(水)
地域:リガ
天候:晴れ(夕立あり)
朝は別れから
この日は、リガでまる1日使える最後の日。
延泊も考えたけれど、今の部屋が満員で同じホステルにいられない。
だから移動することにした。
朝のときにまだ移動先の宿はとっていなかったけれど、8:30には他の人も起きはじめる。
アナは、ポストカードの続きを書いていた。
この日、アナとクロアチアのスィシャは出発する。
多くは話してないけれど、いい人たち。
自分は今日、郊外の2都市を弾丸ツアーすることに。
9時にはホステルを出る。
アナとスィシャにお別れを言って。
このとき、リガは晴れていたけれど予感があってカッパをカバンに詰め込んだ。
ラトビア地方都市弾丸ツアー開始
バスのチケットがどう買えるかわからず、また予定していた9:30のバスが自動発券機で買えない。
それで運転手から直接買うことにした。
カードは使えなかったけれど、無事にバスチケットをゲット。
最初の目的、ツェースィスまで。
ツェースィスは、リガから2時間10分ほどで到着。車窓の景色はあまり心にこなかった。
ラトビアの郊外に出れば何かを感じるかと思ったけれど、そうでもなかった。
それでも、菜の花に似た花畑は美しい。
この移動の間、心理学の同期からフェイスブックでメッセージをもらい、大雨の関係で実家を心配してもらった。本当にありがたい。
日本に、自分の家族を心配してくれる仲間が居るなんて幸せすぎる。
そんな仲間にできる恩返しはなんだろうか。
何が自分にはできるんだろうか。
まだ自分のことで手一杯の中でもできることはなんだろう。
ツェースィスで行く古城
ツェースィスに着いたら早速、ツェースィス城址に向かう。
ブログの情報を元に、お城までいく。
11:40着で、次のスィグルダ行きのバスは、14:00。
これを逃すと、次に行きたいスィグルダの城巡りが危うい。
ご飯食べてなかったけれど、食べている時間もないので、見つけたスーパーでクッキーを買っていく。
街は田舎な感じで人もまばら。
リガの旧市街では、お年寄りをあまりみなかったが、ここツェースィスでは目立つ。
それでも、観光地化をしてるのか、工事が目立った。
ツェースィス城址について、チケット売り場に並ぶと、目の前の2人が日本人でビビる。
田舎のツェースィス、しかもお城で会うなんてな。
ここは、旧城と新城、そして特別展示に分かれている。
チケットは別になっていることと、時間の関係で、旧城と新城の2つを買う。
旧城では、狭い穴をはしごで降りたり、ランタンを持って真っ暗な階段を登ったり、降りたり。
いままでにないお城で冒険ぽくて楽しい。
一部、修復作業はしているが、壊されたままのところもあるのが雰囲気があっていい。
景色は普通かな。
日本人の男性に声をかけてみたら、リトアニアから北上してタリンにいき、そこで日本に戻るそうだ。
写真を撮ってあげたら満足していた。
中庭で、中世の衣装を着た青年に、昔の遊びを教えてもらった。
石投げ、日本で言う竹馬、羊の骨転がし、竹馬なんて何十年ぶりかよ。
コツを教えてもらって、乗れたから嬉しかった。
彼は、1m以上の竹馬に乗せてみせた。
時間ないのに、中世の鎧を着せてもらって写真を撮る。
1ユーロと気持ちのチップを渡したけれど、直接ではなくてチップ入れにいれるべきだったと反省。
また、写真を撮ってくれる?英語をうけとず、スルーしてしまったのが心残り。
それに、これらの遊びが何年頃のものかをきけてないし。
ハーブの庭も面白そうだったけれど、時間の関係で省略。
ツェースィス城址の新城
ツェースィス城址の新城へ。
こちらは、博物館になっている。
展示はラトビア語が中心。
英語は別途用意していたので、それを写メしておいた。
時間に追われる旅ほどでもないが、今日は弾丸ツアーだからね。
新城の展望は眺めが普通って。
珍しさと普通の混在する、ツェースィス城址だった。
売店でまだ買ってなかった切手を購入。
あまりの安さにこれ国内用じゃないの?って不安になった。
ラトビアの人たちのドライさに疑心暗鬼になっている。
公園を少し入ったけれど、あまりキレイでなかったため、バスステーションに向かう。
途中、街の中心で街らしい通りをみつけたが、工事中で景観が残念。
実家への定期報告
先日、友だちに連絡をつけて頼み事をしたので、報告に実家に電話。
自分の声が聞けたからか、両親も安心した声をしていたと思う。
雨の影響は実家にないのは幸い。
姉に用事があるのを察する父に思わず否定する。
自分もまだまだだ。
スィグルダで行く古城
バスの時間もあったから通話終了。
バスステーションで乗り場と時間を確認して、次の街のスィグルダへ。
ツェースィスからスィグルダへは、40分でいけるみたい。
スィグルダでは、トゥライダ城とスィグルダ城址、そしてクリムルダ城址をめぐる予定。
同じスィグルダでもそれぞれのお城は、多少距離があるのでやっかい。
一番遠いトゥライダ城から行く。
ここへのバスが、15:10。スィグルダについたのが14:55。
トゥライダ城行きのバス乗り場までは、1km。
早歩きと駆け足で向かう。
インフォメーションで日本語ガイドと帰りのバスをきいてから向かった。
トゥライダ城
バスにも間に合ってトゥライダ城へ。
大きな公園がついているトゥライダ城。
公園を歩いて木々の間からみえるそのお城はかっこいい。
赤褐色の壁が緑に映える。
お城付近にきて初めてチケットを持っているか確認された。
持っていない人は、どうやらトレッキングルートで来た人らしい。
ちょっとした検問みたいで面白い。
物見の塔にのぼる。
約150段の階段を登ると、360度見渡せるところにでる。
空気も景色も良くて気持ちがいい。
他の建物の中は、博物館になっている。
どうも復元されると博物館になってしまうのが、世の常らしい。
博物館の展示内容は、ラトビア語でちんぷんかん。
だが、この地方の歴史の古さと長さは感じることができた。
クリムルダ城址への道
次にクリムルダ城址へ。
バスで向かおうとするが、売店の人が乗り場が違うと親切にしてくれたがーー
「バスターミナルに向かうこのバスでは、クリムルダ城址へは行けないぞ」
乗ろうとしたバスの運転手がそういう。
困ったな、そう思った矢先。
「行き方を教えるから乗りなさい」
地元の人らしき女性が声をかけてきた。
「ふもとのバス停で降りて、そこから山を登ること。もしロープウェイに乗るのなら30分おきにでてるから。最終は、18:30ね。1度に10人しか乗れないから。帰りのバスは、同じ乗り場だからうまく計算してからいくのよ。あ、あれがグートゥマニャ洞穴よ」
通り過ぎるバスから観光地の教えてくれて助かる。
素晴らしい出会いだった。
少しラトビアの評価が回復した(笑
お礼を言ってバスを降りると突然夕立が。
急いでカッパとカバンカバーを取り付ける。
用意がカンペキでにんまり。
バスは通り過ぎたけれど、グートゥマニャ洞穴を一度見ておきたかったから、浮気心が芽生えて、向かう。
が、道を半分過ぎたところで、残り時間を考えて取りやめた。
クリムルダ城址を優先することにした。
この間にすれ違った犬連れの親子は何を探していたんだろうな。
クリムルダ城址への道は、トレッキングレベルだが整備されていて気の階段を登るだけでよかった。
それでも雨の中、カッパの中が蒸れること、帰りのバスの時間があることで、急ぎ足に。
汗をかかないようにしながら歩く。
Kばさんの言葉がでてくるけれど、慣れてないからコントロールできなかった。
階段を登りきったところで遠くに見えるトゥライダ城址にときめく。
雨は止まず、カッパは脱げない。
森に住むダニのことを思い出しながら、クリムルダ城址に到着。
もはや、城壁1枚だけ。森の中にあるだけで、雰囲気そして時代を感じられる。
ここで、ロシアの親子のオヤジが声をかけてきた。
「洞穴には行ったか!」
「いや、時間がなくていってないんですよ」
「閉まっているのか!」
通じてない。
ジェスチャーを交えて訂正。
日本から来たというと、何か日本語を言おうとしていた。
【こんにちは】のつもりを【ありがとう】と言っていた。
ロシア語で挨拶をしたら、めっちゃ喜んでがっちりと男の握手をして別れた。
子どももバイバイって。天使か。
スィグルダ城址
ここでミス。ロープウェーが17:30にでると思ったら、17:10にでたこと。
そして、新城があるのは、クリムルダではなくて、スィグルダの方だったこと。
このロスで帰りのバスを18:50から、19:50のに変更することになった。
そしてさらに帰りのバスに乗るバス停は、遠いところへ変更せざるえなかった。
ここスィグルダに来るバスで、ストックホルムでであった、Rまくんと会えることがメッセージでわかった。
少し帰りが遅くなってしまうな。
クリムルダ城址の近くの集落で猫に癒される、かわいい。
17:40のロープウェーに乗る。
なんか係の子、挨拶なし、目を合わさないなど無愛想すぎてめちゃ怖い。
ロープウェーは途中、熊の人形があって子どもたちを喜ばせていた。
係の女の子が怖すぎて、景色どころではない。本当、ずっとスマホいじっているし。
それでも降りるときも挨拶をした自分偉いわ。
スィグルダ城址へ向かう。
途中、工事中かとあせったが、お城は大丈夫だった。
スィグルダ城址は、ボロボロのお城がいい感じ。
下手に修復されるよりも、そのままの方が自分は好きみたい。
ここは客も少なかった。
1、2組くらいきて、そしてすぐに帰る。
それでも、トゥライダ城、スィグルダ城、クリムルダ城址がにらみ合ってたと思うと心躍る。
ここスィグルダ城から、トゥライダ城が見える。
リガとタビトモ
満足してバス停へ向かう。
時間もいい感じ。
小腹は空いたけれどそのまま。
ピザの誘惑には勝った。
こんな田舎に富士フイルムの看板を掲げたお店があったのは嬉しい。
バスターミナル前の噴水をみてみると、高校の学祭を思い出していた。
バス停に着くと、カップルのうち男性が話しかけてきた。
英語が得意ではないみたいだけれど、リガに帰る彼女を見送るところらしい。
彼女に甘える彼をみて、前の自分を思い出す。
バスに乗って、Rまくんに連絡しておく。
タビトモから学ぶこと
リガには、21時に到着。
ターミナル内にいたRまくんと再会、喜び合う。
彼はマルタに5日いって、バカンスを楽しんだみたい。
ケバブを食べても良かったけれど、彼が従量制のお店をしっていたからそこに行った。
餃子みたいなのを中心にした料理。
何を盛っても重さで値段が決まる。
牛や鶏、豚、野菜などをが安くてうまい。
ケリーともここに来ればよかったな。
食後は夜道の散歩。
フリーツアーで得た知識を彼に提供した。
喜んでもらえてよかった。
彼とは、ストックホルムで別れてからの旅の話をした。
彼から学ぶことは多い。
外国人とやり合うとき、一歩も引かない。
常に攻めていく。
語学も英語とスペイン語が話せる。しかも独学でだ。
旅の移動中にフレーズを覚えて使っていったそうだ。
それでも自分がラトビア語で挨拶が帰ってこない話をすると、その現地の言葉をまず使おうとすることを褒めて認めてくれた。
今の自分にはなくなってしまったものだって。
自分からすれば、3つの言葉を話せるから十分なのだけれどね。
暗くなる空を、橋の上で見て、教会の近くのバスカー音楽を聴き、別れを惜しむかのように、12時過ぎまでいた。
ヌードバーの客引きと彼のやりとりは忘れられない。
断るのに、握手するまでもっていくっていう。
ひとつのことをいろんなパターンで言える、これが外国語を使えるかどうかの境なのだそうだ。
彼は、来年また海外にでるという。
また会えることを祈り、安全を祈り、セルフィーをして握手してハグをしてお別れだ。
ホステルでの夜ふかし
ホステルでは、ナタリーがいて、ナイトカヤックに参加したらしい。
楽しかったとか。
ウクライナの話、泊まっていくのかという話、旦那との馴れ初めの話、日本語を使っていてくやし思いをする話し、最後は新婚のときに出演したテレビ番組の出演映像を見せてくれた。
この回、自分もこれ観た記憶あるんだよな。
そんなので夜がふけ、4:00になり、ケリーの残したビールを飲むのを忘れた。
Rまくんが、マルタでギリギリまで泳いで飛行機を逃しそうになり、時間に追われてイラつく自分が嫌いっていう話は同意だったな。
明日は、余裕をもつために、一緒にケバブをテイクアウト。
お店の人の非効率の悪さを2人で突っ込んでいた。
すべての注文をとらないで、ピリオドで区切るから、帰る客もいる。
注文を取るだけ取ればいいのにって。
補足
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